本部
ヒラナが望んだ景色
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 7人 / 6~15人
- 英雄
- 7人 / 0~15人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 7日
- 締切
- 2016/03/14 22:00
- 完成予定
- 2016/03/23 22:00
掲示板
-
【相談】演劇控え室
最終発言2016/03/14 21:27:43 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/03/14 21:26:48
オープニング
●
ヴィラン組織が行動を開始し始め慌ただしくなっているH.O.P.Eに、空気を読む事をしらない女性が訪れた。受付の案内で、オペレーターの元へ届けられる。
「ヒラナさんですね」
それが彼女の名前で、ヒラナは頷いた。
「依頼をしたい事があるのだ」
「内容も承っています。確か、演劇に関する事でしたよね」
「うむ」
この日より前に、ヒラナは手書きで依頼内容を綴った紙を送っていた。洗練された筆跡で、紙にはこう記されている。
――H.O.P.E
突然の便り、失礼する。
私はこれから、この世界に文豪として名を周回させるヒラナと申す者だ。
周回させると書いたが、まだその域に達するには時間を要する。私は無名で、ただの英雄でしかない。だが申し分ない程の実力を兼ね揃えているつもりでいる。
そこで、協力を仰ぎたいのだ。
金がない。
この便は借金の申し出とは違う。まず初めに劇場にて、私が脚本を描き、その演劇を行うところから始めたいのだが、劇場を借りるお金、人を借りるお金が全くない。
そこで、かつて友人が言っていた言葉を思い出しこうして筆を執る事にした。
実に勝手な依頼ですまないが、人手の貸し出しを行ってもらえないだろうか。できれば、熱意のある者がいると助かる。
明日、詳しい話をしにいこう。そこで人手の使い方を説明する。
――
消しゴムで消した跡も残り、書くだけで時間を結構要しただろう手紙だ。オペレーターは少し複雑な表情を見せた。
「申し訳ないのですが、現在はヴィランズの組織が大きく動いており、人員は組織討伐のための依頼にほとんどが駆り出されています。なので、あまり緊急性ではない依頼に関しては……」
「何ッ。だから慌ただしかったのか……。うーんだが、うーん……」
ヒラナもまた、頭を抱えた。一時一時を大事にしなければならないこの時、あまり身勝手な事はできずにいる。ただ、それはヒラナの住む世界でも同じ事であった。芸術家である彼女はいかに自分が気まぐれ気質なのかを分かっており、今ある熱意がいつ消えるかという時間との勝負の中を生きているのだ。鉄は熱いうちに打てという。行動を起こした今すぐに熱意を打たなければ、チャンスはいつくるか分からない。
「なんとかならないのかぁ……?」
微々たる物だが、ヒラナは駄々っ子の視線を飛ばした。
「招集をかける事はできますが……。望んだ結果になるとは限らないかと思います」
「結果がどうであろうと良い。虚しい結果に終わったらおそらくそれは、天の神が忠告しているのだ。するべき事ではないと」
「失礼ですが、無名の芸術家ならば、まずはコンテストに作品を応募してみる所から始めても……」
「もう言われておる。だがな、そのう。私は一つ気づいてしまった事があって、いろいろ踏まえて人手を借りたいと言っているのだ」
「気づいた事とは、なんでしょうか」
「私の元いた世界とこちらの世界の価値観は違うという事だ。よく考えればそうだったのだ。元いた世界で通用したからといって、こっちで通用するはずがない。前の私はそこに気づかず、阿呆な事をやっていた。だからこちらの価値観を分かっている面々に脚本作成を手伝ってもらう事にもした」
「なるほど……。分かりました、ひとまず招集をかけてみます」
「首を長くして待っているぞ。後これ、ポスターだ。せっかくだから作ってきた。手あたり次第町中に貼って回ってくる。じゃあさらばだ!」
機械的な口調でしゃべっていても、いくら無機物を装っていても心というのはあるものだ。オペレーターは優先順位が低い依頼だと言いつつも、揃って、彼女の世界がハッピーエンドを迎える事を望んでいる。淡い期待をよせつつ、ポスターを読んだ。
「ここに書いてある事をそのまま依頼内容にしても問題なさそうね」
パソコンのキーボードに両手を置き、さっさと仕事を始めた。
解説
『演劇協力者案内』
主催者 ヒラナ・コロンボ
助手兼役者 宮本 武
演劇に協力してくれる者を募集するぞ!
☆仕事内容
以下に陳列する。
・脚本手伝い
・役者(協力してくれる者全員が出てくれると助かるぞ)
・宣伝
・劇場の確保。他雑務
・掃除。 (立つ鳥跡を濁さずだ。演劇後の掃除をしてくれる者も募集するぞ)
☆協力者資格
資格問わず! 誰でも参加してもらいたい。熱意のある者は特に求む!
☆演劇脚本、テーマ
話によると、近ごろは戦い戦いで騒がしいらしい。そんな時だからこそ、『愛』をテーマとした物語にしようと思っている。舞台は江戸時代の日本だ。
愛といっても様々あるが、ここでは親子愛と異性愛を出そうと思っている。
それ以外の事は協力者のみんなと考えたい。
☆役者へ
今回の演劇では、私は役者としては登場せず観客席で見守っている。存分な演技力を活かして頑張ってもらいたい。
☆テーマソング
実は誓約相手の宮本からテーマソングという話も出ているのだ。演劇なのだから、舞台の最後に全員で歌う、のだそうだ。だがそこに関しては私は全く分からない。
あわよくば協力者の中に作曲できる者がいたら、ぜひ作っていただきたいと思っている。これは絶対ではなく、あればいいな、程度だ。
●総まとめ
協力者(エージェント)の仕事内容
・脚本手伝い
・役者
・宣伝
・雑務(小道具用意、劇場確保等)
・作詞作曲(絶対ではない)
熱意ある者の参加、首を長くして待っているぞ。
マスターより
エージェントの皆様方、勤務お疲れさまです。
ヒラナの言葉不足を少しだけここで補います。脚本作成に関する事なのですが……。
簡易プロットの作成→登場人物の設定決め→簡易プロットの複雑化、脚本追記……その他という手順で行います。
はい。物語を最初から作るんです。テーマこそ決まってはいますが。更に物語を作るだけでなく、小道具の用意や劇場の確保等他にもする事がありますので、混乱しないように掲示板を複数作っておく事を推奨します。
ヒラナと皆さんとの仲介人として、NPCの坂山をつけておきます。質問がありましたら随時彼女に。
それでは、宜しくお願いします。
「……人来るといいね、ヒラナ」
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/03/17 21:24
参加者
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依頼前の挨拶スレッド
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