本部

新作パンケーキを作るのはあなた!

水藍

形態
ショート
難易度
易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
10人 / 4~10人
英雄
10人 / 0~10人
報酬
無し
相談期間
5日
完成日
2016/01/24 15:28

掲示板

オープニング

●そうだ、猫の手を借りよう
 香港にある、とある街角のカフェである。
「……うちのカフェも、なんか女の子が喜ぶようなメニュー作りませんか?」
 バイトの若い男が言った。
 その言葉に、店長の男性は怪訝な顔で振り返る。
「はぁ? 良いんだよ、別に。うちはこれまで通り、常連さん向けに営業していくんだから」
「えええ、でも、今月の売り上げ知ってますよ? ぎりぎり黒字じゃないっすか!」
「……お前、なんでそんなこと知ってんだ」
「そんなのは後でもいいんです! このままだったらこのカフェ潰れますよ!?」
 ばん、とカウンターに手をついてバイトの男が店長に抗議する。
 店長はその言葉に、うぐ、と言葉を詰まらせた。
「いいすか? 来月には大手カフェチェーンが近くに出来るんですよ!? それができたらうちは商売あがったりです!」
「う、あぁ……」
「今来てくれている常連さん達がもしもそっちに流れていったら、うちはもう終わり! どうするんですか!?」
「いや、まぁ……、その……」
「店長が思っているよりは深刻なんです! 幸い、建つ予定のカフェチェーンはドリンク重視っすけど! でも他との違いを出さなきゃ!」
 ばしばしとカウンターを叩くバイトの前に、店長はすまなさそうに頭を少し下げた。
 このバイトが居るおかげでこの店は今も生き残っている、と言っても過言ではないほどこのバイトの経営手腕は目を見張るものがある。
 どんぶり勘定の店長と、細かく帳簿を付けて店の経営状況を把握しているバイト。立場が逆の様な気もするが、店長はこのバイトを心から信頼していた。
「でも、新メニューなんてどうやって考えるんだ? 俺達2人だけじゃああんまりいい案なんて……」
「ふふん、店長は頭が固いっすね! こういう時は、HOPEに頼んでみるんっす!」
「はぁ!?」
「HOPEにはいろんな人が居るでしょう? そこで、HOPEに頼んだらいろんな意見が取り入れられるし、客のニーズも分かる、っていう寸法です! 俺のダチがちょうどエージェントしてますしね! それをつてに頼めないかやってみます!」
「お、おぉ……」
 もはやバイトの独壇場だった。
 きらきらとした目でこれからのこのカフェの行く末を話すバイトが、ふと動きを止めて声を上げた。
「そうだ! この際、実際にパンケーキを作ってもらう、ってのは!? これだったら、作る手間も省けて一石二鳥!」
「おぉ……」
 てきぱきとなにか用意を始めるバイトに、店長は呆然と立ち尽くすしかできなかった。

●エージェントは忙しい
 個別に設定した携帯の着信音が鳴り響き、彼は本を読む手を止めて携帯を手に取った。
「……もしもし?」
『おう、俺だ俺! 元気かー?』
「俺俺詐欺みたいだから出ていきなりそれはやめろってば。……元気だよ」
 相変わらず無駄に元気な友人の声を聞いて、彼は苦笑した。
「で? どうかしたの?」
『それなんだけどさー、俺のバイトしてるカフェが経営の危機でさー。HOPEに手伝ってもらいたいんだけど』
「……はぁ?」
 唐突に結論から言う友人に、彼は怪訝な顔をした。
 日々世界の平和を守っているHOPEに、ただのカフェが何を依頼するのだろうか。
「ちょっと、詳しく教えてよ」
 彼は手元にメモ用紙とペンを引き寄せて電話に集中した。

●猫の手を貸すエージェント
「……ふんふん、つまり、HOPEのエージェントの力を借りて新メニューを作りたい、と」
 友人から聞かされた話をまとめ、彼は漸く合点がいった。
 確かに、HOPEにはいろいろな人間が居るので複数の意見を取り入れるのは簡単だろう。
「んー……、君がクッキングスタジオを借りた日は僕は別の依頼が入ってるから行けないけど、他の人に声かけはしてみるよ」
『助かる!』
 友人の威勢のいい礼を耳にして通話を切った後、彼は早速HOPEにいるエージェント達へ声を掛けるべく支部へ向かうのだった。

解説

カフェの新メニューにするパンケーキを作成してください。

●カフェ
 商店街にあります。お茶をしに来る女性客を増やしたいので、女性向けのメニュー希望です。 

●場所、制限時間
 ・クッキングスタジオで調理を行います。(調理器具は用意済)
 ・制限時間は90分です。(開始は午前10時です)

●メニュー提案数 
 1組1種類です。

●用意されている材料
 ・クリーム
   (カスタード、ホイップ、チョコ、チーズ)
 ・パウダー
   (抹茶、ココア、粉糖)
 ・フルーツ
   (苺、バナナ、キウイ、ブルーべリー、ラズベリー、黄桃、白桃、パイン、マンゴー、リンゴ、ミカン、蜂蜜レモン)
 ・トッピング用
   (白玉、餡子、黒蜜、ミント、ブラウニー、チョコアイス、バニラアイス、ミックスナッツ、ドライフルーツ)
 ・ソース、シロップ
   (チョコ、カラメル、メイプル、キャラメル、はちみつ)
 ・その他
   (ヨーグルト、リコッタチーズ、黒糖、きな粉、ココア)

