本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/05/24 07:30
- 完成予定
- 2016/06/02 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/22 00:01:57 -
祭りだっ!!
最終発言2016/05/24 02:20:52 -
質問卓
最終発言2016/05/23 10:10:19
オープニング
●蒼く白む香港
香港の戦いは終わった。
エージェントを中心とするH.O.P.E.は、古龍幇との衝突を回避し、愚神の策謀を打ち破った。
香港の周囲をぐるりと取り囲む結界——本来ならば目に見えぬ、時折ライヴスの燐光きらめくそれは、勝利の象徴でもあった。香港は今や、世界でも有数の安全な都市となったのである。
香港の市街地を散策していたエージェントたちが街角を曲がったとき、ガラの悪い集団とばったり出くわした。
「あ……」
「……ふん」
男たちはぷいとそっぽを向いて脇をすり抜けていく。小さな英雄は舌を出してあっかんべえまで見せているが、そこに一触即発という様子は無い。エージェントたちは思わず苦笑いを浮かべた。
H.O.P.E.と古龍幇はこの地において英雄同士が争う危険を悟り、国際会議での妥結発表に向けて交渉を本格化させつつあるという噂だった。市街地では一時避難者たちの帰宅が始まり、戦闘で損傷を受けた建物やインフラの修理も始まって、建設作業員らの元気な声が飛び交っている。
香港の海へと視線を転じるエージェントたち。
結界の壁にきらりと燐光がきらめいた。香港の街に残った戦いの傷跡も浅くはないが、それも、この輝きが目に入れば無駄ではなかったと感じられた。
● 提供はグロリア社でお送りいたします
「祭りに出るわ」
君たちを集めて遙華はそう言った。
あまりに唐突な一言に、君たちはポカーンと口をあけた。
「饅頭祭を知ってる?」
饅頭祭とはブッダの誕生日だと言われる旧暦の4月8日から7日間開催されるお祭りのことで。中国の長洲島を上げて行われる一大イベントだった。
「友好の証にって古龍幇から枠をいくつかもらってね。それであなた達にはグロリア社名義で出し物を行ってほしいのよ」
内容はこうだった。
昼間の目抜き通りをぐるりと一周練り歩くパレードが開催される。
この祭りはもともと、伝統衣装や、獅子舞、龍舞などを披露する場であったが。世界蝕以降積極的に英雄たちの世界の文化も取り入れパレードの多彩さは増したのだという。
「古龍幇が祭りのしきりだったから当然よね。まぁそこまではよかったわ」
だが、住民たちはそこで気が付いたそうな。
英雄たちの伝統衣装がありなら、もうなんでもいいんじゃね?
そして今では中国古来の伝統衣装にプラスして、英雄世界の伝統衣装。大衆的娯楽の仮装。つまりアイドル衣装やアニメのコスプレなどで参加すると言ったカオスが出来上がっていたのだ。
「それに私たちは参加します」
遙華の計画としてはこうだ。
「まず班を二つに分けるわ、取材班と仮装班」
仮装班には各々のテーマを決め行列を取り仕切ってもらう。
そして仮装に参加しているリンカーたちを取材班が取材し。一つの番組にする。
「仮装班はチームをいくつか決めてもらいます。チームごとにテーマを決めてもらうわ」
テーマとは何でもよい。英雄の世界の文化を前面に押し出した衣装に身を包んだ集団でもいい。
アイドルたちが歌いながら目抜き通りを闊歩してもよし。
単独で愛と勇気を振りまく魔法少女でもいいし。
殺陣をやりながら、演奏をしながら行進してもいい。
「そして一つの班には演出用の人員を二十名まで貸し出すわ」
この人員とはグロリア社の社員であるが、リンカーたちの指示を的確にこなす優秀な人材を集める予定だ。
集団でありながら一つの生物のような、そんな連携を発揮してくれることだろう。
だから君たちは心配せずに、やりたい演出を考えてくれればいい。
「まぁ、感覚としてはパレードね、演出は派手にしてもらって構わないわ」
紙ふぶきを散らす、花火を打ち上げるなど、演出もグロリア社の技術を使えばお手の物である。そのための機材も貸し出すという。
「リンカー同士でチームになってもいいけど最低二班欲しいところね。そしてテーマに沿った衣装や小道具は全てグロリア社で仕立てるわ」
衣装はもちろん、小物も大盤振る舞いで。グロリア社の試作品も複数貸出可能。
「あ、言い忘れていた。この祭り伝統として少女を神輿に担がないといけないみたいなの。その少女も選出しないと」
