本部
鬼帰葬~おにきそう~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 9人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2015/12/14 19:00
- 完成予定
- 2015/12/23 19:00
掲示板
-
相談用
最終発言2015/12/14 13:37:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/12 21:44:30
オープニング
八つの足の、おとめが歌う。
ここはくさくて、汚いところ。
平たい顔した俗世を笑う。
八つのおてての。おとめが謳う
ここはにがくて、貧しいところ
天より鎖を垂らして微笑む。
はよはよ、繰(く)れ繰(く)れ。
ここからだしちゃる。
おとめがわらう。
おとめがわらう。
乙女じゃないよ、それは間違い。糸玉つむぐ、おおきなおとめ。
人ではないよ。それは間違い、手足が多い、優しいおとめ
早くおいでよこちらの世界、おとめが待ってる優しい世界。
いとのゆりかごゆらゆらと。ゆらゆらと。
* *
日本国内某所、入り口が無い家があるという怪談話を聞いたことはないだろうか。
この家は白塗り壁の紺色屋根で二階建て、何の変哲もない家に見えるが、実は違う。
この家の周囲を見渡したところで、扉が全く、どこにもないから。普通の家ともまるで違う。
そのこと気が付き、それが異様だとわかったなら。
ひき返した者は懸命だ。
しかし愚かなることに、その家が異様だと気が付けず。窓や壁を壊して中に入ってしまったが最後、呪いを受けることになる。
いや、違うか。その時点で呪いを受けるわけではない。
その家に隠された秘密を解き明かし、三面鏡の開かずの戸棚を開けた時。
その呪いに取り殺される。
それがこの都市伝説の概要だ。
ちなみに、この都市伝説の中身にはいくつかパターンがある。
戸棚の中身の違いだ。
たとえば、戸棚の中には字の書かれた紙が入っている、この紙に書かれたのは誰かの名前だ。その場にいる誰かの名前。
当然一人で行けば君の名前が、三人で行けば、その三人の誰かの名前が書かれている。
そして名前が書かれた者を生贄として家に残さなければ他の人間が死ぬ、しかしだ、生贄として差し出されたものがどうなるかはわからない。
さらにパターン2。
そこには写真が数枚入っている、一枚目は家族写真、普通に仲睦まじい四人家族が映っている、二枚目には、父と娘と息子の写真、なぜか母はそこにはいなかった。
そして三枚目には、その母が、たった一人で映っている。カメラを睨むようにすごい形相で。
これを見たものは彼女の子供にされてしまい、この家から出られなくなるらしい。
さて、なぜこんなことを急に私が話し始めたかなんだが。
どうやら都内某所のこの家は実在するらしい。
そしてここに入っていた小学生何人かが行方不明になったそうだ。
捜索依頼が出されている。
そしてここからが本題なのだが。
この家で微弱な霊力が観測されている、おそらくは従魔、もしかすると力は弱くとも愚神が居座っている可能性がある。
これはお化けや妖怪と言った類の物ではない、それを利用した敵の巧妙な罠だ。直ちにこれを撃滅していただきたい。
恐れる必要はない、相手はいつも戦っている愚神となんら違いはないのだから。
* *
そう依頼を受けてさっそく君たちは現地に向かった。
例の家は本当にあった。
この扉のない家は、町はずれの小高い丘の上にぽつんと立っていて、白塗りの四角い、噂通りの家だった。
荒れ果てた庭。ベランダなどはなく、割れた窓ガラスが見えるが、本当に、いくら探しても扉はなかった。
君たちはとりあえず、すでに割れている窓から中に入ることにする。
床には畳が敷いてあり埃とカビの匂いが充満していた。
この家は二階建てで、一回にはリビング、キッチン。トイレ、バスルーム。そして違和感に気が付くだろう。
この家、構造からしてもともと扉を創るスペースを作っていないだろうことに。
君たちは二階へ上がる。
二階には部屋が四つあった、両親の寝室、女の子の部屋、男の子の部屋。
そして、化粧品などしまえるように棚が備え付けられた三面鏡が部屋の真ん中にぽつんとある部屋。
そしてその棚には黄色いテープで封印が施されていた。
全員が一瞬で理解する。これが噂の開かずの棚か。
その棚に手をかけようとした瞬間だった。
突如、ぴしゃりと背後の戸がしまる。あわてて別のリンカーがその戸を開けたとき。さらなる異変に気が付くことになるだろう。
今まで、そこにあったはずの階段がないことに。
一階を調査していたエージェントと分断されてしまった。
戸惑いを隠せないあなた達の耳元でおとめの笑い声がケタケタと聞こえた。
* *
リンカーたちはしばらくここの家を調べてみて、ドロップポイントであることがすぐにわかった。
そこまで広くはないが、このドロップポイントはループしているので外に出られないようだ。
壁を破壊しようが、窓を破壊しようが、その先に続いているのはこの家と同じような作りの壁や廊下だけが続いている。
なにか条件を満たさないと脱出できないように思われた。
さらに、階段が消えたことで一階にいるメンバーと二階にいるメンバーは分断されてしまい、連絡手段もない。
この状況で、この家に住むおとめとやらの謎を解かねばならない。
解説
目標 愚神 堕女(おとめ)の撃破
*二階にて*
戸棚の鍵は二階の部屋のどこかにあります。
戸棚を開けると、そこには遺書が入っていて、この家の前の持ち主が一家心中したことがわかります。
母が銃で家族を打ち殺したそうです、歌が聞こえ、それに導かれるまま殺したと書かれています。
この遺書を読み終えると、三面鏡のある部屋が急に巨大化します。
一キロ八方の空間になり、床は畳で壁は白塗りの木製。
そして部屋の中心には十六本の手足を持つ蜘蛛のような愚神『堕女』が出てきます。
*一階にて*
一階はとても危険です、廊下の壁がいきなり迫って来たり、床が抜けたりします。しかし一階の部屋のどこかには子供たちが糸で簀巻きにされていますので助けてあげてください。
二階組が遺書を読み終えると、子供たちを殺そうと子蜘蛛従魔が五匹程度出てきます。
ちなみに一階にリンカーがいないと、霊力回復のために子供たちは食べられます。
愚神 堕女
無数の手による同時攻撃が可能。そのため下記の攻撃を一ターンに三回ランダムで行う
・ かぎづめによる、近接攻撃
・ 糸による拘束攻撃 BSの封印と拘束を付与
・ 歌による魔法全体攻撃 威力低め、低確率で洗脳
従魔 子蜘蛛
基本的に単体近接攻撃しかしない、ステータスも耐久力がきわめて低いが、その分数が多く、堕女を倒さない限りターンの終わりに一体追加される
外で待つことを選択する場合、蚊帳の外です。
途中でこの家に入ろうものなら、一階を探索していた人たちと一緒に閉じ込められることになります。
マスターより
こんばんわ、なるみです。
突然ですが私、ホラーが好きなんです。
そんなわけで今回季節外れのホラーテイストにしてみました。
ちょっとでもギャーギャーしてもらえるとうれしいです。
ちなみにこのシナリオ、みんなで屋敷の前についたところから書き始めようかなぁって思ってます。
それではみなさんよろしくお願いします
リプレイ公開中 納品日時 2015/12/20 19:30
参加者
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相談用
最終発言2015/12/14 13:37:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2015/12/12 21:44:30