本部
宝石達へ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 9人 / 4~10人
- 英雄
- 9人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/09/01 07:30
- 完成予定
- 2016/09/10 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/01 06:53:08
オープニング
●
近頃はドミネーターであったり自殺案件であったり愚神の出現であったりと物騒な事が続きすぎて夏休みという言葉とは程遠い日常をノボルは送っていた。坂山は入院中だし、唯一の話し相手はスチャースのみ。
何か楽しい依頼はこないものなのかと憂う事もある。英雄といえど、機械といえど嫌な事件ばかり起きるのは物悲しい。依頼が来る度に、誰かが不幸になっているという事なのだから。
そんな日々のせいか、とある依頼が来たときにノボルは喜々として受け入れた。それはもうとても喜んで。
「このテーマパークの中に建設されるプールの管理人から依頼がきたんだ。最近建設されてまだ一般公開はされてないんだけれど、その前に危険かどうかを判断したいからってエージェントの力を必要としたんだ。従魔とかは全く出ないんだけどさ」
なぜエージェントにその仕事が回ってきたのか。それはかつて、このテーマパークが愚神に襲われた時にエージェントが助けに来てくれたという事があったからだ。管理人は仕事で忙しいエージェント達の事を考えて、あくまでも仕事という形で依頼をしてきたのだ。
「場所はイギリスのN・Sアイランドパークっていう所だよ。っていう事でエージェント諸君、プールが危険じゃないかどうか、存分に調査してきてほしい!」
「ノボル、私もついていこうか」
「スチャースも? でもプールって機械からしてみれば天敵の場所じゃないかな。壊れたら坂山に怒られるよ」
「私自身が入る訳じゃない。監視員という物がプールにはいるだろう。少し濡れたからといって故障する程私は弱くない。湿気等も気にする事はない。何より、エージェント諸君が楽しんでいる姿を私も一度、目に焼き付けておきたい」
「そうかぁ……。ならいいよ。スチャースも行っておいでー。僕はここで、何があってもいいように待ってるから」
楽しい思い出となるように、それだけを考えてノボルはエージェント達に手を振った。
●
アイランドパークというように、ここは無人島をテーマとした遊び場だ。遊園地と同じようにレストランやジェットコースター等も設置されている。プールは出入り口から一番近い所にあり、なんと二階建てだ。
男子と女子それぞれのロッカールームを超えるとすぐにプールになる。
無人島要素はいたる所に散りばめられていた。中央の大人用の普通のプールにはなんと、大きな海賊船があるのだ。そこに乗るには梯子を登る必要が出てくる。更に形だけではなく、海賊船の中にも部屋があり、そこは休憩室となっているのだ。
中から外を見渡す事ができたり、中に食事用スペースがある等中々凝っている。更に監視員は船首で望遠鏡をのぞき込みながら監視するというので、こだわりが溢れ出ている。
大きく注目を集めるのはその海賊船だが、中央の左右にあるプールも個性的だった。左側にあるプールには小さな筏風ボートがある。柔らかいプラスチックでできていて、カヤックのように自分で漕ぐ事ができるのだ。ちなみに通称流れるプールとなっており、漕がなくても自動的に進む事はできる。
しかしプールには途中で分岐ルートがあるのだ。カヤック用と通常用のルートに別れ、通常の所は流れるスピードが速くなるゾーンがあるだけだが、カヤック用はまるで川下りのように急な斜面がある。そこを下る時はスリルが満点だろう。
右側のプールにはイルカがいる。
……冗談ではない。実はこのプールはアイランド内にある水族館と繋がっている。右側のプールはドーナツ型となっていて、中央にはイルカが泳げる水槽があるのだ。イルカと一緒に泳ぐ事は一般市民にはできないが、エージェントならどうだろう。
浴槽は透明で、水中に潜ればイルカが泳いでいる所が見られる。とはいえイルカが眠っていたり餌の時間だったりした場合は見れないが、エージェントがいる時間は従業員達はそういった時間を作らないようにしている。
円筒状の水槽に守られているため、イルカのいる浴槽にプールの水が入る事はない。
外側は流れないプールで、遊び用、泳ぐ用としても多彩だ。
右側から二階にあがる螺旋階段がある。二階もまたプールだが、一階に劣らない雰囲気を見せている。
何をモチーフにしたのかと言えば、おそらく洞窟だろう。一階とは打って変わって、少し薄暗い。更に壁と地面も岩石で出来ていて洞窟という雰囲気を存分に出している。
プールは二個あり、子供用のプールが一つ。小さい子供が泳ぐためのプールで、玩具が色々用意されている。
洞窟の入り口という設定で、子供用プールから大人用のプールに移動するには少し狭い通路を通らなければならない。直立状態では通る事ができない通路で、ここまで洞窟を再現しているのだ。
大人用のプールは洞窟の奥という設定で、子供用とは異なり薄暗さが増していた。更に天井から大きな光る眼が覗いている、壁の中から得体のしれない怪物が出てくる等、少しホラー色も含まれている。
大人用もいたってシンプル。二階は洞窟といった雰囲気に存分に浸るために設置された場所なのだろう。薄暗いのは少し危険だが、足元には光源があるなどの対策はされている。
また、怪物なりきりセットといったよくわからない物も置かれている。地底人や恐竜のスーツを着て楽しむ用のグッズだ。見た目の完成度は高く、追われると怖い。
もしも喉が渇いたりお腹が空いた場合はロッカーに戻って財布を取り出し、受付で金貨を買うのだ。その金貨を持って海賊船に乗り込み、その中にあるファーストフード売店かレストランで飲食を補う事が出来る。
経費で落ちるかは不明だが説得が物を言うかもしれない。
管理人はエージェント達が到着するのをアイランド入り口で待っていた。
「ようこそ! さあさあお待ちしてました。こちらへどうぞ!」
高齢の管理人だった。彼はエージェントを連れて、プールのある施設まで案内した。
解説
●目的
プールに危険がないかの調査。
遊ぶ。
●プールについて
まだ公開されていないので、調査の際にはエージェント達の貸し切りになります。遊具の持ち込みは許可されていて、忘れた場合でもパーク内の売店で色々売っているので、購入できます。色々と売っています。
マスターより
※当MSはアドリヴ成分が多めです。
思い切り遊ぶ事です。私から言えるのはただそれだけでした。
ノボルが感じているように近頃は悪い事ばかり起きていたので、せっかくの夏ですから楽しもうじゃないですか。
このシナリオを切っ掛けにエージェントの皆さんに友達が増えれば良いなと思います。楽しいプレイング、お待ちしてます。
リプレイ公開中 納品日時 2016/09/06 19:35
参加者
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最終発言2016/09/01 06:53:08