本部
騒乱の刃
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加制限
- LV61~LV80
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/08/13 09:00
- 完成予定
- 2017/08/27 09:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
質問用スレッド
最終発言2017/08/11 14:02:53 -
作戦会議室(相談スレッド)
最終発言2017/08/13 00:31:07 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/08/07 23:57:23
オープニング
「あの愚神が現れました」
オペレーターがモニターに一体の愚神を映し出す。それは東尋坊の切り立った断崖の上に立ち、黙々と刀の素振りを続けていた。金糸で刺繍の施された黒い和装を身に纏い武士を気取ったその愚神は、その顔を真っ黒に塗り潰された狐面で覆っている。報告を受けた担当官は呟く。
「逃げも隠れもしないか。奴の習性はどうにもわからんな」
”騒速”の名は既にH.O.P.E.でも幾らかの人間が知るようになりつつあった。任務の為に実地へ赴くと、何処からともなくふらりと現れ、側面から攻撃してきて色々と滅茶苦茶にして帰っていくからだ。酷い時には、現れた愚神や従魔を軒並み薙ぎ倒し、リンカーを纏めて戦闘不能に追い込んでしまった事もある。風の噂では、中部地方を拠点にしていた一部のヴィランズが騒速の度重なる襲撃のせいで解散に追い込まれたらしい。
「ひとまず観光客の皆さんには避難していただいていますが……その間アレはじっとその様子を眺めるに留まっていたようですね」
「ああ。リンカーやヴィランが狙われた事件は既に五十件をこえようとしているのに、ヤツが一般人を襲ったという事件は一つもない。狙いはリンカー、そうでなければ愚神や従魔にさえ攻撃を仕掛けるという事か」
担当官はデスクに広がる大量の資料に目を落とす。エージェント達による攻勢で逆に騒速を撤退に追い込んだ事例もあるが、それは片手で数えられるくらいしかない。何度も騒速の暴走を目の当たりにしてきたオペレーターは溜め息をつく。
「また、増援を送るとアレは必ず逃走へ向かいますね。不利と見た時の撤退の鮮やかさには目を見張るものがあります」
「戦好きだが戦狂いではないという事だ。武の頂へ至る為に、死んでは元も子も無いとでも言うのだろう。……それがヤツのやりにくさでもあり、弱みでもある」
「任務の邪魔をされ続けるのも厄介ですし、此処で仕留めてしまいたいところですが……」
オペレーターの呟きに、担当官はすかさず首を振った。
「無理だな。ヤツが何のためにあの場を選んだと思っている」
「……いくら自殺の名所とはいえ、愚神は飛び降りても死にませんか」
「そういう事だ。あの辺りは海流が速い。中に飛び込まれたら探すのは困難を極める。討伐に十分な戦力を送り込んだら、その時点で奴は海中に飛び込んで逃げおおせるぞ」
「何だか情けない奴ですねぇ」
茶化す青年に肩を竦めると、担当官はデスクに戻り依頼書を一枚したため始めた。
「ギアナ支部の状況も気になる。急遽戦力を充当する事になる可能性を考えると、ヤツの為だけにあまり多くの人数を当てるのはそもそも得策じゃないだろう。一般人にはどうせ被害が無いんだ。それなら一度思い切りぶっ叩いてしばらく表に出られないようにしておくだけでいい。そのためには……」
「H.O.P.E.の精鋭を六人集めろ。斃せなくても構わない。しばらく起き上がれないようにしてやれ」
ふと、騒速は素振りを止めて振り向く。モニター越しに、ソレはじっと担当官を睨みつけていた。担当官もまた、不敵な笑みを浮かべて騒速を見つめ返すのだった。
解説
メイン 騒速を負傷撤退させる
サブ 騒速を戦闘不能にする
エネミー
騒速
脅威度
ケントゥリオ級愚神
ステータス
物防S、生命・魔防A、物攻B その他不明
スキル
・見取稽古
特殊。スキル使用によるダメージorBS付与を受けた場合、その使用されたスキルを習得し、自在に操る。
・相殺
リアクション。発動されたスキルと同じスキルを自分が持っている場合、その回数を消費して発動を無効にする。1Rに何度でも使用する事が出来る。
・発破
リアクション。生命力を5消費して発動。受けたBSを解除し、直前に受けたダメージの半分の値だけ生命力を回復させる。
フィールド
・東尋坊:切り立った崖になっており、速い海流に囲まれている。準備も無く崖下に墜落した場合、戦闘から離脱する事になる。
・昼(晴天):特筆する効果は無し。
Tips
騒速は生命力が半減した時点で撤退を考え始める。戦闘不能に追い込みたい場合は少々工夫が必要。
どのスキルを習得しているかについては質問卓で確認可能。少なくとも、能力者Lv30、英雄Lv20までに覚えるスキルは一部を除いて全て習得している。
マスターより
影絵企我です。
OPの通り、ここらで小うるさい武辺者を一回ぶっ叩いておこうぜというシナリオです。ただ、こいつもこいつなりに用意周到なので、ここで討伐は無理と考えてください。戦闘不能で水落ちまではさせられますが。ちなみにTipsの通りなので、ここで騒速を踏みとどまらせる工夫が無いと騒速はさっさと海に飛び込んで逃げます。
ここでの結果如何によって今後のシナリオ展開が(というか騒速の能力構成が)少々変わるので、ぜひ頑張って頂ければと思います。
以上です。よろしくお願いします。
※このシナリオは『白き騎士と速き風』に描写的にリンクしますが、成功度などについては特に何の関係も無いです。
リプレイ公開中 納品日時 2017/08/24 12:00
参加者
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質問用スレッド
最終発言2017/08/11 14:02:53 -
作戦会議室(相談スレッド)
最終発言2017/08/13 00:31:07 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/08/07 23:57:23