本部
絆を信じて
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/12/19 15:00
- 完成予定
- 2015/12/28 15:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2015/12/17 07:58:37 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/14 22:02:37
オープニング
ここはどこだろう、君はあたりを見渡す。
そこは虚無。
上も下も、右も左も、時間も空間も何もない場所。
そこに、あなたは一人きりだった。
そう、『独りきり』だった。
君はその異変をすぐに感じた、直後己の相棒の名前を呼ぶ。
しかし、いつも隣にある温もりも、安心をくれる声も。頼れるその姿も今はなく、ただただ孤独だった。
ここはどこだろう、再び最初の疑問に戻る。
何も記憶がなかった、ここに来る前の記憶も、なぜ英雄が傍らにいないのかも。
それでもいいか、君は目を閉じる、闇が心に冷たくしみいってくるのがわかった。
* *
「はははははは!」
悪趣味な赤と黄色のマス目模様、その中央に玉座があり、高らかな笑いの主がそこに座っていた。
「噂のリンカーがどれほどのものかと思ったが、おもちゃを取り上げられるとただの人だな」
そう高らかに笑うのは、パペットマスターと呼ばれる愚神だ。
彼を討伐する任務の最中、愚神の罠にはまりエージェントはゾーン内に存在する、『夢が現実になる場所』という場所に幽閉されることになった。
「さぁ、どう殺そうか」
その言葉を発した直後、部屋の端から鎖を引きずる音が聞こえて来る。パペットマスターが振り返ると、捕獲したリンカー、そのおつきの英雄たちが鎖で縛りつけられ壁に貼り付けにされていた。
「なんだ? 不服か?」
パペットマスターはにたりと笑い、空中に浮かぶ靄のようなものを見上げた。その靄の向こうにリンカーがそれぞれ闇の中で迷っているのが映し出されていた。
「生意気だな、そうだ、君たちの友情を試そう、そうだ、そうだ。それがいい。信じたもの、愛した物に裏切られた時の悲鳴は一級品だ。私のコレクションにふさわしい、くははははは」
* *
ここはどこだろう、幾度の問答を繰り返したが、変わらず君の頭の中に答えが芽吹くことはなかった。
「…………」
思わず君は、ここにいる理由を相方に尋ねようと口を開く、しかし傍らに君を守ってくれる英雄の姿はない。
その時、君たちの心の中に、わけのわからない感情が湧き上がっていくのを感じた。
怒り? 悲しみ? 戸惑い? 裏切? 絶望?
違う、これは喪失感。そして無力感。
英雄がいなければ自分はこれほどまでに無力。そんな思いが君たちの心を支配していた。
そんな時。闇の向こうに光が見えた、そしてシルエット。
その影は君たちが見慣れた相棒の姿だった。
君たちは闇の向こうに走った。
そして、とある空間に出た。
燃え盛る町、そして血しぶきにぬれ、人を食らう。
君たちの相棒の姿。
なぜ、どうして、そんな言葉をかけようと口を開こうとする、けどできない。ショックが大きかった?
それだけではない、英雄の、自分の相棒の名前を、君は思い出せなかった。
声にならないかすれた声だけがむなしく、その空間に響く。
やがて、かつて英雄だったそれは振り返り君たちを見つめる。
そして君たちに言葉をかけた。
「契約はここまでだ、これからは君を頼ることはない」
* *
「こういう演出はどうかな?」
パペットマスターは下卑た笑みを浮かべる。
リンカーたちに見せている映像は全てパペットマスターの作り出した幻影。しかしドロップゾーンの中で徐々に正気を削り続けたリンカーたちにとっては本物として映るだろう。
「君たちの友情が、儚く脆いものだと証明してあげるよ」
そうパペットマスターは趣味の悪い演劇を開始した。
* *
幻影はあなたの大切な相棒の姿と声であなた達に語りかけてきます。
幻影が語りかけてくるのは以下のような言葉です。
「誓約を破棄してほしい」「君のようなリンカーとはこれからやっていけない」「これからはパペットマスターと共に人を殺していく道を選ぶ」
また、この空間は全て幻想、そして原材料は英雄の記憶です。よって英雄の昔住んでいた場所、心の奥に眠る望みなどが反映される場合があります。その場合、風景やシチュエーションが変わることもあります。
パペットマスターは誓約を破りたくなるようなシチュエーションを組み立ててくるでしょう、それに抗い勝利して、絆を取り戻してください。
解説
目標、幻影からの脱出。シャドウリンカーの撃破
能力者の皆様へ。
まず皆さんはパペットマスターの力の影響で、頭がぼんやりしています、そのおかげで英雄の名前を思い出せない。なんとなく目の前にいても現実身がない。そんな事態に陥ってます。
目の前の英雄が偽物であることに気が付く。もしくは誓約を貫く姿勢を崩さないことができれば、相棒の名前を思い出せるでしょう。
英雄の名前を叫ぶことが、この世界を脱出する鍵です。
英雄の皆様へ
リンク状態でない限り、マスターパペットの束縛を解くことは難しいです。だからと言って何もできないわけではないです。
あなた達と能力者は絆でつながっています。
強く呼びかければあなたの思いを、言葉を伝えることができるでしょう。
シャドウリンカーについて。
シャドウリンカーは、今回この任務に参加するリンカーの能力をコピーしています。
能力をコピーしているので、リンカーたちが使えるスキルと同じ効果を持つスキル、武装を使用します。ただしステータス自体は劣化しているので、連携して敵にあたることができればまけることはないでしょう。
パペットマスターについて。
実はこの愚神自体には戦闘能力は皆無です。というのもシャドウリンカー自体がこのパペットマスターの力の大部分なのでシャドウリンカーを倒してしまえばほとんど一撃で仕留めることができるでしょう
PL様へ
今回は英雄をクローズアップするシナリオにする予定です。
ようは、能力者に英雄の理解を深めさせるために、英雄の情報を幻影として出す回になります
能力者と英雄の絆を深めるチャンスになりますので、協力していただければと思います。
それではよろしくお願いします。
マスターより
今回はシリアス回です。こういうパートナーものにありがちな、絆が壊れかけるシナリオです。
しかしこんなちゃちな愚神程度にどうにかされてしまう程度の絆なんて持ち合わせてないですよね?
幻影にかっこよく打ち勝っていただきたいと思います。
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/26 02:08
参加者
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相談卓
最終発言2015/12/17 07:58:37 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/14 22:02:37