本部
暴走「鳥」特急
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/05/28 19:00
- 完成予定
- 2016/06/06 19:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2016/05/28 13:16:58 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/25 22:19:03
オープニング
●
どこまでも広がる大地、遮るもの一つない広い空。
まばらに低木が生えているだけのサバナを疾走する集団がいた。
集団は砂煙を巻き上げながら一直線に駆けて行く。
進路上にある草木、岩、逃げ遅れた動物までも跳ね飛ばし、ひき潰し、ひたすら一直線に。
砂煙の間に見え隠れするのは逞しい二本の足、丸みを帯びた体、長い首に嘴を備えた頭部。
その集団はこのサバナに棲息する鳥類、レアに似ていた。
かつては確かにそうだったのだ。しかし周囲の景色に溶け込む地味な色をしていた羽毛と体色は毒々しい程赤い。
長い足と首は二回りは膨張し、大地を蹴る爪はどの肉食獣よりも大きく鋭かった。
従魔と化した集団はひたすらに走る。
広いサバナで獲物を探し回るよりもっと効率のいいライヴスの狩場を求めて今はまだ遠くにある場所に目を付けた。
それは農業で生計を立てる人々が多く住まう町だった。
近年住民も増えて町も広くなりサバナ観光のために外から人が訪れるようにもなったが、発展した町と言うにはいささか遠くのどかな日々を送っている。
その日常が跡形もなく蹂躙されるまで、誰一人として明日も同じ日々が続く事を疑わなかった。
●
「朝早くからありがとうございます。早速ですが、依頼の内容を説明させていただきます」
従魔発見の報告を受けて集まったリンカー達に告げられたのは、デクリオ級従魔がミーレス級従魔を引き連れ町に迫っていると言う話だった。
町はそれほど大きいものではなく、住民のほとんどは農業で生計を立てている。従魔に対する防備などない。
しかし、従魔が迫っている事を知っても農業を営む人々の多くは農地を放棄して町から離れる事をよしとしなかった。
「住民は自分達で小屋を解体したり古い道具や木箱、とにかく使えそうな物をかき集めてバリケードを作り、最後まで農地と町を守る気でいます」
彼等の先祖が心血を注いで開拓し農業を始めた土地であり、周りからの助けもなく自分達で作り上げた町だと言う自負がそうさせるのか。
元々農地の周辺は動物避けのフェンスで囲まれている。そこをバリケードで補強し、ありったけの武器を持ち出して従魔に対抗するつもりでいるらしい。
警察の避難勧告を聞かないどころか、町で生まれ育った警官たちは我こそがと率先して町の防衛に乗り出している。
「まだ幼い子供やその母親などは避難させたそうですが、老人などはいざとなったら自分達が餌になるとバリケードの近くに待機しています」
しかし、住民の覚悟をあざ笑うように従魔はバリケードを突破し、そのまま町に突入する。
そして手当たり次第に建物に突撃して中にいる住民ごと文字通り蹴散らして行くのだ。
「犠牲者を出さないためにも、皆さんには町の外で従魔を討伐してもらいます」
現地ブラジル高原のサバナはまばらに低木が生える程度。
特に従魔が走っている付近にはちょっと背の高い草程度のものしかない。障害物は特に気にせず走れるだろう。
「こちらから乗り物と運転手を用意します。皆さんの中で免許をもっている方がいればご自分で運転しても構いません」
当日は現地に到着後、観測を行っている職員の誘導従って走り、従魔を発見次第交戦開始と言う流れになるだろう。
「普段とは勝手の違う戦闘になると思います。事故に気を付けて討伐を行って下さい」
解説
●目標
デクリオ級一体とミーレス級三体の従魔の討伐
●状況
時間・天候:午前中・晴れ
ブラジル高原の真っただ中。サバナを爆走する従魔を追撃します。
戦場はまばらに低木が生えている平野になります。一般人は周囲にいませんが、特殊ルールで戦う事になります。
従魔と並走できる乗り物に乗って従魔を発見した所から開始となります。
免許を持っている年齢であれば自分で運転する事もできます。
参加者全員が免許を持てない年齢だった場合はH.O.P.E.職員が運転します。
●特殊ルール
このシナリオの戦闘はチェイスルールが適用されます。
どんな乗り物に誰が運転し誰が乗るのか記載して下さい。
記載がない場合は適当に振り分ける事になります。
・乗り物
『バイク』:運転手の他、後部座席かサイドカーに乗れます。
『ジーブ』:四人乗りのジープです。
『その他』:ご自分の愛車や愛馬など持っている方がいれば一般的に乗れる人数、種類など記載して下さい。
F1カーやUFOなど、明らかに一般車両でないものは避けて下さい。
ちなみに馬は軽車輌扱いです。
●敵
・従魔『ヴェルーダ』
毒々しいほどに赤い羽毛に覆われたデクリオ級従魔。
頭にトサカのようなこぶがあります。
・能力
魔法は一切使えない物理攻撃特化ですが、蹴爪と嘴にBS効果があります。
『蹴爪』:鋭い爪がついた足での蹴り。低確率で出血(減退)のバッドステータス効果。
『嘴』:先端が鋭く尖った嘴による突き技。低確率で出血(減退)のバッドステータス効果。
『体当たり』:低確率で衝撃により判定達成値が減少します。
・従魔『メリエント』
ミーレス級従魔が三体。メリエントA、B、Cがヴェルーダの前に重ならないよう横並びになって走っています。
・能力
こちらも魔法は一切使えない物理攻撃特化です。
『蹴爪』:鋭い爪がついた足での蹴り。
『体当たり』:低確率で衝撃により判定達成値が減少.
マスターより
茶茸です。足が遅いです。速く走れたら気持ちいいだろうなと思っています。
しかしいくら気持ちよかろうが犠牲者が出る走りはよろしくないですね。
今回は従魔とのカーチェイスです。周辺に障害物はありませんが、従魔が体当たりして来ますので充分注意して下さい。
リプレイ公開中 納品日時 2016/06/07 16:00
参加者
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相談卓
最終発言2016/05/28 13:16:58 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/25 22:19:03