本部

夜は墓場で・・・

睦月江介

形態
ショート
難易度
普通
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
6人 / 4~6人
英雄
6人 / 0~6人
報酬
普通
相談期間
5日
完成日
2017/06/02 19:12

掲示板

オープニング

●異形の熱血指導
 東北地方、某所。人気の少ない墓地に、複数の小さな影と、2つの大きな影があった。元々夜の墓地というのは不気味なのでそうそう人が立ち寄る事は無いにもかかわらず、その場所は謎の活気があるようにも感じられた。
「そんな事じゃミーレス級にもなれんぞ! ン熱血指導だぁ!!」
 声を張り上げている大きな影のうち1つは、明らかな異形であった……否、墓場に存在する影は全て異形なのだがこの個体は特に際立っていた。2mに達するだろうかという巨躯、人間ではあり得ない4本の腕……その腕には竹刀やらバットやらが握られているがそれもどこか禍々しいオーラを纏っており、通常の竹刀やバットではないのは一目瞭然だ。
「その調子だ! 気合を入れろ! お前達が成長した時こそ、俺もドロップゾーンを生み出せる、新たなステップへと進むのだ!!」
●楽しい……な?
「愚神の討伐をお願いします」
 HOPE職員が表情は変えずに、だが反応に困っているんだろうなぁという様子で対象についての説明を始める。
「識別名『デビルトレーナー』。デクリオ級でその名の通り、ドロップゾーン形成のために下級の従魔を鍛えているようです。現状ではミーレス級が1体、イマーゴ級が5体確認されています。ミーレス級はイマーゴ級たちの中から成長したもののようで、デビルトレーナーの補佐をしてイマーゴ級を鍛えつつ彼らにライヴスを供給する役目も担っているようです……放っておけばミーレス級がさらに増えるでしょう」
 そう言って、わずかに確認されたらしい映像を見せるが、これは職員が困っても仕方ない気もした。4本腕と人間ではあり得ない発達の仕方をした筋肉を持った魔人が昭和の漫画にでも出てきそうな熱血教師さながらの姿をしているのだから。そして、それ意味あるんだろうか? とツッコミを入れずにいられない様子として走り込みをしているイマーゴ級らしい小鬼の姿も見えるが、これも体操服っぽい服を着ていた。しかも不思議と嬉々として取り組んでいる様子が見え、運動会のように見えなくもない。楽しいのだろうか?
「目的はデビルトレーナーのみです。ミーレス級は可能であれば一緒に排除してもらいたいところですが、他は逃がしてしまってもそれほど問題にはならないでしょう」
 夜に墓場で運動会とか、どこの妖怪漫画家だろうかとか思わなくもないのだがふざけた外見でもデクリオ級であり、油断はできない。しかも目に見える形で配下を成長させているのだから危険の芽は早めに摘まなくてはならない、と職員は念を押してエージェント達を送り出すのだった。

解説

 夜の墓地で配下を鍛えているデクリオ級愚神『デビルトレーナー』を撃破してください。攻撃は近接攻撃のみですが物理耐久は高めです。
攻撃は2種類。
・赤のン熱血指導! 赤いオーラを纏った竹刀でしばきます。物理攻撃です。
・青のン熱血指導! 青いオーラを纏ったバットでしばきます。一見物理攻撃ですが魔法属性です。
 ミーレス級の『シャドウマネージャー』は配下のイマーゴ級を逃がそうとするので積極的には戦闘に参加しませんが、攻撃に反応して回復と防御力強化を行いつつ近接攻撃をしてきます。こちらも赤いオーラを纏うと物理防御上昇、青いオーラを纏うと魔法防御上昇です。

