本部
成人式シンドローム
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 6人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/01/16 12:00
- 完成予定
- 2017/01/25 12:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/01/16 01:42:01
オープニング
●紫の少年
ねぇ、君がプリセンサーさんかい? 僕は君らが言うところの愚神ってやつさ。HOPE――僕はね、君たちみたいな人って結構好きなんだ。どこが好きかって? 教えてあーげない。
何の話だっけ? そうそう、僕が君たちを気に入ってるって話。だからさ、君の夢に現れてあげたんだ。たまにはこういうのもいいでしょ? ふふ、寝てる間に道路の真ん中に放置~とか酷いことはしてないから安心してよ。
僕はね、君たちと遊びたい。だから次に会う約束をしよう。でも僕のやりたいことをそのまんま言ったんじゃつまらないよね。だからヒントをあげる。よく聞いて?
1、僕は大人が大嫌い
2、大人になるためのイベントなんてもちろん大嫌い
3、僕は偉そうにぺらぺら喋る大人が特に大嫌い
4、僕はイイ子ぶった優等生が大嫌い
5、僕は大人ぶろうとして着飾る女の子も大嫌い
6、僕はお酒が大嫌い、大人のニオイがするんだもん
今回はね、みんなへのはじめましてのご挨拶。姿を現す気はないよ。だから遊ぼう、子供みたいに。――エージェントさんたちには、そう伝えておいてよ?
●ヴィオレタ・パンの悪戯
「確かに道路の真ん中ではなかったけれど、寝坊した上に、顔の落書きに気づかないまま部活に行っちゃったわ」
プリセンサーの少女は、HOPEの空き部屋の机に突っ伏した。赤須 まことは、無言で彼女の肩をポンと叩く。立派なカイゼル髭はこすっているうちに消えてしまったらしい。冬休み中のことだったので、目撃者は部活仲間に留まったのが不幸中の幸いだ。
「その男の子は紫の服を着てたんだっけ?」
まことは尋ねた。
「多分……。記憶が曖昧なのよね。デザインもよく覚えてないわ」
プリセンサーが首を捻る。
「とにかく、それでついた仮称が『ヴィオレタ・パン』」
「何語なんだろ?」
「さぁ? 『ピーター・パン』とゴロを合わせたかっただけでしょう?」
少女はくすりと笑う。紫の少年がその名のモデルと同じ、『子供』を愛し大人を愛する存在だとすれば、HOPEのこういう遊び心をこそ気に入っているのだろうか。HOPE所属者としては、覚えやすい名であることに越したことは無いのだが。
「まことちゃんは行くのよね、成人式の潜入依頼?」
まことが彼女に声をかけたのは、情報の発信元が彼女だと聞いていたせいもある。
「うん。ちょっと不安だけど」
正月、祖母の家に集まった親戚一同に繰り返しかけられた言葉がリフレインする。
「『あら~まこちゃん、大きくなったわねぇ。……中学生だっけ?』って」
「童顔だものね、あなた」
「知ってるけどさぁ。亮次さんすごい笑うし。ていうかあの人、私より親戚の輪に溶け込んでた気がするし……」
プリセンサーの少女はそこで気が付いた。
「亮次さんも潜入するのよね? ……まことちゃん以上に、ハタチに見えない気がするわ」
「やっぱりそう思う? スタッフさんには事情を話してあるから、会場には入れるけどね」
まことは袴姿で20歳と言い張る亮次を想像し、ふふっと噴き出した。
「スーツでもいいんじゃないの?」
「えー? 袴の方がちょっぴりだけマシだって」
彼女らの共鳴時の姿は少々大人っぽくなったまことがベースだ。本来ならばその姿で行きたいのだが。
「信じていいのかしらね? 今回は悪戯するだけ、なんて」
「たくさん人が来る場所だから、戦闘しなくて済むならその方が良いよ」
HOPEから推奨された作戦は、『非共鳴状態で潜入し、戦闘しない意思を示す→「悪戯」をその都度解決する』というもの。
「気を付けて行ってらっしゃい。振袖の写真、もし撮れたら送ってね?」
「あはは……期待せずに待ってて」
密かに楽しみにしていたことはバレバレだったらしい。まことは照れ笑いを返した。
解説
【目標】
成人式を無事に終わらせる
【X町成人式+食事会】※プログラムの順番以外はPC未取得情報
食事会も式と同じホールで開催。結婚披露宴のようなイメージで、4~5人掛けの机に別れて座る。
式:
1、町長のお話
非常にメンタルの弱い町長。ズラがずれるが、こっそり元の位置に戻さないとスピーチを放棄して逃げてしまう。ヤジを飛ばす若者には話の開始と同時にヘッドセット型のマイクが取りつけられる(ヴィオレタが子供じみた行為を好むため)。
2町の歴史スライドショー、
大抵の子は真面目に見ていない。真面目に見ている大人な子には顔にシワやヒゲなどの落書き。インクのように見えるが、リンカーであれば触れるだけで消せる。
3成人の誓い、
代表者(白鳥さん、乾くん)が成人代表のスピーチをする。最後には杯で地元名産の酒を飲む。この時、悪戯の矛先は2人へと集中する。出番直前、白鳥さんの髪が縦ロールに、乾くんの袴がミニ丈に。髪のセットや着替えにはそれなりの時間稼ぎが必要。
また、酒は激辛(わさび系)になっている。
食事会余興:
1料理の提供
無害。
2小学生の合唱(町歌)
非常に大音量のCD伴奏&爆竹の音。泣き出す子も。
3振袖コンテスト
10名が参加予定。皆気合が入りすぎて化粧が濃い&髪がとても派手。落書きのターゲットに。
【敵】※PC未取得情報
愚神:ヴィオレタ・パン
今回は現れない。共鳴した者にはちょっとした悪戯があるかも(くすぐる、耳に息を吹きかける、コショウをふりかける、など怪我をしない程度の妨害)。また、エージェントおよび舞台上の一般人は、左記のようなちょっとした悪戯をされる可能性が常にある。
従魔:?
悪戯の実行犯。鱗粉をまき散らして飛ぶ小さなモノたち。目には見えない。非常に弱く、式が終わり次第自然消滅する。
マスターより
20歳以上の方も以下の方も、もちろん本物の新成人もウェルカム! 一生に一度のイベントを楽しく過ごさせてあげましょう。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/01/24 19:21
参加者
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最終発言2017/01/16 01:42:01