●補足
 ・用意されている材料の『その他』はパンケーキの生地に入れて焼けます。
 ・プレーンのパンケーキは大量にありますので、生地に何も入れない場合はそちらを使用してください。
 ・原価を抑えるため、フルーツを使う場合は3種類までにしてください。
 ・クリームにソースやシロップを入れる事が可能です。

●調理終了後
 貸し切りになっているカフェにてフードメニューおよびドリンクメニューが食べ飲み放題です。
 英雄と料理を楽しむ、他の能力者達と仲を深める等してください。

●カフェにあるメニュー
 ・軽食
  (カレー、サンドイッチ、ミートソースパスタ)
 ・パン
  (クロワッサン、フレンチトースト、エッグベネディクト)
 ・ケーキ
  (モンブラン、ガトーショコラ、ショートケーキ、チーズケーキ)
 ・パフェ
  (苺、チョコ、クリーム白玉)
 ・ドリンク
  (コーヒー、オレンジジュース、紅茶、抹茶ラテ)

リプレイ

●最後の仕上げは貴方の手で
 赤城 龍哉(aa0090)は状況を把握しようと懸命に答えを模索していた。
「俺は何故ここに……?」
 そんな疑問の声を聞き取ったのか、龍哉の目の前で腕まくりをしているヴァルトラウテ(aa0090hero001)が龍哉を振り返った。
「私が甘味を所望したからですわ!」
 誇らしげに腰に手をやって胸を張ったヴァルに、龍哉は右手で顔の半分を覆ってため息を吐いた。
「ドヤ顔で言う事か……。そういうのは普通自分で……」
 文句を言いかけ、龍哉ははたと気付いた。この戦乙女が料理が上手いなんていう話は今まで一度も聞いたことが無いからだった。
 龍哉の疑惑の視線を感じ取ったのか、ヴァルは誇らしげな顔を一転させて今度は憤慨を露にする。
「お米を洗剤で洗ったりはしませんわ!」
「当たり前だ!」
 ふんぞり返るヴァルに、龍哉は頭を抱えたくなった。
(なんでそんな当たり前の事を自慢げに……。……やっぱりこいつに任せておくとやばい事になりそうだ)
 調理をする上で当たり前の事を自慢げに言ってのけたヴァルに、龍哉は一念発起した。
 菓子系は専門外になってしまうが、調理経験のある龍哉は自分が主導権を握る事にしたのだった。
「あー……、調理は俺がするから、ヴァルは俺の手伝いをしてくれ」
「……まあ、私は料理初心者ですので、今回は大人しく従いますわ! メニューとして検討する以上、味は無論のこと、見た目も重要になると思うのですわ」
「とりあえず見た目は後で考えるか……」
 龍哉はメニューを考える為にまずは店側の立場になって考える事にした。
(メニューとして出す以上、手間を掛けすぎず、コストを掛けすぎず、か……)
 ある程度店側の立場になって考えた結果、龍哉は2つの制約を付ける事にした。
「パンケーキはプレーンのを使う、ある程度作り置きが効く。……こんな感じか?」
「美味しければ大丈夫ですわ!」
 龍哉は早速調理に取り掛かる事にする。
「フレンチトースト風にするか。……卵と牛乳、っと」
 用意された材料をざっと見渡し、龍哉は愕然とした。
「卵も牛乳もない、だと……」
 衝撃的な事実を前に、龍哉は早くも心が折れそうだ。
 そんな龍哉の様子を見て、ヴァルが龍哉に声を掛ける。
「諦めたらそこで試合終了ですの!」
 どこかで聞いた事のある台詞を言ったヴァルの声に、龍哉は早くも吹っ切れた。
「有る物で何とかしてやらぁ!」
「その意気ですわ!」
 もはや手伝いと言うよりもセコンドの様な役割のヴァルの声を聞き、龍哉は用意されているバニラアイスとチョコアイスを湯せんにかけ始めた。
「アイスで代用ですの?」
「アイスは卵と牛乳と砂糖で出来てるからな」
 液状になったアイスを湯せんから外し、その中に半分に切ったパンケーキを投入する。
 じんわりとアイスを吸い上げて色を変えるパンケーキに、ヴァルは期待の籠った視線で見つめる。
 裏と表をひっくり返し、パンケーキが十分にアイスを吸い込んだのを確認した龍哉は次なる工程へと進んだ。
 甘い匂いを発しながら焼けるパンケーキを、少し焦げ目が付くまで加熱する。
 2分割されたバニラ味とチョコ味のパンケーキを皿に乗せ、その上からヨーグルトとホイップクリームを混ぜたヨーグルトソースを掛けその上に苺とキウイを乗せる。
「……お皿への盛り方を何とかすべきですわ」
「後回しだって言っただろ。その辺はプロに任せるぜ」
 不満そうなヴァルを尻目に、龍哉は最後にミントの葉を載せた。
 小さな容器に用意されている5種類のシロップとソース、そしてミックスナッツを添える。
「パンケーキの甘さと添え物の酸味。後はお好みで、だな」
 こうして、龍哉とヴァルのパンケーキは完成した。