リプレイ

●逃がさないために
「夜~は寝床で――」
『なりません景久様!!』
 島津 景久(aa5112)は某有名な歌を変えて歌おうとし、すかさず新納 芳乃(aa5112hero001)が止める。うん、助かります。メタな話寝床で運動』的なアレは場合によっては年齢規制的な話になりかねないというのもあってとにかく色々とまずい。
 まあそんな別次元の話は置いておいて。景久は芳乃に不満げに返す。
「ぎを言うな芳乃よ。墓場は死者ん……そいから、ヤツん寝床ばなるとこじゃ」
『敢えて伺いますが、ヤツとは?』
「決まっちょろう。大将首よ!!」
 分かり切ってはいたが、一応確認した。これではっきりしたが、いざ愚神と戦うとなれば景久はまっすぐ相手に突っ込んでいくだろう。
『育てるならライブスを供給すればイイんじゃナイデスカ?』
 キャス・ライジングサン(aa0306hero001)のもっともな指摘に対して、鴉守 暁(aa0306)は持ち前のマイペースを崩さないままに答える。
「外部要因で体型が変化したりするのは英雄と同じだろー? だから全く意味がないわけじゃないんだよねー。ほっとくとマッシブな戦闘集団ができあがるよー賢いねー。まあ勿論未来への禍根の芽は摘まなきゃあね」
 そう、今回の相手は外見こそふざけているが配下を育てるという異質ながらもある意味堅実な作戦を実行しているのだ。暁の指摘通り、放っておくとマッシブで面倒な従魔に成長するかもしれない。その横で不良座りでタバコ吸っている、一見はやる気ナシのチンピラに見えるのは火蛾魅 塵(aa5095)。
「……ックク……熱血体育キョーシ……ったら、不良が定番だよなァ~あ? そう思うだろトオイ?」
『………そうなのですね、マスター……』
「そーなんだヨ…クク……無愛想だなテメー……ってかおい……火! あくしろよ」
『は……はい……』
 塵に粗雑な態度をされ、おどおどしている人造天使壱拾壱号(aa5095hero001)、トオイは傍から見るといじめられているようにも見えるがこれで彼らは平常運転である。
「トオイちゃんをいじめている時間がもったいないよ、早く準備をしよう?」
 教師という職業柄、それとなく文句を言う世良 霧人(aa3803)に対しても、のれんに腕推しな態度で返す塵。
「あ~俺ちゃん、モク中なワケ。仕事はスッからラスト一本吸わせてヨン?」
 実際は既に準備を始めていて、地面に穴を掘り、ロープを張り、ブルーシート被せ落とし穴を用意するところまで煙草ラス1を吸い終えるまでに仕上げていた。
「俺ちゃん、ココに居るんでェ~え、反対からコッチに追い込んで貰えねーッスかねぇ~え?」
 しかもちゃっかり周辺地図まで準備していた。その手際を見て仕方がない、といった様子で軽くため息をつき、霧人は呟く。
「それにしても……夜の墓地とか怖すぎるんだけど。こんな所で戦うの?」
『大丈夫ですよ旦那様。相手はお化けではなく変な愚神ですから。』
 クロード(aa3803hero001)は霧人に心配する事は無い、と微妙に表情の読みづらい猫の顔を向けて告げる。確かに彼の言う通りなのだが、変な愚神だからと言って油断してはならない。大事な事なので二回言いました。
 結果から言えば、この準備が今回の依頼成功に大きな貢献をすることになった……戦う前から勝負は決している、という言葉があるが今回はまさにその典型例といえる内容だったかもしれない。

