本部

【黒聖夜】サンタ・ピンクのプレゼント

睦月江介

形態
ショート
難易度
やや易しい
オプション
参加費
1,000
参加制限
-
参加人数
能力者
4人 / 4~8人
英雄
4人 / 0~8人
報酬
普通
相談期間
5日
完成日
2016/01/02 17:20

掲示板

オープニング

●オープニング

●騒動の予感
 聖夜が近づく、12月。
 各国の街がクリスマスムード一色に包まれる中、多くの愚神が不穏な動きを見せていた。
 あるモノは西、あるモノは東で。怪しき愚神たちは密かな企みを抱いて待っていたのだ。
 
 人類世界にとって大切な、不可欠のイベント――クリスマスウィークを。

 ほどなくして、H.O.P.E.所属のエージェントらにオペレーターからの連絡が入る。

「サンタが現れました」

 エージェントらは首をかしげる。

「失礼、何のことかわかりませんね。各地でサンタ姿の愚神が目撃されています。何が起きているのかは把握できておりませんが、エージェントの皆さんは心しておいて下さい。なお、悪事を働くと思われるこれらのサンタをH.O.P.E.では以後『黒サンタ』と呼称することになりました」

●聖夜の女王様
 雪の降る商店街に突如現れた、クリスマスツリーを象った巨大な山車……その威容と、その上に堂々と立つ少女の姿に、通行人たちは目を奪われた。少女の年頃は16、7だろうか? 色素が薄いようで、肌は白く瞳は血の様な赤……そして雪のように白い髪。その服装はニーソックスとミニスカートの間の絶対領域が色気を感じさせる、この時期なら珍しくもないミニスカサンタ……なのだが本来のサンタ服の赤い部分がピンク、それも目に痛いほどのショッキングピンクだった。そして手にはプレゼント袋、ではなく漆黒の鞭が握られていた。

「オーッホッホッホッ!! ご通行中の皆様、クリスマスを楽しんでいるかしら? 今回は私、サンタ・ピンクから素敵なプレゼントを大盤振る舞いいたしますわ!! ホラトナカイ共、仕事を始めなさい!!」

 サンタ・ピンクを囲むように立つトナカイの着ぐるみ男たちが山車から気前良くプレゼントを放り投げ始めるが、そこで上がるのは喜びの声ではなく悲鳴。それはプレゼントを開けた時であったり、地面に落ちた拍子に出てきたプレゼントによるパニックだった。
「キャアアアア! ゴ●ブリーーーー!!」
「ぐおおお! 目が、目があああああ!!」
「オーッホッホッホッ! さようなら皆さん歓喜のクリスマス! ここからは私達のクリスマスよ! メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーースぅ!!」

解説

作戦目的
愚神サンタ・ピンクの撃退。必ずしも殲滅する必要はありません。


▼登場敵
愚神サンタ・ピンク:女王様気質の愚神。デクリオ級。黙っていれば美少女なのに色々ポンコツ。意外と部下思いなのか、パニックに乗じて仲間を成長させるためにライヴスを集めるつもりっぽい。攻撃手段は手にした鞭による攻撃で、攻撃力は低い。むしろ本人はデクリオ級なのが疑問なくらい戦闘力が低く、タフなだけが取り柄。部下を鞭で打ち、叱責する事でどういうことか部下の攻撃力、防御力が上がり、若干体力も回復する。

トナカイ軍団:ミーレス級。トナカイの着ぐるみを着たサンタ・ピンクの下僕共。数は約20体だが、多くは山車を動かしたり、プレゼントを投げる事に割かれており四天王以外は戦闘に参加しない。

トナカイ四天王:サンタ・ピンクを守るトナカイ軍団のエリート(?)他のトナカイ達よりも若干筋肉質で体格がいい。武器はもたないが、角を生かした突撃や格闘、プレゼントを投げる攻撃を駆使する。

プレゼント:山車のクリスマスツリーに無数に飾られており、ターン開始ごとにサンタ・ピンクに一番近いPCに投げつけられ、地面に落ちる、強い衝撃を受けるなどで中身が出てくる。トナカイ四天王が投げてくるものも中身は同じで以下の中からランダム。

虫や生ゴミ:ダメージは発生しませんが、悪臭や見た目の問題で『狼狽』を受けます。
唐辛子ガス:ダメージは発生しませんが、強烈な刺激が拡散し着弾したエンゲージ内の対象全てに減退(1)を与えます。
サンタの置物:無駄に重い、ヘンテコなデザインのサンタの置物。落としたり、ぶつけられたりすると結構痛い。物理攻撃ダメージがあります。
トリモチ:粘着力が強いトリモチでベタベタになります。ダメージはありませんが『拘束』を受けます。