●ハートのパンケーキ
「娑己様、まずは使う道具を準備したらいいよ」
「そうだね! じゃあ道具の確認をしなくちゃ」
 龍ノ紫刀(aa2459hero001)の提案に従い、天都 娑己(aa2459)は今回使う物の確認を始めた。
 準備された調理器具を一通り確認し、娑己は1つ器具が足りない事に気付いた。
「んー……。大きいハートの型、ってないのかな?」
「私が訊いて来るね! 娑己様は先に作業を始めて!」
「有難う」
 近くに居る筈の店長とバイトを探しに行った紫刀を見送り、娑己は早速作業を始めた。
 まず、バニラアイスを適量室温に戻す為冷凍庫から出しておく。
 生地にヨーグルトを入れ混ぜ合わせ、フライパンに生地を流しいれる。
 パンケーキを3枚焼き上げ、一先ず皿に盛っておく。
 次に、室温で柔らかくなったバニラアイスの中に大きめにカットした苺、バナナ、そして黄桃を混ぜ再び冷蔵庫へ。
 冷蔵庫にアイスを仕舞った時、タイミングよく紫刀が帰って来た。
「娑己様ー、あったよ! これで大丈夫かな?」
「有難う紫! 良い大きさだね。これ、どうしたの?」
「バイトさんがわざわざお店に戻って持ってきてくれたの! 何か手伝おうか?」
「じゃあ、ミックスナッツを砕いてくれる?」
 手伝いを申し出た紫刀に、娑己はミックスナッツが入ったボウルと麺棒を渡した。
 それを受け取った紫刀がミックスナッツを砕く音を聞きながら、娑己は先程紫刀が借りてきた型を手に取った。
 1枚のパンケーキの中心を大きなハート型にくり抜き、白い皿に乗せて上からメイプルシロップを適量。
 その上に同じようにくり抜いたものを1枚乗せ、中心に出来たハート型の穴に先程細工を施したアイスを詰める。
 計2枚のパンケーキにメイプルシロップを適度に掛け、一番上にくり抜いていないパンケーキを乗せ、上からホイップクリームを塗り全体を覆う。
「娑己様、出来たよ!」
「ありがと! うん、いい感じだね!」
 紫刀から受け取ったミックスナッツを少量ホイップクリームの上に振りかけ、最後にミントを乗せて完成である。
「出来た~! タイトルは『secret in my heart』ねっ!」
 見かけは真っ白だが、フォークを入れると中からアイスやフルーツが顔を出す仕組みのパンケーキは娑己によって早速命名された。
「コンセプトは女の子の心! 女の子って複雑で秘密がいっぱい! タイトルのように心の中には色々な気持ちを秘めてるって感じを表してみたわ!」
「女の子ってこういうサプライズ好きだもんね~!」
 にこにこと紫刀と笑い合いながら、娑己は出来上がったパンケーキに期待を掛けた。

