本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 25人 / 1~25人
- 英雄
- 25人 / 0~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/11/06 19:00
- 完成予定
- 2016/11/15 19:00
掲示板
-
【相談】悪霊達の舞踏会
最終発言2016/11/06 13:54:35 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/11/06 15:43:38
オープニング
●悪霊と陰謀の仮装狂騒
秋晴れの十月中旬、ここは大英図書館。そしてH.O.P.E.ロンドン支部でもある。
長い廊下にコツコツと響く靴音。
一人の職員が扉の前で立ち止まって大きく息を吸う。静かに吐いて気持ちを落ち着かせたところでノッカーを叩く。女性の返事が聞こえてきたので入室すると、そこは小部屋だ。テーブルの向こうで微笑む応対の秘書へと用件を伝える。
「お待ちくださいませ」
秘書が内線で連絡した。
職員はいつものように報告書を秘書に預ければすむと考えていた。しかし支部長が直接会うとの返答に何度も瞬きを繰り返す。
秘書に導かれて館長室へ。奥の非常に広い机にはたくさんの書類や本が積まれていた。その向こう側で席についている支部長キュリス・F・アルトリルゼイン(az0056)に報告書を手渡す。
一分にも満たないはずの、しかし長い時が経過する。
「プリセンサー能力者三名によれば緊急性はないようですね。それにしても十月末から十一月初旬にかけて、多数の従魔、もしくはH.O.P.E.に仇なす者が出没ですか」
「はい。警戒すべきはイギリス全土になります。他の地域に関しても注意が必要とのことです。ご存じの通り、その時期はヨーロッパ各地でハロウィンとガイ・フォークス・ナイトが催されます。仮装した人々の間に紛れられると大変ではないかと――」
キュリスが片眼にかけたモノクルに触りながら、職員の前でもう一度報告書に目を通した。
「……リンカーのみなさんにはあらかじめ各地に潜入してもらいましょう。それと、せっかくのお祭りです。従魔などの敵さえ倒せたのなら、仕事一辺倒ではなく楽しんでもらって大いに結構。そのように計らってください」
キュリスが話した内容を職員はメモに認める。仕事場に戻ると依頼文章を作成。リンカー達の目に触れるよう配信するのだった。
●一掃計画
山の奥にひっそりと佇み歴史を感じさせる古い城。外壁には蔦が巻き付き、暗雲たる空に伸びる数本の塔は重圧さえ感じさせる。
城主の自慢は白いドレスを纏った女性と燕尾服の男性の幽霊が出ることだそうだ。
そして、流石はイギリスと言ったところだろうか、この幽霊の噂のある古城でハロウィンパーティーを催すのだという。
例え仮装はアメリカから逆輸入されたもの、と言っても、ハロウィンは元はイギリスの収穫祭。悪霊を追い出す為に盛大に踊り歌い、食べ、飲んで、騒ごうというのだ。
だがしかし、プリセンサーによると、この城に数日前からイマーゴ級の従魔が集まってしまいハロウィンパーティーの日に訪れた人間のライヴスでミーレス級へと変化するかもしれない、と出ていた。
よって、H.O.P.E.は前日にイマーゴ級の従魔の一掃をする為、依頼募集を掛けた。
ハロウィン前夜にハロウィンパーティーをする、というものだ。
城の中は広く部屋数も多い。ライヴスの弱いイマーゴ級を探して徘徊するのは得策ではないだろう。
そこで、H.O.P.Eではオーパーツ「フォルクルス」を使い、イマーゴ級の排除を計画している。
オーパーツ「フォルクルス」は4体の木彫りと思われる鳥の人形だ。遠い昔悪魔祓いに使われていたらしく、憑依しているモノを排除する力がある。
この4体の人形は東西南北に配置し、その陣の内部にある、もしくはいる者のライヴスによって力を発揮するのだが、効果範囲はそれなりに広いものの力自体はあまり強くない。イマーゴ級ぐらいにしか効果がなく、必要なライヴス自体も多いため、今回のような事案ぐらいしか使い道はないだろう。
