本部
広告塔の少女~PVは危険がいっぱい~.
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2016/05/12 19:00
- 完成予定
- 2016/05/21 19:00
掲示板
-
控え室【12日19時出発】
最終発言2016/05/12 03:14:17 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/05/08 08:20:32
オープニング
●プロローグ
「遙華、ご来客よ」
ロクトは書類をいっぱいに抱えた遙華を呼び止めた。
「え? 私に何の用かしら」
「広告塔の力を借りたいそうよ」
「ん? じゃあ……」
そう遙華はロクトに書面を押し付けようとする。
「自分の仕事はきちんとね」
「どさくさに紛れて作戦失敗ね」
「あなた、最近変な悪知恵ついてきたわよね……」
「たくましくなっただけよ」
そう遙華はいったん執務室に戻り、そしてロクトに指示されたように応接室に向かった。
● 歌姫【ECCO】
「ほななぁ、西大寺さん。うちなぁ。あたらしいPV撮りたいねん」
「はぁ……」
遙華は女性の嘘くさい関西弁に頷いた。
遙華の目の前に座る女性は『ECCO』
流れるような黒髪が印象的な純日本人の出で立ち、挑発的に細められた瞳には見るものの心にくさびを打ち込む魔力をもつ。
ロングスカートを翻し凛とした姿で歌う姿が神秘的、そう表現される日本を代表するアーティストだった。
「この前な、リンカーに助けてもろうてなぁ。その時のあんちゃんらがなぁ、めっちゃかっこよかってん」
「だから、リンカーをPVに使いたいって?」
遙華は首をかしげる。
「えーっと、それはいいのだけど、なぜうちに? うちはグロリア社よ?」
「遙華さん、広告塔の少女やん」
「いや、私は単なる雑用みたいなもので。それにPVに出るならアイドルリンカーを雇った方が絶対にいいわよ?」
グロリア社はAGWを開発している会社だ、この話を持っていくのであればH.O.P.E.の広報部に行くかアルカディアプロへ行った方がいい。
グロリア社にはコネはあっても、専属で動かせるリンカーはいない。アイドルリンカーももちろんいない
「いやなぁ、斬新なPVがええねん、けどなぁ、今までの会社、今までのやり方じゃ、そんなんできひんやんか。せやからなぁ。頼みたいねんグロリア社に。PV、」
「斬新……それは」
「グロリア社の技術力を頼りにさせてもらえへんかなぁ」
「なるほど、そう言うこと……」
遙華は考える。
最近ロクトの英才教育のおかげでちょっとは尊徳というものを考えられるようになってきたのだ。
「そうね、試作品の霊力機器がいくつかあるからそれを出して。宣伝をうたせてもらって、そしたら……」
遙華は頭の中でそろばんをはじいた。
これはチャンスだろう。ECCOのPVともなれば注目度も高いし、グロリア社がAGW以外のフィールドに進出できる足掛かりにもなるだろう。
それにECCOとの仕事を成功させれば、親密な関係を気付けるかもしれない、ゆくゆくはグロリア社の宣伝も任せることができるようになるのではないか。
これは、受けた方がいい依頼なのではないか……
遙華は後ろを振り返った。ロクトが扉のあたりに立っていて、にこやかに笑ってグーサインを出した。
これは、行ける。遙華は決断する。
「分かったわ、メンバーは私が集めるから大船に乗った気持ちでいてね」
「ありがとぉなぁ。これ、依頼書。目を通してから仕事を受けるかどうか決めてくれてええよ」
依頼書を受け取る遙華。
「詳しいギャラ交渉なんかは、その時に」
そうECCOはロクトに送られその場を後にした。
● 依頼書内容
PVに必要な映像の撮影をお願いします。編集はECCOの映像班で行います。
《少年アニメの主題歌 『hack』》
〈歌詞内容〉
君の思いが僕に力をくれるから、君が護りたかったこの世界をきっと守って見せるよ。
がキャッチフレーズ
君の声が僕を変えて、そして世界は変わる、救われるという曲。
最初は泣き虫で何もできなかった『僕』が『君』の声に背中を押され『僕』が恐怖を振り切って、敵を倒すための刃をとる。
けれど『君』は世界を守るために刃の前に倒れ。『僕』は再び臆病者に戻る。
だけど、君との思い出を思い出した時『君』の心が『僕』の心に入り込み。
『僕』自身が変わり、『僕』はそして英雄になる。
そんな様を描いている。
《役割》
<演奏> ECCOは臨場感を出すために、従魔との戦闘を目の前に歌います。よってECCOの率いるバンドに一般人を採用するわけには行きません、つまりあなた達にECCOの護衛と演奏を同時にまかせたいということです。
・エンジェルスビット
・クリスタルフォーン
・ギター 等別の楽器も募集
* 演奏のメンバーはECCOと一緒に歌います。
演奏には適性があると思いますので絶対必要ではないです。
<戦闘>
こちらには普通に従魔を倒すだけではなく、かっこいいカットやシーンを意識してもらいたい。