●彩りパンケーキプレート
 気合の入った今宮 真琴(aa0573)に、奈良 ハル(aa0573hero001)はため息を吐いた。
 食べる事が何より好きな真琴は、目の前に並べられた材料をざっと見てからハルへと視線を向ける。
「ハルちゃんどうする?」
「ワタシはいい、思う存分やるがよい」
「うん! 任せて!」
「う、うむ……、まぁ程々にな?」
 きらきらした目で見上げられ、ハルは怯んだ顔で真琴を見下ろした。
「生地はノーマルのとチーズ混ぜたのを1枚ずつ用意!」
「待て待て、作るのは1種類だけじゃよ?」
 生地にリコッタチーズを入れ、早速フライパンで焼き始めた真琴をハルは慌てて静止する。
 真琴はそんなハルを見上げにんまりと笑った。
「今時の女子が1枚で満足するわけないじゃないですか! 2枚で1つなのです!」
「……そーゆーもんなのか?」
「チーズ生地にはチーズクリームとミックスナッツ、そしてはちみつシロップを掛けるのです!」
「お、おぅ……」
 置いてきぼりになってしまったハルは、真琴の調理を見学する事にした。
 チーズ生地が焼き上がり、真琴はそれを楕円型の皿の一番左に配置した。
 既に有るプレーンの生地をその隣に配置すると、トッピングの作業に移る。
 チーズ生地には先程言ったトッピングを施し、プレーンの生地には苺、ブルーベリー、ラズベリーの3種類とバニラアイスを乗せ、カスタードクリームを土台にホイップクリームを絞る。そして最後にこちらにもはちみつシロップをたっぷり掛けた。
 作業がひと段落し、出来上がったパンケーキプレートをじっくり見る。美味しそうだ。
 と、真琴が何やら再び作業を始めた。
 楕円型の皿の一番右端に、徐にブラウニーを2個配置する。
「真琴、これは何だ?」
「備え付けだよ! 女子は彩りも大切にしたいからね!」
「ほう……」
 言われてみれば2枚のパンケーキと端に置かれたブラウニーのバランスがとても良い。
 ハルが感心している間にも、真琴の調理は続く。
 皿の端に置かれたブラウニーに粉糖を掛け、そしてその上にチョコシロップを垂らす。
 楕円の皿に盛られたパンケーキとブラウニーのバランスを見た真琴が小さく頷いた。どうやら満足らしい。
「甘いのとしょっぱいのとビターなので味が3種楽しめるよ!」
 ハルを見上げた真琴に、ハルも頷いた。
「思った以上にまともじゃな。てっきりクリーム盛りになるもんだと」
「確かにそれも魅力的だけど、お店に出すんだからこっちの方がいいの!」
「……魅力的なのか」
 さらっと漏れた真琴の本音にハルは小さく突っ込みを入れた。
 と、真琴が徐にハルへとフォークを差し出す。
「……?」
 差し出されたフォークを見て首を傾げたハルに、真琴がにっこりと笑った。
「ハルちゃん、食べてみて♪」
「え、食べていいのか?」
「ハルちゃんが食べられるように、って考えたの!」
 頬を僅かに染めながら、真琴がハルに言った。
「あぁもう……! 有り難く頂こう」
「うん!」
 真琴の頭を撫でながら、ハルは真琴からフォークを受け取る。
 パンケーキの端を少し切り取り、そして1口。
「ハルちゃん、どう?」
「予想以上じゃ……! いくらでも入る……!」
「でしょー♪」
 ぱくぱくと食べ進めるハルに、真琴が笑いかけた。
「ありがとな」
「えへへ……」
 慈愛の籠った眼差しを真琴に向けながら、ハルが再び真琴の頭を撫でる。
 真琴は嬉しそうに笑った。

●ふかふか苺抹茶パンケーキ
「女性をターゲットとするのは正解だろうな。女性が集まれば、男は勝手にくるだろうからな」
 ニクノイーサ(aa0476hero001)の言葉を聞いて、大宮 朝霞(aa0476)がメニューを本格的に考え始めた。
 むむむ、と難しい顔で考える朝霞に、ニクノイーサはかすかに笑顔を浮かべた。
「あまり考えず、朝霞がおいしいと思うパンケーキを提案すればいいんじゃないのか?」
「!」
 ニクノイーサの声に、朝霞が振り返る。
「そうだね! 私が食べたいパンケーキを作るわ!」
 そうして、朝霞は調理台に向かった。
 まず、プレーンのパンケーキを皿に盛り、その上にホイップクリームを絞る。
 クリームが微かに緑色になるように抹茶を振りかけ、真ん中に苺を配置。
 最後にメイプルシロップを掛け、朝霞のパンケーキは完成した。
「できたぁ!」
「ほぉ、どれどれ?」
 ニクノイーサは朝霞の背後から彼女の作ったパンケーキを見遣る。
「メインのパンケーキはプレーンにしたわ!」
 ふかふかの生地を指さし、朝霞が言った。
「まあ、無難だな」
(これは焼き直す自信がなかったな)
 ニクノイーサの穿った考えなど露知らず、朝霞は説明を続ける。
「そして、ホイップクリームをパンケーキにたっぷり!」
 ほぼホイップクリームタワーと言っても良い程に盛られているが、塔は絶妙なバランスを保っている。
「……よくこんなに盛れたな?」
(あんまり絞ると太るぞ)
 口には出さなかったが、ニクノイーサは心中でこっそりと指摘した。
「この苺はパンケーキが水分を吸わないようなフルーツを選んだの」
「ほぉ」
(抹茶と苺が合うのか?)
 ニクノイーサは相槌を打ちながらも心配していた。
「仕上げにメイプルシロップをかけて、出来上がりよ!」
「味見はしたのか?」
 言い切った朝霞に、ニクノイーサは言った。
「これからよ!」
 ニクノイーサの指摘に、朝霞が慌てた様子は無い。
「そうか。で、朝霞おすすめのドリンクは?」
 上機嫌でパンケーキを見ている朝霞に、ニクノイーサは問いかけた。
 朝霞が驚いて振り返る。
「えっ!?」
「ここはカフェなんだろ? こいつに合うドリンクは何を想定していたんだ?」
 ニクノイーサの問いに、朝霞は一瞬視線を泳がせた。
「……何でも! 何でも合うわよ!?」
 考えていない事が見え見えの朝霞だったが、ニクノイーサは深く追求しない事にした。