●意外なほど有能だった
 デクリオ級愚神『デビルトレーナー』はそのふざけた容姿と言動の割に、有能だった。夜、エージェント達の姿を確認するや否や配下に撤退命令を出したのである。
「頭数はともかく、能力的にはあちらが上だ! マネージャーよ、教え子達を連れて撤退するのだ! 殿は俺が引き受ける! 教え子達よ、俺の熱血指導の成果を見せる時だ! とっとと行けぃ!」
 彼我の戦力差を一瞬で理解した上、追撃されても一番生存率が高い自分が殿を引き受ける……こんなのが力をつけたら、待っているのはどう考えても厄介な敵だ。そのふざけたノリがかえって実力を見誤らせる可能性も高く、控えめに言って敵に回したくない相手と化すだろう。そういう意味では早く発見できたのは運が良かったかもしれない。
 当初の予想通り、防御も捨て、ただ只管に首を獲らんがために突っ込む景久。
「おまんが大将が! 首置いてけ! さもなくば、腹切れ!!」
『大人しく切腹したらどうするのです』
「なあば潔し! おう、腹切れ、腹!!」
 妖怪腹切れとなりながらも首を獲るべく突っ込んでゆく景久に、霧人が続く。その姿に張り切るように4本の剛腕を振り回して構えるデビルトレーナー。
「大人しく腹を切ってやるつもりはないな! 代わりにどうすれば楽に死ねるかン熱血指導してやろう! まず指導その1、脳天をかち割ってやれば一瞬で……むおっ!?」
 大きくバットを振り被ったところに衝撃波が撃ち込まれ、その巨体が思わず怯む。逢見仙也(aa4472)が墓碑の陰からレーギャルンを使用したのだ。だが、そこからすぐに畳みかける、というわけにいかなかったのは4本腕故の利点か。2本の腕で態勢を立て直しつつも、残りの腕で武器を構え、しっかりと防御姿勢をとっていた。
「先生とやりあうときはいかに出し抜くかが醍醐味だよな?」
『逃さないように気をつけろよ?』
 ディオハルク(aa4472hero001)もまた、楽しそうに同調する。
「ええい、俺の隙をついたのは評価するがこれからという戦いに水を差すとは! 漢の浪漫のわからん奴め、俺が美学というものをン熱血指導してやる! 出て来い卑怯者!」
『卑怯? こそこそ墓周りを汚す奴に言われたくないなぁ?』
「性格悪くて物騒な墓守がいたもんだ。あー後お前ら今なら墓堀もサービスつくぜ?」
 デビルトレーナーの声を、二人は飄々と聞き流す。冷静に聞くとどちらも間違ったことを言っていない(ように聞こえる)のだから、ある意味空恐ろしい。
「青春と筋肉は墓でやるもんじゃねえよ?」

●足元注意
 無駄にハイテンションでバットやら竹刀を振り回すデビルトレーナーの指揮の下、逃走を図った『シャドウマネジャー』及びイマーゴ級従魔達。だが、エージェント達は彼らもまた逃がすつもりは毛頭なかった。
「特訓してたデスね、熱意には応えなくてはなりマセン! さぁセルウス! 特訓の成果を見せる時デース! 今こそ壁を超える時デス!」
『……どちらの味方ですか、シェルリア?』
 討伐対象を応援するというシェルリア(aa5139)の行動にため息を漏らすクロノメーター(aa5139hero002)。もう、今日何度目のため息だか数える気も失せてしまう。正直なところ、愚神のあの見た目とあの暑苦しさ、ノリにはついていけなかった……さっさと終わらせて帰りたい、というのが本音だった。シェルリアの方は
「情熱のグライヴァー! 嫌いじゃありマセーン! 敵ながらその熱血ぶり天晴ナリ! デース!」
 なんて、準備段階から結構ノリノリだったというのが、かえって質が悪かった。シャープポジショニングを用いて射撃に最適な位置に陣取ったクロノメーターの視線の先には、一心不乱に走るイマーゴ級の姿……確かに懸命な分応援したくなる気持ちはわからないでもないが、その必死の走りも戦線の離脱には届かなかった。霧人が守るべき誓いを発動、デビルトレーナーと従魔を逃がそうとするシャドウマネージャーの意識を引いて行動を妨害していなければ、あるいは気付いたかもしれないが突如イマーゴ級達の足元が沈んだのだ。原始的でありながら、現代までなお使われ続けるシンプルイズベストを体現したような罠……落とし穴である。足元の注意を怠ったがために、彼らの運命は決してしまったのだった。

