本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~10人
- 英雄
- 6人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/01/03 15:00
- 完成予定
- 2018/01/14 15:00
このシナリオは2日間納期が延長されています。
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/01/03 14:40:03 -
VS餅~夢の中から~
最終発言2018/01/02 13:21:18
オープニング
●注意
この【初夢】シナリオは「IFシナリオ」です。
IF世界を舞台としており、リンクブレイブの世界観とは関係ありません。
シナリオの内容は世界観に一切影響を与えませんのでご注意ください。
●減らない敵
「――くっ! 前線の部隊は一時撤退! 第5から第8小隊は前線で敵の迎撃を継続! 静香さん、第9から第12小隊の様子は!?」
『第1から第4小隊の支援準備を整えています。その後、戦闘準備と警戒を維持し待機を指示するつもりです』
「お願い!」
1月1日の元日。
夜が明けてすぐくらいの時間帯に、1本の通報があった。
H.O.P.E.はすぐに行動を開始。
非番だった佐藤 信一(az0082)と碓氷 静香(az0081)がたまたま現場に近い場所にいたため、オペレーターとしてエージェントたちの全体指揮を担っている。
当初の彼らには余裕があった。
ライヴスゴーグルなどで確認した結果、従魔の力はせいぜいイマーゴ級。
すぐに倒して正月気分に戻れると思っていたからだ。
――しかし、ふたを開ければそれは大きな間違いだった。
『報告します。第1から第4小隊もそうですが、全小隊のライヴス消耗が顕著です。戦闘経過からしてまともに戦えるのはあと1度……無理をしても2度が限界でしょう。このままでは、戦線の崩壊は近いかと』
「やっぱり……、わかった!」
無線機から聞こえた静香の声に、信一はスマホを取り出す。
そう、合計12小隊を動員した大規模戦闘は、エージェントたちが劣勢だったのだ。
「……ダメか、くそっ!」
H.O.P.E.へ連絡した信一は、厳しい表情で通話を切る。
時期が正月ということもあるが、そもそも敵は『イマーゴ級』。
これ以上の増援は回せないと断られてしまう。
『信一さん、朗報です』
焦燥で思考がから回る信一だが、無線機が届けた静香の言葉で光明が見えた。
「――試してみる価値はある! 前線には僕から連絡を入れるから、静香さんは待機中のエージェントに情報共有を!」
『了解です』
通信相手を変え、信一は前線のエージェントへ唾を飛ばした。
「皆さん、聞いて下さい! 増殖し続ける敵の倒し方がわかりました!!」
ここからが、本当の戦いだった。
●増援の役割は……
「こちらです!!」
H.O.P.E.から応援要請を受けて現場へ到着したエージェントたちは、唖然とした。
必死の形相で信一が叫ぶ足下には、苦しそうにうめくエージェントたちが倒れていた。
しかも、彼らのお腹は何倍にも膨れ上がっており、かなり異様な光景だった。その中には、体型は普段と変わらないものの静香もいる。
まともに立っているのは、一般人の信一だけ。
敵は最初よりも大幅に数が減ったものの、いまだ健在。
もはや一刻の猶予もない。
「時間がないので簡潔に説明します! あの従魔はAGWで倒すだけではダメです! 原理は不明ですが、復活・増殖します!」
必死に手と口を動かし続ける信一は、白い体の従魔をにらみつけた。
「確実に消滅させる方法は現状ただ1つ――倒してから食べて下さい!!」
…………は?
「あの従魔は餅に憑依しています! 当初は普通に対処していたのですが、1人のエージェントが持久戦に疲弊した時に倒した従魔を拾い食いしたところ、従魔の増殖が弱まったのです!」
待て待て、ツッコミが追いつかない。
「こちらは限界が近く、ダメ元で他の方々にも食べてもらったところ、従魔の数を減らすことに成功しました! ただ、討伐方法が発覚するまでに増殖した敵の数が予想以上に多く、食べきる前に彼らの胃が限界を迎えて……っ!」
いや、やりきれない表情のところ悪いけど待って。
あれ絶対、人体の限界も超えてるって。
「静香さんにも手伝ってもらいましたが、彼女はかなり小食で……。もうダメだと思ったときに、皆さんが来て下さいました! これなら、あの餅の山を食べ尽くすことができます!!」
戦場は戦場でも、フードファイトの会場だったらしい。
エージェントたちはAGWを握る手とは逆の手で、お腹の辺りを無意識にさする。
……食うのか、あれ全部?