●恥ずかしがりやへのパンケーキ
「パンケーキ、か」
 作業がしやすいように、己の袖をまくり上げながら鶏冠井 玉子(aa0798)がぽつりと溢した。
「そうだな、時期的にバレンタインデーも近いことだ。ここは手堅くチョコレート系の一品をまとめてみるとしようか」
 備品として渡されたエプロンを着ながら、玉子は呟いた。近くでオーロックス(aa0798hero001)が静観している。
「とにかく派手に賑やかに楽しげな雰囲気を全面に押し出す昨今のパンケーキ……、それはそれで良いが、逆にそういった装飾過多なものを人前で口にするのがやや気恥ずかしい、という人たちも一定数の割合で存在するハズ。……ふむ、基調となる色をブラックで纏めつつ、甘くなりすぎないようビターなチョコを軸に、重厚感のある、ワンランク上の女子のためのパンケーキとしたいところだ」
 作る予定のパンケーキの案を呟きながら、しっかりと手を動かしているところが調理師らしい。
 彼女は焼く前の生地にココアパウダーを投入し、生地をココア味に仕上げる。
 素早く、かつふんわりと焼き上げ、そしてフライパンから白い皿の上へとパンケーキを手早く移した。
 白い皿の上に乗せられたココア色のパンケーキは、その上にチョコクリームを乗せられる。
 チョコ色のクリームとパンケーキの上に、更にココアパウダーが振りかけられる。何から何までチョコ尽くしである。
「さて……、パンケーキだけと言うのも品がないな。脇役を添えるか」
 業務用の大きなケースに入っているチョコアイスを慣れた手つきでアイスクリームスクープで掬い取り、パンケーキの傍に添えた。
 パンケーキとアイスのバランスを見た後、玉子はチョコソースの入った容器を手に取る。
 チョコソースをパンケーキとアイスに掛け、玉子は1人力強く頷いたのだった。
「……よし、これで完成だ」
 出来上がったパンケーキを前に、玉子は自信ありげに言った。オーロックスはそんな玉子をただ静かに見つめていたのだった。

●コーヒー香るパンケーキ
 調理台に立った九重 陸(aa0422)は、ふと一週間前の出来事を思い出した。
 音楽ばかりでお洒落な喫茶店などとは縁の無い生活を送る陸はスイーツが大好きで週に一度はカフェをはしごするオペラ(aa0422hero001)に今回のお願いの件を相談していた。
『パンケーキか……。はちみつかシロップとバターでしか食ったことねーから、女の子向けのオシャレなのは分からねーんすよね……』
 弱音を吐いた陸に、オペラはにっこりと笑った。
『エリックなら大丈夫! 分からないなら食べに行きましょう、さあ!』
 陸の腕を引っ張って椅子から立ち上がらせたオペラは出かける気満々であった。
『……それが目当てっすかオペラさん』
 最終的には今日の朝まで続いた研究は、床から積み上げれば三階の天井に届く程のパンケーキを平らげた。
 心なしか口の中に広がった甘さに気付かないフリをして、陸は気を取り直した。
「まあ九重流調理術開祖としちゃあ、半端なもんは出せねーしな!」
 そう言って気合を入れ直す。
 因みに、『九重流調理術開祖』とは誰が言いだしたのか不明な二つ名の様なものだが、陸は中々に気に入っている。
 陸はエプロンの裾をきつく結ぶ。
「さ、お料理の時間だぜ!」
 まず、皿に盛られたプレーンのパンケーキに店主から分けて貰ったエスプレッソコーヒーを刷毛で薄く塗った。
 コーヒーの匂いに釣られて顔をみせた店主に、陸は笑顔を向ける。
「コアントローを入れようかとも思ったっすけど、試食する俺らの大半が未成年っすからね。実際食べてみて店側で判断して欲しいっす」
 頷いた店主を視界の端で捉えながら、陸はコーヒーを塗ったパンケーキにコーヒー風味のバタークリームと持ってきたガナッシュを挟みこんだ。
 そして最後に溶かしておいたチョコレートでコーティングし、陸は顔を上げた。
「九重流オペラ風パンケーキ、完成っす!」
 陸の言葉に、作業を見守っていたオペラが嬉しそうに胸の前で両手を合わせた。
「まあ、わたくし風!? そんなぁ、エリックったら!」
 ほんのり頬を赤らめたオペラに陸は気付かない。
「大人な味わいの品も一つくらいあった方がいいかなって思ったっすよ」
 オペラを振り返り、彼女に味見用のパンケーキの端が刺さったフォークを差し出した。
 それを受け取り、オペラは早速それを口に入れる。
「んー、美味しいです~♪流石エリックー!」
 うっとりするオペラを見て、陸は照れくさそうに笑った。

●パンケーキ好きによるパンケーキ
 お気に入りのエプロンを着たセラフィナ(aa0032hero001)が、真壁 久朗(aa0032)の手元を見守っている。
 パンケーキ――ホットケーキに強いこだわりがあるセラフィナは、このお願いを受けた時からご機嫌だった。
 事前に2人が相談し合って決めたこだわりは生地である。
 久朗の混ぜているものはヨーグルトが、セラフィナのはリコッタチーズが入っている。
 2つの生地と持ってきた卵白を使用したものを加えると、3種類の生地が出来上がる。
 出来上がった生地をディスペンサーに移し入れ、フライパンにひよこの形に絞り出す。
「……クロさん?」
 久朗の手元を見たセラフィナが、久朗によって生成された何かに疑問を持った。
「ひよこのつもりなんだが……。絵心が無いんだ、俺には」
「ぼ、僕もやりますから大丈夫です!」
 久朗によって生み出されたスライムにしか見えないものが、セラフィナによってひよこへと変貌を遂げた。
 ひよこがフライパンの上でぷつぷつと泡を吐き始めた所で、周りに新しく生地を入れる。焼き目で描くパンケーキアートだ。
 3つの生地を焼き上げた後3枚を互い違いに重ね合わせ、絵柄のある生地を一番上に乗せた。
 皿の端に丸みを帯びたシルエットのホイップを卵に見立て配置する。
「名付けてよくばりさんの為の『こっこパンケーキ』です!」
 生地だけでも十分楽しめる、美味しいパンケーキが出来上がった。