神輿に担がれる少女は別にそこにずっといなければならないわけではない。要は少女を仮装させてシンボルに掲げればいいのである。
「年齢は……。まぁ十代なら許されるんじゃない?」
そう遙華はしゃべり終えると、口が渇いたのかミネラルウォーターを一口飲んだ。
「お祭りだからね。長らくにらみ合っていたライバル組織との親睦会の意味もあるのよ。だったらグロリア社が資金を出し惜しみする理由はないわ。派手に行きましょう」
「そしてあわよくば、出し物の部でMVPをとるのよ!」
そう遙華は締めくくり、全員に資料をまわし、細かい打ち合わせに入った。
「そう言えば、テレサも饅頭祭来てるのよね?」
遙華はロクトに問いかけた。
「そのはずよ、観光でね。エージェントも引き連れて。何をするつもりなのかはあまり詳しくは聞いてないけど」
「ふ、ふーん、そう」
遙華はそっぽを向いて頬を赤らめる。
「スケジュールに空きがあったりしないかしらね」
「スケジュール? さぁ、よくわからないけど、同じ島の中なんだから、会えないこともないと思うけど?」
「…………、ちょっと声をかけて見てよ」
「え? いやよ、めんどくさい。それにいまさら何を恥ずかしがっているの? 昔はだって、テレサおねーちゃーんって言って……」
「わー、わー、やめてよ。恥ずかしくなるじゃない。わかった、わかりました。自分で声をかけるわよ」
「全くもう、世話の焼ける」
そう言いつつテレサのスケジュール確認のために連絡を入れるロクトであった。
● 貸出アイテム一覧
・エンジェルス・ビット
八枚の薄型スピーカーを空に浮かべて音を届ける機器。マイク繋げば声が、楽器とつなげばその音が出力される。
・プロモネアバンド
腰と腕にワイヤーを取り付けて空を飛んでいるように見せる技術。
光などで工夫すればワイヤーは見えない。工夫で様々な使い方ができると思われる。
・HANABIバズーカ
人畜無害な光の塊を発射する。光の玉は空ではじけるが熱くないし安全。
花火のように見えるが、光の粒の色や落ちる速度など細かく調整可能。
解説
目標 とにかく楽しむ。あわよくばMVPをとる!
まず班分けが必要です《取材班》か《仮装班》を選んでください、班によって役割が変わります。
《取材班》
・原則二名
・出し物に対してのリアクションやコメントが要求される。
そのためあらかじめ皆さんの出し物の内容がわかっていないとリアクションがつらくなると思いますので、取材班のためにこんなことやるよ、と教えておいていただければと思います。
《仮装班》
・二チーム以上必要
一チーム最低一人のPCが必要、つまり英雄と能力者は別のチームに参加することは可能。
・グロリア社社員を人チームで二十人程度貸出可能。
使うのが難しかったら、仮装させて行進させるだけでいいですよ
* 遙華は取材班を希望していますが、しかしPCで二人選出された場合は遙華は仮装班に行きます
全体の流れ
0(場合よっては、事前準備の風景も撮影します)
1饅頭祭の取材、おいしい食べ物やいろいろ
2パレード開始。パレードを見ながら全員に取材をして生きます。
取材内容は特になければ下記の質問のうちいくつかを答える形で。
取材班の方は別の質問を考えても構いません
・この仮装のテーマは?
・苦労した点は?
・先日の戦い参加してた? 参加してたらどうだった?
・古龍幇の人とは仲良くできてる?
・番組を見ている人に一言
3 パレードが終われば全員でご飯を食べつつフェードアウト。
上記が大まかな流れです。
マスターより
こんばんわ、鳴海です。
今回のテーマは、お祭り。まんまか。
あわよくば学校祭みたいな、みんなで作り上げていく楽しさ的なものを演出したいなとか思ってます。
突然ですが、鳴海お祭り大好きです。雰囲気が好きですね。一番好きなのは地元の、にぎわってるんだかにぎわってないんだかよくわからないお祭りで。おいしいものがたくさんあってうれしいんですよね。
ちなみにこの饅頭祭は三つの部に分かれておりまして。
この後。藤たくみMSと電気石八生MSがリリースされるはずです。
エージェントもたくさん巻き込んでお祭り楽しんでる雰囲気が演出できればいいなって思います。
それではよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/06/01 14:09
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/22 00:01:57 -
祭りだっ!!
最終発言2016/05/24 02:20:52 -
質問卓
最終発言2016/05/23 10:10:19