リンクブレイブ

【能力者との出逢い】死の淵に在って身体を機械化する事で生き延びた娘が、寝台の上、未だ意識覚めやらぬ中で『何故』を繰り返していた。その声は『何故自分がこんな目に』という悲痛の声。その声に引かれたのだと英雄は思う。何故ならば自分も火刑に処された魔女であったから。その身を焼く炎の熱さに苦しむ中で同調した。今は忘れたが。【性格】貼りついた笑顔。その表情は殆ど変わらない。思う侭に事を成し続けた魔女。本来の性格は奔放で皮肉屋で弁舌家で能動的。興味を向けたものは如何なる手段を持ってしても必ず手に入れる。しかし能力者の境遇を知って自身も生き延びた今、能力者は運命共同体。そして憐れで愛おしい生きた人形、愛玩動物。記憶の大半は失われたが深層の意識下で、似ても似つかぬ無気力な娘が、自分と通じるものがあるとして、無自覚の同情、庇護の心を湧き起こさせる。日常は籠る能力者を表に引き摺り出し、振り回し通しだが。

ダウナー気味な夜月。貼りついた笑顔で押しが強いメタリカ。メタリカの押しに振り回されている夜月。夜月曰くメタリカは『我儘なでかい馬』、メタリカ曰く夜月は『可愛いハムスター』互いにペットを連れている感覚。

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