●狩りの時間だ
『景久様、あれは……』
 芳乃の声で、状況の変化を認識した景久はデビルトレーナーに向け声を上げる。
「……おい大将首、俺は分かっだど。おまんさぁの弱点は、ヤツらじゃ! 果たしておまんに、手塩にかけた大事な教え子ば守れっがのう?」
 くるりと背を向け、落とし穴に慌てふためく従魔の方へ駆け出す。
「ほれ、追いついてみぃ。そげんのろまで、なぁにが熱血指導じゃ!」
 デビルトレーナーが追ってくるよう挑発を繰り返しながら走る。デビルトレーナーはタフネス、パワーに優れそれなりに足も速いものの遠距離攻撃を持たないため結局走って追ってくるしかない。そして、事前に罠を張った場所へうまく誘い込み、出番を待つ火蛾魅にその時を告げる。
「島津ん兵法が十八番、釣り野伏ゆうての。焼き払え火蛾魅!!」
「じゃ~ね~、気ィ付けて行ってきなヨ~。あの世までヨぉ、なーんてネ?」
 景久の声を合図に、ブルームフレアが放たれデビルトレーナー諸共従魔が炎に包まれる。これであわよくば全滅、と思ったが景久まで巻き込まないようにとタイミングを計ったことで若干狙いがずれてしまったうえシャドウマネージャーが部下をかばったようで、消し飛んだのはイマーゴ級2体のみだった。
 戦果だけ見ればその程度、と思ってしまうかもしれないがこれが決定打だった……この戦いは『討伐』あるいは『死闘』から『狩り』になった。鴉守、シェルリアの銃撃はもはや七面鳥撃ちに近い状態であり、イマーゴ級は足を撃たれて機動力を失う。
 シェルリアの銃撃を受けて対物防御を高めたシャドウマネージャーを見て、仙也は改めて周囲を見回す。味方、建物を攻撃範囲に巻き込まない事を確認すると、ある程度上を中心点にして下にある墓への直撃を避けるようにしつつカオティックソウルも乗せたライヴスキャスターを叩き込む。
「硬い? それなら動かなくなるまで削げばいいな。誰かの魔法は通りやすくなるんだし」
 有言実行。単純な防御力だけならデビルトレーナーに迫る域にあった強化中のシャドウマネージャーをイマーゴ級ともども打ち砕く。残った1匹のイマーゴ級もサクッと倒し、鴉守は普段のマイペースさを崩さないままに告げる。
「手塩にかけた新兵を失う気分はどうかねー?」
「今一つ出来は良くない連中だったが不愉快だな! 俺の野望を阻んだ罪がどれだけ重いか、たっぷりとン熱血指導してやろう!」
 意外と素直に、ノリは崩さないままに答えるデビルトレーナー。熱血教師的には動揺しそうなものだがそんな様子を見せない辺りやはり本当は指揮官兼教官として優秀なのかもしれない。イマーゴ級たちの出来が良くない、というのは成長の問題なのだろうがそれは素直にライヴス集めに力を入れればよかったのでは? というのはこの際気にしないでおこう。
「鬼ごっこだ。うわーい」
 なんて言いながら逃げる鴉守を追うデビルトレーナーの前に、再び景久が立ちはだかる。
「そん首、置いてけェ!!」
「ええいやかましい、首を晒すのは貴様らの方だという事をン熱血……」
「そこまでです」
 振り上げられた青いオーラを纏った竹刀は、景久に向けて振り下ろされる事は無かった。その前に飛び込んできた霧人のライヴスリッパーにより、竹刀を握る腕ごと斬り落とされたためである。その隙に十分な距離を取った鴉守は、自分と同じように銃を構えるシェルリアに今だ、と合図を送る。
「もう一回七面鳥撃ちと行こうかー。一応誤射には気を付けようねー」
「了解」
 クロノメーター主体のため淡々と返すが、シェルリアが表に出ていたらなお緊張感がない事になっていただろう。しかし、そんな空気はお構いなし。その銃撃は確実に突き刺さりデビルトレーナーの体力を奪っていく……普通に考えれば、これだけの深手を負えば逃走が選択肢に入りそうなものだがデビルトレーナーは決して退くことなく最後まで戦い続けた。
「指導その4! 例え敗北するにせよタダで負けてはならないっ! 一矢報い、あわよくば一人でも多く道連れにしてこその熱血であるっ!!」
 その2、その3は戦闘中に聞き流してしまったがある意味天晴れである。その宣言通り、自分と正面から戦う景久、霧人には何発か竹刀、バットの連打を浴びせ相応のダメージを残したのである。
「今日のっ! 熱血指導はっ! これまでェッーーーー!!」
 最後まで熱血のノリを崩さなかったので、うっかりすると気合で復活したりするんじゃないだろうかと疑ってしまう程の勢いだったが幸いにもそんな事は無かった。