それをあえて演出するために、リンカーは英雄側、魔王側に分かれて戦闘の演出をしてください。
また、セリフはそのままの肉声、もしくはテロップで表示される予定なのでセリフ周りも気を使ってみてください。
『僕』 主人公、一名(二名でも可)
『君』 魔王の刃を受けて倒れる 一名
『魔王』 従魔側を引き連れる。この世界を終焉に導くもの。一名
『英雄軍・魔王軍』 任意の人数
《映像構成》
1 僕と君は唯一無二の親友。でも僕は君に対して劣等感を常に感じている。
君はどうしてそんなに強くかっこいいんだ。
突如現れる従魔たち、逃げ惑う僕、そして君は僕に本当の姿を見せる。
僕が知らない君
君は言う「自分の中にある力を信じて、さぁ一緒に戦うんだ」
僕は力を得て戦場に向かう
2 戦場には従魔があふれかえっている、戦う君とその仲間たち。しかし魔王の登場で形勢は逆転。君は死に追いやられてしまう。
3 仲間たちは次々と魔王の手によって撃ち滅ぼされていく、そんな中僕は怖くて動けない。そんな中僕の中に君の言葉がよみがえり、そして僕は魔王を打倒すことを決意する。
4 魔王と僕の戦い、それは熾烈を極め、全ての力を出し切った後に、戦場に立っていたのは僕だった。
*注意
1魔王群は従魔と一緒に戦っている設定ですが、従魔は魔王群を襲うので、距離をとってPV撮影に臨んでください。
もしくは攻撃されないように気を使ってください。
2、ここにあるのはあくまでも一例です、参加者の皆さんがやりやすいように改変するのもあり。
一から作るのもありです。
設定を生やしたりすることも構いません。
● 新アイテム
・エンジェルスビット
マイクとスピーカーが一体になったアイテム。
背中に八枚の薄型スピーカーを格納しており、霊力で空を飛ばすことができる。
訓練次第で自由にこのスピーカーを飛ばすことができ、今までにないライブ演出が可能。
・クリスタルフォーン
バレーボール大のクリスタルの玉。ここから光がはなたれ、その光を遮ることによって音と光での演出が可能。
音色は透き通ったガラス質な音。
霊力で干渉することによって宙に浮かせることができ。
さらに光に色を付けることができる。
訓練次第で、映写機のように映像を投射することも可能である。
解説
目標 PV撮影に協力する
今回はアニメのOPのPVです。
物語仕立てにすることによって、リンカーたちの普段の戦闘への恐怖戸惑い葛藤。を表現していただき。
そこから戦闘、友情、熱血、勝利の演出をしていただきたいと。ECCOはむちゃくちゃなことを言っておりますが、気にしないでください。
こちらの映像構成は脚色されることを前提にスカスカにしてあります。
要点をまとめると。
演奏班はECCOを守りながら演奏する、もしくは歌を歌う。
戦闘班は『僕』『君』『魔王』だけ決めて、熱いセリフを叫びながら戦う。
これだけでOK難しいことはありません。
あとは皆さんの考えたかっこいい演出を加えるだけ、簡単です。
《従魔》 どれも力が弱く、駆け出しリンカーでも十分対処できます
・暗黒騎士
全身が霧に包まれた、頭のない黒い騎士。その剣から漆黒の波動を放つ。
・アシナガグモ
二メートル程度の足を持つ蜘蛛、体格に似あわず素早く一気に距離を詰めてくる。
・ワイバーン
翼の生えた龍、戦闘力高め、空を飛べるが早くなく、また加速減速がうまくできない。炎を吐く。
《遙華》
遙華は楽器はリコーダーくらいしかできません。なので戦闘に回ると思います。
基本的にPCの意見に従って配役を決めますが。
何もなければ遙華は魔王群になります。
魔王の右腕的な存在で英雄軍に襲いかかってくる役をします。
決め台詞は「これが金に心を食われた亡者の刃よ」です。ロクトが考えました。
設定としては魔王に金で雇われているが、あまりにも金額が大きくて目がくらんで引き際を逃してしまった忍者らしいです。
下記PL情報
・歌詞に盛り込んでほしいフレーズなど募集。
これは『演奏』班が優先的に採用されます。演奏班は一緒に歌っている設定なので。
またこのPV撮影に成功すると次の依頼が来る手はずになっています。
マスターより
今回のテーマは音楽です。
熱いPVがカラオケで流れるとテンションあがりますよね。
僕は魂が入りすぎて音をはずしちゃう人です。
今回はPV撮影ということで、普段音楽聞きながら、自分だったらこんなPVにしたいなぁみたいな妄想をぶちまけていただくと、それがリプレイになって帰ってくるという企画です。
ちょっと難しいかな、と思いますが、ふるって参加お待ちしてます。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/05/20 13:50
参加者
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控え室【12日19時出発】
最終発言2016/05/12 03:14:17 -
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最終発言2016/05/08 08:20:32