●はちみつパンケーキ
「初めてのお仕事とはちょっと違いますが、初めて頼まれた事が穏やかなもので安心しました。精一杯がんばりましょうね」
「……んっ」
 霙(aa3139)が、墨色(aa3139hero001)に話しかけた。墨色は両手を握り込んだガッツポーズでもって霙に返答する。
 エプロンを着込んだ2人は、早速作業に取り掛かる。
「さぁ墨色、これを混ぜ合わせてくださいね」
 頷いた墨色に、生地とリコッタチーズが入ったボウルを手渡す。
 墨色が優しくボウルの中身をかき混ぜているのを見ながら、霙は持ってきた卵の白身のみをボウルに割り入れる。
「……霙」
 くい、と霙のエプロンの裾が引かれた。見ると、墨色が混ざったパンケーキ生地が入ったボウルを抱えて霙を見上げている。
「では、次はこれをお願いします」
「ん」
 墨色から生地の入ったボウルを受け取り、今度は白身の入ったボウルを渡す。墨色はそれをシャカシャカ音を立てて混ぜ合わせ始めた。
 液体からふわふわのメレンゲに変わったのを見届け、霙は墨色からボウルを受け取った。
「さて、これを生地のボウルに入れて……、墨色、今度はこれです」
「ん」
 泡だて器からゴムベラに持ち替え、墨色は渡されたボウルの中身をさっくりと混ぜ合わせる。
 霙が頃合いを見て墨色に声を掛けた。
「さあ、もういいですよ。今度はこれを焼いていきますね」
 墨色から受け取ったボウルの中身をフライパンに移し、霙はパンケーキを焼き上げる。
 見事ふかふかに焼きあがったパンケーキを紺色の皿に移し、墨色の目の前に持っていってやる。
「久しぶりだけど上手く焼けたみたいです」
 嬉しそうに笑って見せた霙に、墨色が音が出ない程度に拍手を返した。これから盛り付けである。
 蜂蜜レモンを乗せ、はちみつを掛けて最後に飾り用のミントをトッピングする。
「出来上がりです。……うーん、追加料金が掛かるかもしれませんが、オプションでバニラアイスを掛けてみたりするのもいいかもしれませんね?」
 霙の問いかけに、墨色が頷いた。
「通常追加できるトッピングよりやや値引かれていると、ついつい頼んでしまうかもしれません」
 パンケーキを見ながらそう言った霙を見上げ、徐に墨色が霙のわき腹を摘まもうと手を伸ばした。
「墨色、メッ!」
 ぺしん、と墨色の手を軽く叩いた。乙女のわき腹を摘まむのはご法度なのだ。
「ただ、こちらは原価云々よりも手間がかかりますから……。一日の食数を限定した方がいいかもしれませんね」
 霙が静かにそう言った。

●お洒落なパンケーキ
 弥刀 一二三(aa1048)がキリル ブラックモア(aa1048hero001)に困惑した視線を投げかける。
「レシピとやらを見れば誰でも出来るのだろう? 私が作れば大繁盛間違い無しだ!」
 その視線を感じながら、キリルは一二三に言った。
「……まあ終わたらメニュー食べ放題いうし、ええけど……」
 はぁ、とため息を吐いた一二三は、セラフィナから『クロさんのホットケーキが如何に美味しいか』を聞かされていたのを思い出し、久朗に特製のホットケーキを食べさせてもらおうと画策している。
「という訳で、早く作れ」
「……は?!」
 今回は完全にキリルに任せ食べ放題と久朗のホットケーキを食べる事のみを考えていた一二三だったが、現実はそう上手く行きそうにない。
「この材料、全部使うのか!?」
 目の前に並べられている材料に興奮しているキリルがとんでもない事を言いだした。
「そんな和洋折衷も裸足で逃げそうなもんは作らんわ!アンタ以外に誰が食べれんのや?!」
「真琴殿なら余裕だと思うが」
 さらりと言ってのけたキリルに一二三は頭を抱える。確かに、真琴ならぺろりと平らげそうだ。
「……って、納得しとる場合やない! ええか、キリルはこのレシピに従って作るんやで!」
 持ってきたレシピをキリルに見せる。
「チーズ入ったロマノフ風クリームどすわ。女性に人気あるらしいて」
 持ってきた卵黄とマスカルポーネチーズを使って作るそのレシピは簡単である。キリルは意外にも器用で、手さばきは自分よりも上の様だと一二三はこっそり傷心した。
 作り上げたクリームをキリルが味見しようとスプーンを取り出す。
「味見は小さじにしとき!」
 キリルに小さじを叩きつけ、一二三は既にあるパンケーキの上にキリルの作ったクリームと苺を挟み、上からクリームを再度掛けバニラアイスを中央にトッピング。
 そして、苺、ラズベリー、ブルーベリーを散らし粉糖を振り掛け、横にホイップ、その上に刻んだナッツとミントを飾る。
 出来上がったパンケーキを見て、キリルはフォークを取り出した。
「もう食っていいか?!」
「せやからこれは客に出すレシピどすわ! まだ食ったらあかん!」
 一二三の怒声がクッキングスタジオに響いたのだった。

