本部
クリムゾン・ブック
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 4人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/03/04 07:30
- 完成予定
- 2016/03/13 07:30
掲示板
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本を探せ
最終発言2016/03/03 22:45:39 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/03/03 09:47:12
オープニング
●呪われた深紅の本
また、来てるな。
とある古本屋。店主である山本は、見慣れた少年の姿に、眉をひそめた。
近所の中学校の制服を着たその少年が本棚から引き抜いたのは、深紅色の本であった。
この一週間、夕方になると、その少年は店にやってきて、いつも同じ本を手にとり、立ち読みを始めるのだ。
そんなに好きな本なら、買いなさいよ。
山本は、心の中で呟きながら、ハタキで本の埃をはらい始めた。少年の顔のすぐ近くでハタキを動かしているのだが、少年は本に集中していて、山本の存在に気づいていないようだ。
一体、なんの本を読んでいるのだろう。
山本は目を細めて本のタイトルを読み取ろうとしたが、よく読めない。
山本がもっと少年に近寄ろうとしたその時、少年の身体がゆっくりと山本のほうに倒れてきた。
「なんだ? どうした? 大丈夫か?」
少年の顔は真っ白で、意識は朦朧としているようだ。
山本は少年の身体を床に横たえると、携帯電話で救急車を呼んだ。
電話を切った山本は、ふと気づいた。
本がない。少年が読んでいた深紅の本が。
少年の手の中にもなければ、床に落ちているわけでもない。
本棚を見ても、それらしき本はない。
本はどこに行ってしまったのだろう。
山本は首をひねった。
昨日は、大変な一日だった。
少年に付き添って救急車に乗り、病院で少年の両親が到着するのを待ち、少年の両親に事情を説明し……山本が、家に帰ったのは夜遅くなってからだった。
少年は一命をとりとめて意識を取り戻したそうだが、詳しい病状は聞かなかった。
早く元気になるといいが……。
山本がレジスターの後ろに座ってそんなことを考えていると、店に一人の少女が入ってきた。少女は本棚の前をうろうろしていたが、やがて一冊の本を本棚から抜き出した。
深紅の本。
「あ、ちょっと、その本」
山本が思わず声をかけると、少女は本棚に本を戻し、店を飛び出して走り去った。
別に驚かすつもりじゃなかったのだが……。
山本は、少女のいた場所に立って、深紅の本を探した。だが、見つけることができなかった。
●古本屋に潜む従魔を倒せ!
HOPE敷地内のブリーフィングルームで、職員は説明を始めた。
「昨日、ある古本屋で、一人の少年が突然意識を失って病院に運ばれました。名前は健太くん、中学二年生です。診察の結果、健太くんはライヴスを奪われていたことがわかりました。健太くんは、その古本屋に最近頻繁に通っていたそうです。おそらくその古本屋に従魔が潜んでいると思われます。みなさん、従魔の討伐をお願いします」
解説
●目標
従魔の討伐
●登場
・ミーレス級従魔「クリムゾン・ブック」
本の形をした従魔。
単行本サイズ。深紅色。
普段は本棚の奥に隠れていて、標的とした人間の前にだけ姿を現す。
本の中には、標的とした人間が夢中になるような物語が書かれている。
攻撃する時は、本のページが勝手にめくれて、旋風を巻き起こし攻撃する。
また、体当たりで、BS「洗脳」を付与する。
・山本
古本屋の店主。50代の男性。
・健太
中学2年生の男子。従魔にライヴスを吸い取られ、意識を失う。病院で意識を回復した。入院中。
・葵
中学2年生の女子。健太のクラスメート。健太が学校を休んだので、健太のことを心配している。
健太が入院したことは、まだ知らない。
健太が頻繁に古本屋に通っているのを目撃して、不審に思っていた。
古本屋で「クリムゾン・ブック」に接触した。
●状況
古本屋の本棚に従魔が隠れている。
古本屋の通路は狭い(人がすれ違うのがやっとの幅)。
マスターより
こんにちは、花梨七菜です。自分が読みたいと思っているお話が読める本って、素敵じゃないですか? でも、ライヴスを奪われるのは嫌ですけれど。従魔の討伐、よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2016/03/08 19:18
参加者
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本を探せ
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