本部
汝の力を示せ!
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 0人 / 0~0人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/06/29 19:00
- 完成予定
- 2016/07/08 19:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2016/06/29 07:43:45 -
質問卓
最終発言2016/06/28 02:12:39 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/27 23:26:52
オープニング
●トカゲ市名物
中国の地下、それは密かに静かに活動していた。名を蜥蜴市場(シーイーシーチャン)。通称トカゲ市という。俗に言う闇市である。
多くは地下にあるとされるが、地上にも稀に存在するらしい。このトカゲ市が初めて摘発されたのは中国でのこと。当時は中国内部のみと目されていたため、「発見された地名+市」で呼ばれていたが、アジア各国(日本に置いても事例が幾つか発生)でもあることが判明。
更にはトカゲのしっぽのように摘発されるととっとと切られてしまい、大元を掴めない。そのせいか、一定期間空けて再び現れることからトカゲのようだと言われるようになり、結果として「トカゲ市」と総称されるようになった。
ただ、トカゲ市は怪しげなものは勿論のことだが、奴隷の販売やオークションも行っている。そればかりではなく、貴族の娯楽という名目で、闘技場が設けられ、賭けが行われている。
闘技場は場所によって、ルールは様々で、オーナーも異なる。誰によって選任されるのか不明だが、いつの間にか選任されているのだ。そして、ここにも一人オーナーとなったものがいた。
●闘技場の主
「はぁああ、随分と面白みに欠けるなぁ。アンタもそう思わねぇか、土(トゥ)さんよぉ」
壁一面をモニターにした部屋。そこにはソファに腰かけたライオンの頭をした男とその後ろにはスーツの青年がいた。男はモニターを見つめたまま、青年――土へ声をかける。土は「もともと興味ありませんから」と淡々と答えれば、「それはそれでつまらねぇやつだな」と男は笑う。
「ただ、笛吹からあなたが面白いであろう提案を持ってまいりました」
「ほぉ、どんなのだ?」
「H.O.P.Eの人間を招待すればよいと」
モニターから視線を外し、目を爛々と煌めかせる男に土は何の感情もなく、そう告げた。それがどういう意味があるのかを理解した男はガハハハと大口を開けて笑う。
「そいつぁ、面白れぇ。あのブタどもも喜ぶに違いねぇ」
「H.O.P.Eの人間が万が一、人を殺せば、それだけでH.O.P.Eの信頼の失墜にもなりましょう」
「それにH.O.P.Eの奴らだったら、こんな奴らとは違って、楽しそうだ」
「といいますと」
「招待状に俺のことを書いておけ。なおさら、来るだろ」
男が一瞥したモニターの中ではガリガリにやせ細った男たちと屈強な男たちがリングの中で戦っていた。それを見て、それよりもH.O.P.Eの連中の方が面白そうだと舌なめずりをする。
「と、いうよりもだ、笛吹さんはそのつもりなんだろぉ」
「えぇ、まぁ、その通りです。愚神であるあなたの存在を書いて送れば、彼らは討伐に動くでしょうと」
「それでいい。雑魚が来るよりもそっちの方が面白い。殺り合えるからなぁ」
今までの奴らはあまりにも一方的過ぎてつまらなかったと男は語る。土は「そうですか」と相槌を打ち、「では、私はそれだけですので、失礼します」と男に頭を下げた。
「デルクス、おめぇ、さっさと土さんを喰っちまえよ。そのほうが面白いぜ」
目をモニターに戻した男はそう部屋にいない誰かに告げる。
『余計なお世話や。これはうちの獲物や。うちがいつ食べるかやなんて、あんたらに関係あらへん』
少女のようなその声は土の胸元にあるマリーゴールドの形の宝石から発せられた。土は自身が食材のように扱われているにも拘らず、その表情は一切変えない。
『胜人(シォンレン)、笛吹が待っとる』
「えぇ、そうですね。では、シーズさん、ご健闘をお祈りしておきます」
再度一礼をすると土は闘技場を、トカゲ市を後にした。愚神シーズは「ご健闘ねぇ。心にもねぇことをよくいったもんだ」と呟き、すぐに来るH.O.P.Eの人間の襲来に心を踊られた。
●闘技場からの招待状
彼がそれを見つけたのは偶然だった。偶々、面白い依頼がないかとメメント・モリ(az0008)はH.O.P.Eを訪れていた。そして、依頼の中から面白そうな依頼を見つけ、ニッと唇を釣り上げる。
「俺様にピッタリの依頼じゃねぇか」
依頼はこうだ。
『中国のとある地下にトカゲ市の存在を確認。その地下にある闘技場にて愚神と思われる存在が匿名の通報により発覚。尚、この愚神は闘技場のオーナーであるようで、闘技場のゲームを勝ち抜くことによって姿を現すらしい。よって、不本意ではあるが、そのゲームを勝ち抜き、愚神の討伐を願う。ルールは以下に記す』
ルールのところにも目を通し、メメントは少し面白くなさげに口を尖らせる。
「一対一じゃねぇのかよ。まぁ、それでも七対七だろ。つーことは、あと六人か」
頭をぼりぼりと掻いたメメントは「よし」と頷くと、ゲームに必要な人数を集めるため、偶々近くにいた君たちに声をかけた。またはSNSを利用し、そこでも募集をかける。
「なぁ、愚神の野郎をブッ飛ばしに行こうぜ!」
解説
ゲームを勝ち抜き、愚神を撃破せよ!
【】はPCの知らない情報となります。
●闘技場
7×7のリングが中央に置かれている。【他にある設備はカメラが数台とそれぞれ挑戦者が出てくる入り口が二か所。カメラはどこかにその映像を放送をしているようだ。】
【●対戦相手
大小あれど、一般人。借金の担保として連れてこられたもの、賞金に目が眩んだものなど様々である。逃げ出すものも勿論いるが、本気で挑んでくるものもいる。】
●ルール
武器有りのなんでも有りの7対7バトル。対戦相手をリングの外に出す。もしくは殺すと勝ち。気絶はカウントされない。3連勝ち抜くと賞金がもらえる。その賞金を対価として闘技場のオーナーと死合を行うことができる。
●闘技場オーナーと側近
・デクリオ級愚神「シーズ」(詳細は不明)
【ライオンの頭をした男。頭以外は通常の人間のようで、武器はメリケンサック(打撃部が棘)を使用。攻撃範囲は1。大振りの攻撃や連続攻撃が多め。
・ミーレス級従魔「ホウズ」×6
猿人型従魔。武器はトンファー。攻撃範囲は1。基本は単調な動き。身軽で人一人の上を軽々と飛び越えることができる。】
●同行NPC メメント・モリ
共鳴状態で参加。積極的に攻めていく姿勢。何かあれば、プレイングへ。
●その他
「●闘技場の主」はPL情報になります。また、トカゲ市については、愚神討伐が最優先とされているので、アクションを入れる必要はありません。
マスターより
えー、東川です。
今回はゲーム方式の戦闘となります。ただ、最後以外は一般人なので、よくよく考えて戦うようにしてください。愚神たちの思惑通りになってしまうのか、それを打ち払うのかは皆様次第ということですね。
そして、改めて、メメント・モリをお預かりすることになりました。ちょっと前任の方とは違うかもしれないため、ややこしいですが、そこは東川のメメントとして受け入れていただければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/07/08 23:06
参加者
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相談卓
最終発言2016/06/29 07:43:45 -
質問卓
最終発言2016/06/28 02:12:39 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/06/27 23:26:52