●初心者が作るパンケーキ
「ぱんけーき……食べタ事ありまセンが本でみました! フワフワの生地にくりーむトふるーつトしろっぷをかけたモノでスネ!」
「聞くだけで甘そうじゃな。ワシは作らんぞ……、端で茶でも飲んでようかの」
 祖狼(aa3138hero001)がライロゥ=ワン(aa3138)の言葉を聞くなり、すでに戦意喪失をしていた。
 そんな祖狼を気にせず、ライロゥは生地に黒糖を混ぜ始めた。
「ふるーつは苺と白桃とまんごーガ女性の好きなふるーつBEST3ニ入ったハズです! 上ニほいっぷくりーむヲたっぷリとノセまショウ」
 焼きあがった生地に苺と白桃とマンゴーを乗せ、ライロゥはホイップクリームを絞り始めた。
「確カこんナ乗せ方デしタ!」
 ホイップクリームを絞り、最終的には30センチ程の巨塔が出来上がった。
 その後、ココアパウダーを振りかけ、チョコシロップを大量にかける。
「とっぴんぐハちょこトばにらノあいす二しまショウ!」
 コレで全部甘イですし、女性二ぴったりなぱんけーきデス、と自信満々に言ったライロゥに、祖狼が思わずつぶやいた。
「……一応バランスというものがあってだな」
「祖狼ハ甘いのダメじゃナイですカ! 大丈夫デス、任せてクダサイ」
 ぱすん、と自身の胸を自信満々に叩きながらライロゥが言った。
 祖狼からすれば食べ切れそうにない代物である。
 そんな祖狼の視線に気付かないライロゥは、パンケーキの乗った皿を持ち上げた。
「普通ノ女性ナラ食べられソウですので、平均的ナぱんけーき、ト言う意味デ『のーぶる』と名付ケマス!」
「はぁ……」
 皿の上で存在感を放つホイップクリームが揺れたのを見て、祖狼がため息を吐いた。
 ふと、祖狼は1つの疑問を抱く。
「ライ、自分で作ったのじゃから勿論全て平らげる事が出来るのじゃろうな?」
「エッ!?」
 祖狼の問いかけに、ライロゥは挙動不審になった。
 何度か口を開いたり閉じたりした後、ライロゥが意を決したように口を開く。
「……スミマセン、僕モ甘いの苦手なんデス」
「なんでこの頼みを聞いたのだ?」
 祖狼の呆れた声に、ライロゥは態とらしい笑い声を上げて誤魔化した。 
 こうして、どこからどう見ても白い塔が立っているパンケーキができたのだった。