「味に飽きてしまったとしても、ご安心を!」
不安そうなエージェントたちの顔をどう判断したのか、信一は彼らの背後を指さした。
「先ほど同僚に連絡し、各種調味料などを買ってきてもらいました! これから我々オペレーターは、お餅の調理加工に徹します! 従魔(もち)を材料にするものならば、たいてい用意してみせましょう!!」
見ると、大量のビニール袋を抱えた複数のH.O.P.E.職員がこちらへ走ってきている。
どうやら信一は長時間の戦闘でテンションがおかしくなってしまったらしい。
「時間がありません! 皆さん、従魔を殴って食べて下さい!」
目が血走る信一の勢いに気圧され、エージェントたちは餅と相対する。
結局エージェントたちは、最後まで信一が割烹着を着ていた謎に触れられなかった。
「……うぷっ」
『静香、いくら何でも3個は早すぎるでしょ……』
その横で、20個くらい食べたような吐息を漏らした静香に、共鳴したままのレティ(az0081hero001)は呆れていた。
解説
●目標
従魔の全滅(=完食)
●登場(すべてイマーゴ級)
キリモチ…四角い箱型のフォルムと中心に十字の切り込みが入った餅型従魔。砂糖醤油、磯部餅などがオススメ。
マルモチ…丸く小振りな円形のフォルムで一口サイズと食べやすい餅型従魔。あんこ餅、きなこ餅などがオススメ。
カガミモチ…かなり大きなマルモチ2体が合わさった餅型従魔。強さは同じ。お汁粉、お雑煮などとりあえず切ってから食べ方を考えよう!
共通スキル
・力をためる…集めたライヴスをエネルギー(カロリー)に変換(攻撃能力は皆無)
●状況
何故かどんどん湧いて出る餅従魔を倒しておいしく食べまくる
どんな手段で倒しても餅の色や形や風味やカロリーが消滅することはない
餅従魔は共鳴した能力者の胃袋で消化されない限り完全に消滅しない
一定時間が経過した後、放置された餅には従魔が復活する
各種調味料や調理加工はNPCが補助&配膳
(PL情報
全PCの胃袋が限界を迎えるギリギリで増殖が止まる
各PCが食べた分のカロリーは能力者・英雄で折半
戦闘後、PCたちのお腹もパンパンに膨れ上がる
共鳴解除後も双方お腹はパンパンのまま動けない)
●各種餅カロリー目安(100gあたり)
もち…235kcal
ずんだ餅…203kcal
磯部餅…244kcal
納豆餅…210kcal
お汁粉…214kcal
お雑煮…302kcal
●調味料カロリー目安(餅1個(35~50g相当)あたりの使用量で換算)
砂糖醤油…35kcal
きなこ…20kcal
バター醤油…100kcal
あんこ…50kcal
マスターより
お正月と言えばお餅ですよね。
というわけで、今回PCの皆さんには心行くまで(強制的に限界まで)お餅を堪能してもらいます。
味に飽きたということがないよう、NPCたちが全力でバックアップします。プレに記載があれば、解説以外の餅料理も提供する覚悟です。おせち料理なんて食べられなくなるほどのお餅祭りで新年を始めましょう。
なお従魔討伐後は各個人、どのように帰還するか手段を考えておいてください。餅のように膨れたお腹では、まともに動けませんから。先の小隊は担架で運ばれる予定ですが、人数が人数ですので皆さんの分は……ねぇ?
正月太りもまた、一種の風情(お約束)ですよね……。(遠い目)
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/01/10 21:41
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最終発言2018/01/03 14:40:03 -
VS餅~夢の中から~
最終発言2018/01/02 13:21:18