また、力を発揮するまで大いに時間が掛かるのも難点だ。
そこで、従魔が仮装した人々に紛れ込むかもしれない。その逆手を取ってリンカー達に仮装してもらい、踊って食べて、歌って飲んで、騒いでイマーゴ級従魔を引き寄せ誘い、欺いて「フォルクルス」の発動を狙う。
さあ、シャンデリアが下がり、ゴシック調の調度品が並ぶ、古い古い城の中。
盛大なパーティーが始まる。
●当日
パーティー会場の古城は入り口からホール、パーティルームまでカボチャやカブのランタンが導くように置かれている。
カボチャの他にカブがあるのはここがイギリスだからだろう。
従魔に正体がばれにくいように明かりはランタンのみだ。その為薄暗く古臭いカビの匂いも相俟ってゾクリ、と背筋が寒くなりそうな雰囲気が漂っている。
当日は嵐が直撃し窓の外では雷鳴が時折轟いていた。
だが、調度品は城主の趣味でゴシック調であり時折雷の光で鮮明に浮かび上がる姿は怖くもあり、そしてどこか妖しい美しさも醸し出している。
パーティー会場は50人が入ってもまだ広く、部屋の半分には長いテーブルが幾つも置かれ、その上には料理の数々が行儀よく並べられていた。
半分はダンスが踊れるようにスペースが空いている。その先には不気味な仮装をしている音楽隊が並んで静かながら壮大で美しい音色を奏でていた。
シャンデリアで照らされた部屋もホールや廊下程ではないが薄暗い。
雨が叩きつける窓の向こう、広いテラスには白いドレスを纏った女性が立ち、こちらを見て静かに微笑んでいた。
解説
●目的
仮装をしてハロウィンパーティーを楽しもう!
●天候
パーティーの始まりは嵐で雨が窓に横殴り、雷鳴は轟いている。
しかし、終盤になれば雨雲が晴れ、綺麗な月が顔を出す。
●料理について
様々な秋の味覚、西洋料理がテーブルの上に並んでいる。
料理はなくなれば仮装したウェイターが新しいものを運んでくる。イギリス特有の料理も混じってはいるが大半の料理は美味しい。
飲み物はジュースやワイン。
お菓子やデザートなどもたくさん用意されている。
デザートの一部はパティシエ、ショコラール・クロワッサンが担当している。
●仮装について
仮装は必須であり、従魔を欺く必要がある為、おばけや怪物などホラー要素があるものを推奨。
●混じる者達
・白いドレスの女性
噂の幽霊。ハロウィンパーティーの賑やかさに惹かれて顔をだしてきた。美人、胸は普通。半透明。害はない。
・燕尾服の男性
噂のもう一人の幽霊。シルクハットを被っており顔が何故か判別できない。半透明。女性PCをダンスに誘ってくる。
・大きなカボチャランタンを頭に乗せ黒いマントで全身を覆ったジャックオーランタン
パーティー会場をふらふらとしている。「トリック・オア・トリート!(Trick or Treat!)」と声を掛けると飴玉をくれる。
他のことを話かけても不気味なケケケという笑い声を立てるだけ。
・ガイコツ
標本にイマーゴ級従魔が憑依した。パーティー会場に入ってきて料理を食べ始める。
もちろん食べている料理はあばら骨の隙間を通り床に落ちていく。
・白いカーテン
浮かんだり落ちたりしている。時折中に人がいるような形になる。イマーゴ級従魔。
他にも仮装に紛れて徐々に従魔は増えていきます。
マスターより
こんにちは、時鳥です。悪霊と陰謀の仮装狂騒、連動シナリオとなっております。
ちょっと雰囲気があるところでハロウィンパーティーをしよう! というシナリオとなっております。
あまり無理なことでなければ自由に楽しんで頂いて構いません。
デザート担当にショコラールもいるので、彼の元、デザート作りを手伝った為、自分が作ったデザートも並んでいる。や、自分の掘ったちょっと変わったカボチャランタンが飾られているなどというプレイングもOKです。
どうぞよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/11/14 21:00
参加者
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【相談】悪霊達の舞踏会
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