本部
ヴィランズになりたい!
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 5人 / 0~6人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/02/09 22:00
- 完成予定
- 2016/02/18 22:00
掲示板
-
教育的指導方法の相談
最終発言2016/02/08 21:19:24 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/02/09 00:18:14
オープニング
●
世界中で起きる様々な事件を調査、観測しているHOPEには民間からの情報や依頼なども多く届く。
その処理をしていた職員の一人がなんとも古めかしい封蝋を施した封筒を発見した。
「なんだこれ。いたずらか?」
内容を確認した職員は眉をひそめたが、HOPEにこんな悪戯をする者がいるだろうか。
少し悩んだ後、職員は事実確認を行う事にした。
その結果手紙の内容が悪戯でも冗談でもないと知って奇妙な顔をする。
「やっぱり若い内はこじらせるもんかねえ」
自分も若い頃はと思い出しそうになった黒歴史を慌てて消し去り、職員は依頼主との会談の場を設ける用意を始めた。
●
依頼主が待っていると言われ入った部屋には一人の男がいた。
白い髪に眼光鋭い赤い瞳。褐色の顔の右側にはタトゥーが施され、流線型の黒い鎧を纏った姿は黒騎士と言う表現がぴたりと合う。
名はガドル・ゴルドラ。この世界に来て十年の英雄である。
ガドルは名乗った後、沈痛な表情で言った。
「若様が悪の道に走ろうとしているのです」
ガドルが若様と呼ぶ少年ティリオ・アロンソは、古い貴族の血を引く家に生まれた。
両親は気品に溢れ穏やかながらも芯の通った紳士淑女であり、ガドルはその人柄に惚れ込んだ。
両親たっての願いでティリオと契約したのだが、その後両親は事故で他界。ガドルは遺された息子ティリオを見守り育てる事を誓った。
「若様は利発で礼儀正しいお子であられた……」
それが13歳を数えた頃から様子がおかしくなった。
悪い言葉を使うようになり、髑髏や悪魔をイメージしたアクセサリーや服を欲しがり、怪我もしていないのに包帯を巻く。
最近はやたら共鳴状態になって褐色肌に白髪赤眼の青年となった自分の姿を鏡で見てにやけるのだ。
どういう事かと聞き出した答えは……。
「私はヴィランズになるんだ!」
これまでの奇行はすべてヴィランズとして相応しい男になるための準備だったらしい。
ティリオはガドルと契約した事で自分が選ばれし存在なのだと夢想したのだろう。
「恥ずかしながら、私では若様をお止めできませぬ」
身内なためかガドル相手では逆に意固地になって行動がエスカレートする一方。
そして遂にガドルが同行しないのをいい事にスクールで秘密(のつもりで)結成した『闇の使者』の活動を始めようとしている。
不良はともかく、ティリオは契約者。一般人相手に悪を行うのは簡単である。
本当に悪を行えばガドルとの契約は破棄され、ティリオは遺産を狙う輩も多い世に一人残される事になる。
「若様をまっとうな道に戻すため、お力添えを願いたい!」
この際痛い目に遭っても構わないと過激な事を言い出すガドル。
「悪に走れば取り返しのつかぬ事になりましょう。それを思えば病院送りの一度くらい安いもの!」
ともあれ、一人の少年の未来はリンカー達に託される事になった。
解説
●目標
ヴィランズになりたがるティリオ・アロンソを改心させる
●状況
町の郊外にある空き家。時刻は休日の昼。
周辺6mに民家なし。罠もありません。
悪の道に憧れる少年ティリオ・アロンソが学校の不良を集めて『闇の使者』の活動を始めようとしています。
●ガドルからの提案
・HOPEの立場から説得する
・ヴィランズを装い拒否する
・悪人はこうなるのだ! と肉体言語で教え込む
ガドルからは上記の提案が出ています。
これはあくまでガドルからの提案なので、作戦は皆さんが自由に決めて下さい。
●人物
『ティリオ・アロンソ』
十四歳の少年。金髪に緑の瞳、小柄で中性的。
ガドルと共鳴状態になると褐色肌に白髪赤眼を持つ長身痩躯の青年になる。
紳士淑女の見本のような両親を持ち「清く正しく逞しく」を地で行くガドルに育てられたが、中二病を発症。
自分に相応しいのは『混沌たる闇に満ちたヴィランズの世界』だと思い込んでいる模様。
・能力
実力はHOPEの新人リンカーよりは上、中堅にはまだ技術が追い付かずといった所。
剣を使った白兵戦が得意。能力的にも物理攻撃力・防御力に優れ、体力も高め。
共鳴状態なら魔力を剣に纏わせ飛ばす事もできます。
範囲は剣の間合い。射程は最大5m。貫通はせず、ダメージ判定が魔法のため威力は低い。
『ガドル・ゴルドラ』
元の世界では騎士として生きて来た英雄。ティリオの両親の願いを聞き入れ契約した。
なんとか改心してもらおうとしているが逆に意固地になられて現在に至る。
共鳴状態でも主導権はティリオに渡し黙って見守る。
『闇の使者』五人
15歳~17歳までの不良少年。ティリオに絡んで叩きのめされ舎弟になった。
今ではティリオの中二病に感化されてすっかりその気になっている。
・能力
ナイフを所持。能力は普通の少年。
同年代の相手を恫喝するか殴る程度の経験のみ。
マスターより
茶茸です。中二病です。身に覚えのある方がいらっしゃるかも知れませんね。
どんな手を使ってもかまいません。こじらせてしまった少年達の悪への憧れを叩き潰して下さい。
ちなみに少年を改心させるための行動が中心になりますので、戦闘があった場合も描写はあっさりしたものになります。
リプレイ公開中 納品日時 2016/02/18 17:28
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教育的指導方法の相談
最終発言2016/02/08 21:19:24 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/02/09 00:18:14