リプレイ

●巨大ツリーとエージェント
 クリスマスらしい賑わい……ではなく、悲鳴に包まれる商店街。巨大なツリー型の山車の行進と共に、その声が広がって行く光景をエージェント達は戦慄よりも義務感、更に言えば怒りを感じつつ見つめる。誰だってクリスマスは楽しく過ごしたいし、ロマンチックな夜を期待する者もいただろう。そこに愚神とはいえ、やってる事は派手なイタズラ……怒りも沸こうというものである。だが、不思議とその怒りを表に出すことはしない面々。
『クリスマスツリー?』
 山車を見つつ首かしげるナイン(aa1592hero001)に楠葉 悠登(aa1592)は素早くツッコミを入れる。
「違う違う! ていうか、大変なことになってる……こんなプレゼント誰もいらないよ!」
『ふむ。お返しをするか? 悠登』
「もちろん、放っておく訳ないよね。みんなを守ろう? ナイン」
 餅 望月(aa0843)と百薬(aa0843hero001)もやる気は十分。
「お祭り楽しんでるところを邪魔するとは、さすが愚神、歪んでるね」
『ワタシのクリスマスを取り戻すのー』
「百薬やる気だね、いかにも宗教的な縁はなさそうなんだけど。あと一応、百薬だけのお祭りじゃないからね?」
「久しぶりの依頼やな」
『隼人くんと久しぶりのお仕事だね!』
「せやな……覚醒も変わったしな」
 桂木 隼人(aa0120)と有栖川 有栖(aa0120hero001)もやる気に関しては同様。有栖に至っては楽しそうで、目の前の様相からすれば空気が読めないのだが、百薬の言動が暢気なために不思議と違和感が薄れていた。その一方で、言峰 estrela(aa0526)は愚神の外見に冷めた反応を示す。
「またサンタ? これで二人目よ?」
 そう……彼女が黒サンタと対峙するのはこれが二人目だ。聖夜に本当に面倒な話だが、黒サンタは複数存在する。自然、そのつながりを疑ってしまうからこそ、その思考は誰よりも冷静だった。

●プレゼントと能力者
「H.O.P.E.の方から来ました! ここは危険です、みなさん避難してください」
「みんなー危ないから逃げて―」
 エージェント達がまず行ったのは戦闘ではなく、避難誘導。一般人が大勢いる中では全力は出せないし、彼女らの作戦は人々のパニックを利用してライヴスを集めること……ならば、それを最小限に食い止めるのは作戦阻止として有効に働く。
「ちょ、ちょっとちょっと!? 全然騒ぎが大きくならないじゃない! トナカイ達! もっと頑張りなさい!!」
 巨大ツリーから次々放られるプレゼント箱の1つを、言峰は優しくキャッチしてトナカイ軍団に投げ返す。強い衝撃を受ければ箱が開いてしまうが、基本はただのプレゼント箱なので気をつけてキャッチすればこういう芸当も不可能ではない。
「嫌がらせをする奴は一生モテないんだからね?」
 投げ返されたプレゼントを頭部にまともに食らったトナカイの首から、鳴っちゃいけないような音がして出てきたプレゼントは、サンタの置物……というには少々無理がありそうな重量感のある塊。そのデザインはといえばサンタ帽子くらいしかサンタ要素が無い小麦色の肌をした見事な筋肉男が見事なボディをアピールしているというもので、間違いなくもらっても置き場に困る代物だった。
 キュベレー(aa0526hero001)もパートナーと共に限りなくいらないプレゼントの返品をしていたが、いい加減面倒になってきた、といった表情で呟く。
『……数が多い』
「なんとなくそんな気はしてたけれどねっ」
 投げ返している余裕が徐々になくなるほどにプレゼントが飛び、その狙いが逃げ遅れた老人を抱えて走る悠登に向けられる。
「くっ!?」
 両手がふさがっているし、ナインも他の仲間も自分と同様に避難誘導に追われている……これは受けるしかない、と悠登が覚悟したその時に言峰の声が飛ぶ。
「キュベレー!」
『…了解した』
 トナカイの手にあるプレゼント目掛けて投擲されたダガーが箱を貫き、悪臭を放つ生ゴミがぶちまけられる。
「何をやっているのよ! もういい、こうなったら連中から直接ライヴスを奪ってやるんだから!」
 パニックは最小限になり、プレゼントを逆に投げ返されてうろたえるトナカイ達に業を煮やし、サンタ・ピンクがエージェント達に宣戦布告する。そして山車から華麗に跳躍……すれば決まったのだが現実は非情だった。
「きゃああっ!?」
 お忘れかもしれないが、山車は当然屋外、そして天気は聖夜にふさわしい雪。当然だが足場は凍ったり、雪が溶けて水になっていたりして大変滑りやすい。彼女は跳躍する前に派手にすっ転んで山車から滑り落ちた挙句、トナカイの1人を押し潰すような形で尻餅を付いた。
「見えた! 下もピンクとは徹底しとるなぁ、それに近くで見れば結構な美人さんと。愚神とはいえこれは眼福」
「いたた……って見るなこの変態!!」
 潰されてどこか幸せそうなトナカイから飛びのき、率直な感想を述べた隼人を罵倒するサンタ・ピンク。だが、その言葉は彼に狂気に等しいまでの愛を注ぐ有栖の逆鱗に触れるには十分だった。瞬時に放たれる強烈な殺気に、すかさず彼女を守るように集結する他とは一線を画する屈強な肉体を誇るトナカイ、トナカイ四天王。仮にもデクリオ級とは思えない醜態を晒したサンタ・ピンクだが彼女も愚神……そのまま能力者達との戦いに入るのだった。

