リンクブレイブ

かつて彼女は、殺意と暴力が善人の皮を被ったような、典型的性格破綻者。 社会生活を営めなくなれば、合法的に弾を撃てなくなる。ただそれだけのために、己自信をも騙す演技力を身に着けた。 彼女にとって友人とは、戦いを邪魔しない存在であり、親友とは、戦いの日々に狂う自分を現実に繋ぎとめる楔でしかないと、ＨＯＰＥに辿り着くまで思い込んでいた。 酒好きだが、酔えないタイプ。愛煙家。 硝煙とガンオイルの匂いに包まれている時、精神が高揚する。 子供に対しては特別優しい。別に偏愛主義でも子供好きでもなく、未来を担う世代は健やかに育って欲しいがゆえ。 ＨＯＰＥにて仲間という存在を認めることが出来るようになり、一般的に友人と呼べる存在も出来始めた。 元々は剣術家で、林崎夢想流抜刀術皆伝の腕前。銃に走ったのは、名刀に出会えないからだとか。

難しい事はさておき、特殊な組織だろうが、短い人生をとにかく謳歌したい。ついでに世界も守りたい。

生きる。撃つ。ただそれだけ。それで世界が救われる手助けになると言うなら、勝手に救われてればいい。 ……まぁ、仲間と思える相手だけは、子供たちのついでに助けてもいいかな。

破壊衝動に駆られており、戦いでそれを満たそうとしている。エージェントは手段のひとつにすぎない。

弾をばら撒きたくて仕方が無い。それが原点。 人間を撃てば犯罪者。愚神を撃てば英雄候補。 ―答えは、得た。

別の可能性世界における、美空はるかの異世界同位体…達の集合意識。 かつての夫と、その名に付随するエピソード、そして知識記憶は保持。他はほぼ失っている。

戦闘中は目が冷酷。 敵に対して容赦がない。 「念のため」で簡単に敵を殺せる精神性。 危険を冒してでも子供を庇う。ただし死は避ける。助けた相手にトラウマを与えないために。