本部
戦旗運用実験
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/03/24 15:00
- 完成予定
- 2017/04/02 15:00
掲示板
-
【質問卓】
最終発言2017/03/22 01:00:37 -
【相談卓】戦場の旗振り
最終発言2017/03/23 23:07:35 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/03/21 20:03:52
オープニング
● 新武器運用実験。
「旗ってあるじゃない?」
遙華は会議室でロクトに告げた。
「ええ。バアル・ゼブブ。ジャンヌダルク。まぁいろいろ出したわよね」
ロクトは指折り数えて見せた。なかなかの人気でヒットと言える商品のためロクトはそれを記憶していたのだ。
「本当はね、振り回して戦えるものを出したかったのよね」
「旗なんて使いにくいだけじゃない?」
遙華は首をフルフルとふって見せた。
「使えるとすごくカッコいいのよ? それに有用性は愚神ラジェルドーラの戦闘で証明済みじゃない」
ラジェルドーラとは龍に変形できるロボット型の愚神であり。彼の主武器が旗だったのだ。
そのエネルギーで覆われた布部分で攻撃をはじきつつ、その切っ先で敵を突き。時には旗部分に対象をからめ捕って無力化などもして見せていた。
「使えるようにしたいわ」
「あなたが使うなら本腰入れて開発してもいいけど?」
「えー、私じゃなくて……」
遙華は難色を示した。
「私ペンより重い物もつのいやだって知ってるでしょ? 本当はナイフを持つのも嫌なのよ?」
「だったら……なんならいいの? リンカーである以上武装の形態は避けられないし」
ロクトは問いかける。
「めがね?」
「ビーム出るのがすでにあるじゃない、それ使ったら?」
「冗談よ」
その普段よりとろけた態度の遙華に向けて、ロクトはため息を一つついて見せた。
「なによ、その溜息」
「いえ、春が近いからって気を抜かないでほしいと思っただけよ」
告げるとロクトは髪をかき上げ遙華の隣に座ってメガネをはずす。
「で、話を戻しましょうか。これがあなたの考案する旗。なのね?」
遙華はロクトに画面が見やすいようにパソコンの位置を動かした。
そして3Dモデルを表示させ遙華は頷いた。
「ええ。これを使って。ちょっと愚神を刈ってきてもらおうかなって」
「コンビニに買い出し行くわけじゃないのよ?」
ロクトは呆れつつもそう言った。
「知ってるわよ。それなりの戦闘ができるように作ったつもり。レベルの高いリンカーなら苦戦もしないと思うわ」
「わかったわ、そこまで言うなら。あなたの野望に協力してあげる。商品価値もあると思うしね。あなたのプレゼンテーション、聞きましょうか」
ロクトはそう告げると、リモコンを手に取りプロジェクターの電源を入れた。
遙華はキーボードを叩き出力変更。スクリーンにPC画面を複製し、ロクトへと語り始めた。
● ラインナップ
今回は旗の運用試験をリンカーたちに行っていただく。
合計三つの旗を最低一本は使用して愚神を叩いてほしい。
今回旗を装備するにあたって、装備コストはかからず、装備数の上限に含まれないこととする。
ちなみに今回の旗、試作品なので故障する可能性があるので気を付けてほしい。
・ブラッティフラッグ
全長二メートル程度の大旗、とある愚神が用いていた旗を参考に作成されている。
旗を霊力で包むことができ、その旗で遠距離攻撃を無効化しつつ柄で敵を攻撃する攻防一体の武装となっている。
さらに自身から数えて5SQ以上遠い攻撃に関しては両防御力に+50の補正がかかる。
物理攻撃
+100
特殊抵抗
+3
物理防御
+75
射程
1 ~ 3
魔法攻撃
+0
移動力
-2
魔法防御
+80
イニシアチブ
-1
命中
+0
レート
+0
回避
+0
生命力
+10
・絆結びの御旗
全長1.5メートル程度の旗。取り回しがよく武器としての機能は控えめ。
しかし旗自体を霊力で多い。防御力に優れている点は変わらず。
付属効果としてリンクレートを上げる力がある。
この力は戦場にある絆結びの御旗数だけ効果が上がり。具体的には上がるリンクレートに+1される。
物理攻撃
+25
特殊抵抗
+0
物理防御
+100
射程
1
魔法攻撃
+0
移動力
-2
魔法防御
+100
イニシアチブ
+0
命中
+0
レート
+3
回避
+0
生命力
+15
・毘の軍旗
毘沙門天の加護を受けたと言われる旗。上杉謙信の愛用していた旗がデザインの元。
