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異世界では神殿騎士であったという英雄。 正義を重んじる謹厳実直な人間だが、堅物で融通の利かないところがある。 騎士として生きてきたことに誇りを持っており、現代世界でも誓約者を導き共に戦わんと使命に燃えるが―― その相手が正義も使命もしったことじゃないな剣鬼少女だったことで彼の挫折ははじまった。 基本的には紗夜のストッパー役として苦言を呈する役回り。が、騎士として～とか神が～などとお題目ばかりを並べる悪癖があり聞き流されることが多い。とはいえ紗夜も別段ヘルマンを嫌っているわけではなく、むしろ「何時か斬り合ってみたいですね」と彼女なりにではあるものの気に入られているらしい。

『いかなる時も戦い抜く』 凸凹コンビな二人の共通する望みであり誓約。ぶつかりあうことの多い二人だがひとたび敵に剣を向ければ息の合った戦いぶりをみせる。互いの呼び方は「ヘルマンさん」「サヨ」。

教義と騎士道を重んじる正義の人。やや傲慢不遜なところもあり、悪と断じた相手には苛烈に断罪を下そうとする。 そんな人物だがそれ以上の問題児のせいで凡そ突っ込みに回ることが多いという感じで。