本部
- 形態
- イベントショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 8日
- 締切
- 2017/01/01 09:00
- 完成予定
- 2017/01/13 07:30
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
交渉(物理)
最終発言2017/01/01 12:41:06 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/12/25 15:11:46
オープニング
● 状況説明
状況は悲惨、ひび割れた声が響き、脱出の遅れた市民たちは攻撃を受けている。
ノリリスク中心部。突如愚神によって放たれた敵によって、町は混乱の際に追い込まれていた。
この事態に対応するのはH.O.P.E.。
その戦力の限りを尽くして広大な街を防衛に当たる、しかし。
その戦列にあるべき姿が無かった。
ロシア軍である。
圧倒的に人手が足りない、この状況を打開するために君たちは司令部へ走った。
指令本部前の門には二人の番兵が立っていた。
二人は町の現状を知らない様子で、リンカーたちの報告を聞くとすぐに上司へと連絡を取ってくれた。
● 国の暗部
「通せ」
そう司令官は無線機越しに番兵に告げた。彼には分かっていたのだ、この事態の解決にはH.O.P.E.の協力が必要だ。
だが。状況がそれを許さない。
「国を裏切るのか?」
そう部屋の角、そこにたまる闇の中からその男は告げた。
「国民あっての国のはずだ」
そう司令官は告げる、だが、男は引き下がらない。
「わかっているだろう? H.O.P.E.などという組織に頼っている間は我が国の威信を取り戻すことなどできない、それどころか奴らの介入を許せば、さらに奴らの動きを助長させることになる」
「そんなことは些末な問題だ、失った威信、権利、そんなものはあとで取り戻せばいい、しかし、人命は戻らない」
そう司令官が告げると、男はゆらりと闇から一歩足を踏み出した。
不気味な男だった、黒いローブで全身を覆っており、体格が判然としない、さらに磨かれたような鏡の仮面。その仮面が司令官の表情を映し出す。
自分が恐怖しているのがわかった。
「国に逆らうのか?」
「逆らうわけではない、ただ」
「日和見はよせよ」
「私はこの基地を任されている最高責任者だ、いくら国の中枢から送り込まれたあなただろうと、指揮権はない」
「それはそうだな、だが、それこそそんなもの関係ない」
そう笑うと、男は素早く司令官に歩み寄ると、恐ろしい速度で無線機を取り上げてしまった。そして司令官腹部に手を当て、吹き飛ばした。
紙のように宙を舞った司令官は壁に叩きつけられると、明滅する意識の中男に手を伸ばす。
「よせ、『カラマーゾフ』」
「そこで寝ていろ」
そう告げると、指令室のPCを操作し基地すべての回線を開いた。
「H.O.P.E.の手の物を妨害しろ、奴らは敵だ、このノリリスクの平和は我々の手だけで取り戻す、家族と国を守るために、その命を燃やせ。敵を殲滅するのだ」
● 異常事態
その放送をリンカーたちは指令室に案内される廊下で聞いた。
硬直する兵士たち。
『本部内、全兵士に告ぐ、H.O.P.E.のもの達を捉えよ、奴らはリンカーだ』
『やめろ!!』
別の二つの声が同時に響く。
何やらもみ合っているようだ、場を困惑の静寂が満たす。
『一般兵士にリンカーが止められるわけがないだろう』
『止められないなら、止める方法を考えるんだな、例えば、そこから一歩でも動けば引き金を引く、とでもいい自分の頭に銃口を突きつける、なんてどうだ? リンカーは甘ちゃんばかりだ、それで動きは止まるだろう』
『兵士の命を無駄に散らせることなど、私は許さない』
『ではどうする? 俺は兵士に銃口を額につきつけよと告げたが、実際に銃口を突きつけられているのは我々国だ』
『何?』
『契約は破棄された。HOPEどもが市の安全を考えて苦渋の決断をした市長を捕らえたせいだ。貴様たちが自分自身で選んだ事態だ。そんな風に言われてしまえば、我々のできることは一つだ』
『H.O.P.E.の拒絶……』
『聞こえたかね、H.O.P.E.諸君。我々は君たちと手をくめない、それなりのリスクがある』
その直後である。司令部の窓を割って何かが廊下に飛び込んできた。
それは巨大な虫の群体。その群体に兵士たちは襲われていく。
『くそ、従魔がこんなところにも』
そう雑音と共に通信は途切れた。
これから君たちは状況の荒れた司令部を駆け巡り指令室を見つけ、そこにいるであろう司令官と話をつけなければならない。
でなければH.O.P.E.を妨害しろという命令は解除されないだろう。
そしてこの一件に時間制限があることも忘れてはいけない。司令官も軍人だ、まったく抵抗できないわけでは無いだろうが。
一般人が従魔に勝てるわけもないのだから、彼の命が尽きるまでに、そこにたどり着かなくてはいけない。
解説
目標 指令部との協力をこぎつける。
交渉に置いてネックとなっているのは下記の事柄です。
・H.O.P.E.と手を組むことによって、攻撃が苛烈になる可能性がある
・国上層部は、面子を気にしH.O.P.E.の介入を拒んでいるが、司令官自身は人命を優先したいと思っている。
・『カラマーゾフ』という上層部寄りの男の存在。
この三点をクリアーして、司令官を説得する必要があります。
さらに行く手を阻むものも多いでしょう。従魔や、司令部内の兵士などです。
よって今回の任務は、交渉、救出、突破の三点を深く考えなければいけないでしょう。
このミッションでロシア軍の協力を取り付けることができれば、ロシア軍を味方に引き入れることができます。
彼らの力はこの町の防衛、非難に置いて重要で。
他のシナリオにおいても重要となってくるので、頑張りましょう!
●従魔データ
雪喰蟲×10以上
綿くずや綿雪のような姿をしたミーレス級の従魔。
人に取り付いてライヴスを吸い取る性質を持つ。
一体一体は全く脅威ではなく、イマーゴ級並みの強さしか持たない雪喰蟲がミーレス級に分類されるのは、その集団性故である。雪喰蟲たちは数十匹で集団を形成し、対象を襲う。
リンカーより、非リンカーの方が襲う優先度は高いようだ。
● カラマーゾフ
この男はロシア中枢から送り込まれたリンカーです。
彼の持つ権限は大きくはないですが、その任務を実行するためであればどんな手段でも使います。
彼のステータスはPL情報ですが、ここで公開します。
種族 アイアンパンク
英雄 カオティックブレイド
武装はナイフで回避能力も高いタイプです。近接攻撃がメインです、室内の戦闘なので遠距離攻撃に対する準備はしていないようです。
マスターより
こんにちは鳴海です!
今年最後の絶零を担当させていただきました。
今回は説得(物理)……だけではありませんが、いろいろ手分けをしないと厳しそうです。
それではよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/01/12 20:54
参加者
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交渉(物理)
最終発言2017/01/01 12:41:06 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/12/25 15:11:46