本部
吸血アクトレス
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/07/22 07:30
- 完成予定
- 2017/07/31 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/07/22 04:03:57 -
相談卓
最終発言2017/07/20 22:37:04
オープニング
依頼主は一人の英雄だった。彼女は「カーミラ」を名乗り、早速話を始めた。
「単刀直入に言いますと、依頼は私の能力者――アイシャのことです。アイシャは……こう言ってはなんですが、名のない女優です。映画に出演しても脇役ばかりで、きっと誰の目にも留まっていないでしょう。ですが、アイシャは挫けずに努力を続けています。私はそんなアイシャを応援したいのです」
話が脱線し出したところで、カーミラは「あっ……」と声を上げた。
「す、すみません。話を戻しますね。最近、アイシャが悩んでいるみたいなんです。といいますのも、私の名前からわかるかもしれませんが、私は異世界では吸血鬼でした。血液を求めて彷徨い歩いていたところをアイシャが助けてくれたのです。看病してもらううちに親密になり、私たちは『人間の血液を吸わない』という誓約を交わしました」
二人が交わした誓約は、当初は非常に簡易的なものだった。
「しかし、その反動か、アイシャは吸血衝動に駆られるようになりました。私はトマトジュースで抑えられるのですが、アイシャは人間の血液を欲しているみたいなのです。女優の仕事にも支障が出ていますし、マネージャーとしてもなんとかしてあげたいのです」
アイシャの英雄となりマネージャーとなったカーミラは、彼女の苦労を誰よりもよく知っている。
能力者になってから溌溂としているものの、食事は喉を通らずトマトジュースを飲んでも吸血衝動を抑え切れない。現在撮影中の映画にも身が入らず、せっかくのチャンスを逃そうとしている。
カーミラはアイシャの努力をそばで見てきた。睡眠時間を削り、体調を崩しても彼女は演技を続けた。
このたび映画のヒロインを演じることになったが、このままでは役を降ろされかねない。
「アイシャは家族同様。そばにいて支えてあげたいですが、私との誓約がアイシャを苦しめるなら……私はアイシャの元から去らなければならないでしょう」
しかし――
アイシャと別れるのは嫌――カーミラの表情はそんな悲哀を呈していた。
それでも、アイシャのことを思えば別れなければならなかった。彼女の夢を断たせるくらいなら離れた方がましだ。
「H.O.P.E.が最後の希望なのです。アイシャを助けてください。お願いします」
カーミラは深々と頭を下げた。顔を上げた彼女の目尻には涙が浮かんでいた。
解説
吸血衝動に駆られたアイシャの生活を調査し、問題を解決することが目的。
異世界で吸血鬼だった英雄――カーミラと誓約を交わしたことにより、アイシャは吸血衝動に苦しんでいる。吸血衝動は女優の仕事に支障をきたしており、日に日にその欲求は強くなっている。
アイシャはトマトジュースを愛飲しており、それを飲むと多少は吸血衝動が抑えられる。が、最近ではその効果も弱まっている。
アイシャとカーミラが交わした誓約は『人間の血液を吸わない』。これ以上アイシャが苦しむのなら、カーミラは誓約を破棄して彼女から離れるつもりでいる。
アイシャは朝から夜にかけて映画の撮影のために舞台にいる。夜になると活発になり、吸血衝動が強くなる。暴れ出すこともあり、カーミラが止めようとするが最近は振り切られている。部屋が滅茶苦茶になることもしばしば。
周囲に被害が及ばないようにするのが最低条件。長期的に吸血衝動を抑制する策でアイシャを救う。
マスターより
アイシャの問題を優先的に解決してあげてください。カーミラの気持ちを酌むことができればなおよしです。
リプレイ公開中 納品日時 2017/07/30 23:23
参加者
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最終発言2017/07/22 04:03:57 -
相談卓
最終発言2017/07/20 22:37:04