本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/11/25 22:00
- 完成予定
- 2016/12/04 22:00
掲示板
-
相談用スレッド
最終発言2016/11/25 10:54:32 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/25 19:56:14
オープニング
●終わってしまった世界の話
君達が行くのは、収縮を始めた卓上戦戯ドロップゾーン。最早主は無く、消える瞬間を待つだけだ。その世界の姿は哀愁を感じさせる。バラバラになった世界が繋がり合い、歪に美しい情景を見せている。右を見ればサイバーシティ、左を見れば地平線の彼方まで広がる草原。橙色に染まる空が、いかにも斜陽のドロップゾーンをこれでもかと表している。
君達はこの世界を探査し、この世界に未だライヴスストーンが残っていないかを確かめていた。しかし既に消滅を始めた世界に、そうそうライヴスストーンが残っている筈もなく。
やがて、君達は人っ子一人いないサイバーシティに足を踏み入れた。中央にそびえるのは巨大なビル。君達はまるで導かれるかのようにそのビルへと足を踏み入れる。あるいはその中に、何か心を動かされるような何かがあるのかもしれないと思ったから。しかし、やはり建物の中は空っぽ、幽霊さえも居はしない。元はと言えば愚神が野望のために作り上げた世界。それでもやはり、一つの世界が終わりを迎え、こうして消えていくとなっては、一抹の寂しさじみた感情も湧き上がるというものだ。せいせいした、というエージェントもいるかもしれないが。
「皆さん、お疲れ様でした。その地点の探索を以て、そのエリアの探索は終了です」
オペレーターから連絡が入ってくる。君達の内の誰かが、ライヴスストーンの反応は殆ど無かった旨を伝える。それを聞いたオペレーターは、声に落胆の色を帯びさせる。
「……やはり何も残っておりませんでしたか。申し訳ありません。お手を煩わせてしまって。では皆さん、帰還を――」
その時、急にけたたましいサイレンがビルの中に鳴り響く。
「デブリーフィングを行います。集合場所は……です。遅刻した場合は世界と共に滅びてもらいます」
エリアに残っていたルールの残滓だろうか。スピーカーから急に突拍子もない命令が飛び出してきた。周囲を見渡すと、ビルの内装が徐々に光に包まれていくのが見える。エリアの消滅が始まったのだ。それにしても世界と共に滅びてもらう、とは物騒な話である。
「た、大変です! 皆さん、至急そのエリアから脱出してください! ドロップゾーンの収縮が始まりました!」
もう知っている。集合場所はどうでもいい。とりあえず脱出しなければ!
辺りを見渡した君達の目に飛び込んで来たのは、一台のワープ装置。君達がよく使っているものと同じ型に見える。しかしダメだ。どう見ても挙動がおかしい。修理すれば使えるかもしれないが、そんな技術自分にはあっただろうか?
外に飛び出した君達が目の当たりにしたのは、二頭の騎竜。何で竜がいるんだ。そもそも火を噴いていかにも危なそうな雰囲気だ。竜に乗って火傷するなんて、シャレになってない。
さらに君達が見つけたのは、主を失った車やバイク。何故か馬もいる。まあワープ装置やドラゴンに比べればマシだろう。だが爆発するかもしれない! 馬ももしかしたら爆発するかもしれないのだ!
そう、君達は気付いた。己の身のみを頼って走るか、信じて他に身を預けるか。その選択が迫られている時が来たのだと。
戦いは確かに終わりを告げた。しかしそのドタバタは、まだ終わってはいなかったのである。
解説
メイン:収縮するドロップゾーンから脱出する
サブ1:一番にHOPE本部に辿りつく
サブ2:宝箱から霊石を回収する
サブ3:泉の女神様から何かもらう
サブ4:崩れた塔の天辺から消えゆく世界を見下ろす
任務まとめ
エリアルールが歪み、SF的な世界観とファンタジー的な世界観が入り混じる不思議な世界になっている。君達はゾーンの最終調査に回っていたが、ドロップゾーンの収縮が著しく、これに巻き込まれる前に撤収する事となった。しかしそのエリアからは微弱なライヴスの反応もある。
移動手段(単純使用時の脱出時間)
・ワープ装置(0分)
エージェント活動を円滑に行う際によく使うあれに似ている。しかしこの装置は故障状態にあり、安全性は保障できない。爆発する。
無傷生還10%、近道も何もない。
・騎竜(40分)
SFな街なのになぜかいるドラゴン。単なる移動装置扱いだが、若干狂暴化の気が見られる。爆発するかも。
無傷生還30%、近道自由。
・車(60分)
一般的な乗り物。これもまたドロップゾーンの機能が失われたために無事な運用はあまり期待できない。
無傷生還50%、近道は難しい。
・騎馬(80分)
SFな街なのにry。これも単なる移動装置。竜や車に比べれば遅いが、運用は難しくない。
無傷生還70%、近道は可能。
・徒歩or走行(120分)
普通に歩くし走る。頼れるのは己のみ。
無傷生還90%、近道は簡単。
ルート
1、SF街
荒廃した近未来都市。移動手段を選ぼう。
2、峡谷
曲がりくねっている。徒歩や騎馬で通れる洞窟には宝箱あり。
3、森林
小川が流れる深い森。森の奥深くの泉には女神様が。
4、崩壊都市
核で滅んだ廃墟。それでもなお残る塔が哀愁を感じさせる。
5、HOPE内
廊下を走ると怒られる。
Tips
『近道をする』→成功率減、時間短縮。
『点検する』→成功率増、時間遅延。
150分でこのゾーンは消滅する。
寄り道には2、30分かかる。
マスターより
完璧で幸福な影絵企我です。
卓戯も終わってしまいましたね。私は大抵ふざけ倒したようなシナリオを書かせて頂いていた気がします。新人の生意気に巻き込まれてくださった皆さん本当にありがとうございました。
という訳であともう一回だけふざけます。戦いの思い出に浸り、真面目にしんみりしてください。
もちろん火事と喧嘩は江戸の華ってことで妨害しあっても構いません。元ネタはTRPGの大御所的なアレなので……
シリアスでしっとりした感じのシナリオになるか、ドタバタでコメディで「またコイツかよ」みたいなシナリオになるかは皆様の腹次第でございます。
ではでは。
基本的に脱出失敗にはならないので大丈夫だと思いたいです。
リプレイ公開中 納品日時 2016/12/03 15:17
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最終発言2016/11/25 19:56:14