●明日から広がるメニュー
「どれも美味しそうっすね! でも、今回持ち込みがあった物は原価上がっちゃいますから、2月一杯までの限定になっちゃいます……」
 カフェに戻って来たバイトが言った。
「まぁまぁ、今回はこんなに提案があったんだから良いじゃないか!」
 その頃、カフェスペースではカオスな光景が広がっていた。
 真琴とキリルはパフェやパンケーキをすごい勢いで平らげているし、ライロゥは女性陣へ自作のパンケーキを勧めていたり、久朗の所には一二三をはじめ陸とオペラ、ライロゥ、朝霞、娑己と紫刀が彼らが作ったパンケーキを頂こうと集まっている。
「店主、ちょっといいか?」
 玉子が厨房へとやって来た。オーロックスの姿も見える。
「提案なのだが、パンケーキの甘さを考えると飲料をセットにするのが望ましい。その上で選ぶ楽しさがあると女子受けは良いだろう。なに、市販の品で構わない。ジュースの種類を増やすだけならば無駄にならないし、手間が増えることもないかとな」
「いい考えっすね!」
 バイトが興奮し始めた。
「写真は勿論ですけど、フードやオプション名の横にかわいらしい絵文字でメインに使っているものを表示されるとかどうでしょう?」
 玉子の背後から霙が顔を出す。
「想像力を掻き立てられると、食事の前も楽しくなれますでしょ 」
「素晴らしいっす! やっぱり皆さんに協力して頂けて良かったっすね! あっちで詳しいお話を聞かせてほしいっす!」
 バイトが3人を事務所へと導いた。
 店長はそんなバイトを見送り、注文が入っているハルのクリーム白玉とヴァルの紅茶とガトーショコラ、龍哉のカレーとニクノイーサのパスタを作る作業に没頭したのだった。
 一足先にやって来たサンドイッチを摘まみながら本を読んでいる祖狼が、ほぼ空になった皿と共に帰って来たライロゥを見た。
「思うのだが……」
 達成感に満ちているライロゥは、少し残ったパンケーキを祖狼の前に置いた。どうやら祖狼の分らしい。
「交友を深める為にこの頼みを聞き入れたのではなかったか?」
「アッ!」
 しまった、と言うかのように声を上げたライロゥを呆れた目で見た後、祖狼は目の前に置かれたパンケーキをうんざりした様子で見下ろした。
「デモ、祖狼モ1人で本バカリ読んでいるじゃないデスか! 僕ト一緒デス!」
「失礼な。ワシはこの喧騒が落ち着くまで待っているのだ。静かになった後、行動を開始する」
「う、ウゥ……」
 論破されてしまったライロゥは、1人喧騒の中へと飛び込んでいった。
 ライロゥが声を掛けたのは、龍哉とヴァルだった。
「初めマシテ! 僕はらいろぅと言いマス! ちょっとお聞きしたいのデスが、良いですカ?」
「おぅ、どうした?」
 龍哉はヴァルと話していたのを止めてライロゥへと顔を向けた。
「僕ハ、うんぴょうノ獣人デス! ええと……、コンナ感じの模様をシテいる豹の一族なのデスガ」
 ぴょこん、と特徴的な模様の入った耳と尻尾を出したライロゥに、ヴァルが食いついた。
「まぁ! 素敵な模様ですわね!」
「有難ウ御座イマス! お聞きしたいのデスガ、今まで僕ト同じ獣人ヲ見た事ハ有りまセンカ?」
 ライロゥの尻尾を興味深げに見ているヴァルと、心当たりがないか思案している龍哉。ライロゥは期待の籠ったまなざしを龍哉に向ける。
「すまねぇ、心当たりはねぇな……」
「ソウデスカ……。もし見カケたら教えてクダサイ! 後、アノ……、このオ仕事の事をイロイロお聞きしたいデス!」
「おぅ、何でも聞いてくれ! 出来る限り答えるぜ!」
「私もお手伝いいたしますわ!」
 龍哉とヴァルの言葉に、ライロゥは表情を明るくさせた。
 そんなライロゥと龍哉達を見守っていた祖狼の前に、墨色がパンケーキの乗った皿をもって来た。
「コレと……そちらの……交換、イイ?」
「構わんぞ」
 墨色の申し出に、祖狼が快く頷いた。
「しかし……、賑やかじゃ」
「皆、楽しそう……。良い事……」
 ライロゥの作ったパンケーキを食べる墨色の言葉に、祖狼が同意した。
「ふむ、このカフェもいつかこんな風になるといいな」 
 祖狼は墨色が持ってきたパンケーキを頬張った。

結果

シナリオ成功度 成功

MVP一覧

  • ライヴスリンカー
    赤城 龍哉aa0090
  • 炎の料理人
    鶏冠井 玉子aa0798
  • 初心者彼女
    天都 娑己aa2459
  • Foreseeing
    aa3139

重体一覧

参加者

  • 此処から"物語"を紡ぐ
    真壁 久朗aa0032
    機械|24才|男性|防御
  • 告解の聴罪者
    セラフィナaa0032hero001
    英雄|14才|?|バト
  • ライヴスリンカー
    赤城 龍哉aa0090
    人間|25才|男性|攻撃
  • リライヴァー
    ヴァルトラウテaa0090hero001
    英雄|20才|女性|ドレ
  • 無名の脚本家
    九重 陸aa0422
    機械|15才|男性|回避
  • 穏やかな日の小夜曲
    オペラaa0422hero001
    英雄|18才|女性|ソフィ
  • コスプレイヤー
    大宮 朝霞aa0476
    人間|22才|女性|防御
  • 聖霊紫帝闘士
    ニクノイーサaa0476hero001
    英雄|26才|男性|バト
  • 撃ち貫くは二槍
    今宮 真琴aa0573
    人間|15才|女性|回避
  • あなたを守る一矢に
    奈良 ハルaa0573hero001
    英雄|23才|女性|ジャ
  • 炎の料理人
    鶏冠井 玉子aa0798
    人間|20才|女性|攻撃
  • 食の守護神
    オーロックスaa0798hero001
    英雄|36才|男性|ドレ
  • この称号は旅に出ました
    弥刀 一二三aa1048
    機械|23才|男性|攻撃
  • この称号は旅に出ました
    キリル ブラックモアaa1048hero001
    英雄|20才|女性|ブレ
  • 初心者彼女
    天都 娑己aa2459
    人間|16才|女性|攻撃
  • 弄する漆黒の策士
    龍ノ紫刀aa2459hero001
    英雄|16才|女性|ドレ
  • 焔の弔い
    ライロゥ=ワンaa3138
    獣人|10才|男性|攻撃
  • 希望の調律者
    祖狼aa3138hero001
    英雄|71才|男性|ソフィ
  • Foreseeing
    aa3139
    獣人|20才|女性|防御
  • Gate Keeper
    墨色aa3139hero001
    英雄|11才|?|シャド
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