全長二メートルほどの大きな旗。特に布部分が大きく軽く人を覆うことができる。その分扱いが難しい。
周囲に防護フィールドを張ることができ、自身を中心に5SQの任意の対象は両防御力に+30、さらにターンの終わりに生命点が1回復する。
物理攻撃
+80
特殊抵抗
+2
物理防御
+100
射程
1 ~ 5
魔法攻撃
+0
移動力
-5
魔法防御
+120
イニシアチブ
-3
命中
-120
レート
+0
回避
+0
生命力
+20
● 作戦説明。
遙華は旗の説明後間髪入れず、愚神討伐作戦の説明に移る。
「今回戦ってもらうのは、個体名『バラージャ』と呼ばれる、遠距離火力型の愚神よ」
モニターに表示されたのは。まるで戦車のような愚神。ただ戦車と違って装甲の表面から無数のバレルが覗いている。
それらすべてがある程度角度を変えられ、360度周囲への砲撃を可能にしているらしい。
「長距離狙撃用の砲塔。中距離制圧用のバレルからは散弾が放たれるわ。さらに周囲に飛行する砲台、ビットを八機はべらせているようね」
空中を高速で飛来し、敵を見つけ次第迎撃する、自動砲塔。
いかにもやりづらい相手だが、そんな相手に慣れない武器で挑めと遙華は言う。
「今回の作戦、旗は必ず一本ずつ使ってもらうわ。だから十人中三人は必ず旗で戦闘をしてもらうことになるわね。他の人たちに関しては、バランスを考えて武器を選んでみてほしいわ」
今回はデータを取ることが目的のため、多少無茶な使い方をしてもいいという。
「いろんな状況でのデータが欲しいわ。さらに新しい旗の使い方も、みんなの発想力期待しているわね」
そう遙華は告げると報酬の話に移った。
● 作戦地
最後に今回作戦に使われる地域について説明する。
荒廃した都市部で、高層ビルが立ち並ぶ。ただしどれも世界に愚神が現れたころの建物なので風化、劣化が進んでいる。
ちょっとした衝撃で崩れるビルもあるかもしれない。
町自体破壊しても大丈夫という許可が下りているので、これをうまく使えば戦いは楽かも?
町は碁盤の目のようになっていて見晴らしはそこそこよい。
かつて愚神に襲われ打ち捨てられた町のひとつだが、なぜか愚神が湧きやすく、再開発のめどは立っていない。
解説
目標 愚神バラージャの撃破
今回は旗のデータを取っていただきたいので旗の担当になった方は旗をどう自分の戦術に盛り込むか、演出はどうするかを考えていただきたいです。
その上で愚神バラージャを追い詰め倒してください。
状況の設定が細かいので戦略はいくつもたてられるかと思います。
それではよろしくお願いします。
《デクリオ級愚神 バラージャ》
攻撃方法について
・長距離射撃。
周囲5SQに敵対PCがいないことが使用条件。
きわめて命中精度の高いさく裂する弾丸を放つ。
対象に命中すると爆発し周囲3SQを火の海にする。
弾丸、火焔両方にダメージ判定があり、直撃したキャラクターは二重にダメージを受けることになる。
弾丸は物理だが、炎は魔法ダメージ。
・全方位散弾斉射。
自身を中心とした15SQへ散弾をばらまく、こちらも面制圧で命中力が高いため注意が必要。
威力はそんなに高くないらしい。
・飛行型砲塔(ビット)
耐久度はほとんどないが、移動力15の速度で空を飛びながらリンカーを追尾する。
合計八機。バラージャを中心とした80SQまで自立稼働が可能。
性質としては二機三機程度で一組になり囮と奇襲に分かれるようだ。
攻撃は物理の遠距離火力型。射程は短く23SQ。
マスターより
今回は初心者の方にも優しい感じを目指して作ろうと思ったシナリオに旗という要素を追加した形です。
ええ、旗を装備すると難易度が上がると思います。
ですが、今後グロリア社の発展のため、ぜひとも、ぜひとも旗の研究にお力添えをお願いします。お願いします。
鳴海は旗が好きです。何で見たのか全然覚えてませんが、旗で戦っている姿が妙に脳裏に焼き付いています。
私もかっこよく描写できるように頑張ります。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/03/31 22:04
参加者
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【質問卓】
最終発言2017/03/22 01:00:37 -
【相談卓】戦場の旗振り
最終発言2017/03/23 23:07:35 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/03/21 20:03:52