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家族を失った景久の前に現れた英雄。 事情を聞き、力を貸すと約束して誓約を交わす。 名前は景久につけてもらったもの。 島津家の家臣として名高い新納忠元にあやかり、桜色の髪にちなんでこの名に落ち着いた。 常に冷静に見えるが、激情の持ち主。殊、主君とする景久に危害を加える者には容赦しない。 大剣の扱いに長け、蜻蛉の構えから繰り出す袈裟切りを得意とする。が、これは景久に教わった示現流に通じるものである。 文化人としての側面もあり、短歌や和歌を嗜む。舞踊にも興味がある様子。 基本的には景久の命に忠実だが、主従関係以上に友としての側面もある。 案外おっちょこちょいで、重要なことを忘れたり、つい口走ったりすることも多々。 その分手先は器用で、炊事、洗濯、掃除、裁縫、編物、果ては衣服の染色までこなす。 相棒の景久が時々癇癪を起こすので、宥めるために蒸し芋や干し芋の常備に余念がない。 好物は魚とかるかん。

主従に似た関係。基本的には景久の後方に芳乃が控える形。 使えるべき主君であり、頼れる臣下であり、良き友でもある。

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