●後始末の時間
 目的としてはデビルトレーナーのみ、と言われていたが配下の全滅にも成功しこれで一件落着……とはいかない。戦いの後は、後始末の時間が待っていた。
 仙也とディオハルクはウレタン噴霧で墓の応急処置に加えて補修依頼をする。更に花束を分解、足りない部分を線香や蝋燭と共に購入して墓磨き、花と銘菓、購入したものをお供えまでと念には念を入れておいた。
「場を弁えない奴らがいたならお参り来る人がいないか襲撃食らうかだろうからなー」
『そうだな、ちぃとばかし代わりにやっても罰は当たらんだろ』
 鴉守は戦闘終了後被害状況を確認しレポートに纏める。
「えー、新兵を鍛えて戦力とするという点でいえば愚神も従魔も人間と変わらない、愚神ながら自ら殿に立つ熱い心は見習うべきものである、と」
 兵を肉の壁とみなし自らの生存を優先する冷酷な司令官であれば更にてこずったかもしれない。実際、デクリオ級愚神としての実力は極端に高いものではなく、むしろ平均値に近い程度だったが指揮能力、状況判断力は非凡なものがあった。部下が倒れても怒りに我を忘れるでもなく、単に逃走は困難と判断して徹底抗戦の道を選んだのだ……ノリは熱血教師だったが、実態としては軍人的、鬼軍曹的と言っても良かったかもしれない。見かけで判断してはいけない、という好例でもあったと言える。

『ついでにHOPEに意見具申しちゃいマショー』
 キャスの言葉に頷くと、更にレポートを書き進める。
「新兵を鍛え戦力とすることはHOPEとして望ましいこと。当該愚神のように新兵育成に注視するのもよいだろう、と」
 アホなノリではあったが、得るものは意外とあった。しかし、それをどう感じたのかというのは鴉守、キャスの表情からは読み取れなかった。
 今回特に派手に暴れた景久は、墓一つ一つに手を合わせて回った。これぐらいは、最低限の礼儀というものだろう。
「寝ちょぉとこば騒がして、すんもはん」
『これよりは安らかに、お眠りくださいませ』
 一通り手を合わせ終えると、ぱん、と一つ膝を打って立ち上がる。
「うっし。帰ってだいやめ(※晩酌)にすっど!」
『お酒はなりませんよ』
「ぎを言――」
『どこが議ですか! 良いですか、景久様はまだ未成年。お酒は二十歳を超えてからと決まっております故』
「下がれ芳乃!」
 そうは言っても、一仕事終えた後だ。打ち上げの1つくらいしたいというのが人情というものだろう……。小言が続きそうだったので、幻想蝶へ芳乃をしまい、鼻歌混じりで帰路へつく景久に、シェルリアとクロノメーター、世良 霧人とクロード、火蛾魅とトオイが続く。
 それがわかった芳乃は、仕方がないとため息をつく。これだけいれば、景久様が暴走して求めてくれるだろう、と期待して口出しをやめようと思った……結局幻想蝶からは出してもらえなかったし、むしろ火蛾魅がいたことで状況が悪化したため後で更にこってりと小言を言う事になるのは、後の話……。

結果

シナリオ成功度 大成功

MVP一覧

  • 悪性敵性者
    火蛾魅 塵aa5095

重体一覧

参加者

  • ようへいだもの
    鴉守 暁aa0306
    人間|14才|女性|命中
  • 無音の撹乱者
    キャス・ライジングサンaa0306hero001
    英雄|20才|女性|ジャ
  • 心優しき教師
    世良 霧人aa3803
    人間|30才|男性|防御
  • 献身のテンペランス
    クロードaa3803hero001
    英雄|6才|男性|ブレ
  • 悪食?
    逢見仙也aa4472
    人間|18才|男性|攻撃
  • 死の意味を問う者
    ディオハルクaa4472hero001
    英雄|18才|男性|カオ
  • 悪性敵性者
    火蛾魅 塵aa5095
    人間|22才|男性|命中
  • 怨嗟連ねる失楽天使
    人造天使壱拾壱号aa5095hero001
    英雄|11才|?|ソフィ
  • 薩摩隼人の心意気
    島津 景花aa5112
    機械|17才|女性|攻撃
  • 文武なる遊撃
    新納 芳乃aa5112hero001
    英雄|19才|女性|ドレ
  • エージェント
    シェルリアaa5139
    人間|19才|女性|命中
  • エージェント
    クロノメーターaa5139hero002
    英雄|18才|女性|ジャ
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