●サンタ・ピンクとトナカイ四天王
「さぁお前達! やーっておしまい!!」
 どこかで聞いたようなサンタ・ピンクの号令と共にトナカイ四天王が戦闘体制をとる。
『これでようやく戦えるね。私はこいつを相手するよ』
 悠登と戦闘における主導権を任された有栖が四天王と対峙し、望月が2人にリジェネレートをかける。
「じゃあ俺はこっちだね……ってうわっ気色悪い!!」
 だが、同時に投げ込まれたムカデやらゲジゲジやらが詰め込まれたプレゼントに思わず狼狽してしまう。
「今よ! ホラさっさと働きなさいこのグズ!」
 その隙に女王様の叱責と鞭でどういうわけかトナカイが強化され、能力者達をにらみつけるが言峰はそれをスルーして間合いを詰め、問いかける。
「ねえ? シアンは貴方の仲間なの?」
「あら、シアンちゃんを知ってるの?」
「ええ、戦ったわ。他にも貴方達の仲間はいるの? 目的はなんなの?」
「サンタは私とシアンちゃん以外にもいますわ、でもそれ以上の事は教えてあげる必要はありませんわね。私の可愛いトナカイ達のためにライヴスをたっぷり提供してくれる、というなら考えないでもないけれど」
「あらそう、じゃあ……」
「提供してくれるの?」
 ルビーみたいな瞳をキラキラさせて返答を期待するサンタ・ピンクに返ってきたのはダガーの投擲。あまりにも無防備だったのでさっくり脳天を直撃した。
「痛いじゃない!!」
「……何で眉間にダガー直撃してピンピンしてるのよ。二重の意味でどういう頭してるんだか分からないわねあなた」
「ここにきて素直にライヴス提供します、何て馬鹿がいるわけないじゃない。天然、というよりも頭沸いてるとしか思えないわね……でもピンクのサンタは普通にかわいいと思うよね。サンタ評論家の百薬さんとしてはどうですか?」
『ふむ、悪くない。あとは美味しいケーキでもプレゼントしてくれれば』
 望月と百薬がそんな評価を下す。実際馬鹿なのだが馬鹿にされて逆上したようでサンタ・ピンクがわめきながら鞭を振り回す。
「うるさい、うるさい、うるさーいっ!! これでもくらいなさい!!」
 遮二無二振り回される鞭を回避する言峰が、捌ききれずに一発受ける。
「どうよ!」
 たった一撃浴びせただけでどうだ、と胸を張るピンク。だが受けた側の印象はというと……。
「……ちょっとヒリヒリする」
 ロクに効いちゃいなかった。一般人に毛が生えた程度としか思えないほどの残念な攻撃力だった。
「なんと言うか、えらいポンコツっぷりやな……こいつホンマにデクリオ級なん? ……ぐへっ!」
『隼人君!?』
 あまりの貧弱ぶりに呆れた隙をついて角による突撃をぶちかまされた隼人の方が見るからにダメージが大きそうな辺りが余計に哀れだった。
 フラメアの長さを生かし、その角に引っ掛けてトナカイを引き倒しながら悠登が更に言葉の刃をぶつける。
「他人の幸せを僻むのは見苦しいぞ? ピンクサンタさん」
「僻んでなんかいませんわ! 人間を殺してライヴスを奪うのが大変だから、大勢を巻き込んで大量のライヴスを得る手段を用意しただけのこと!」
 それに死体とか怖いですし、というつぶやきが聞こえたような聞こえなかったような……派手なのは見た目だけで、中身は意外と小心者らしい。
「と、とにかく! このままで済ませるほど私は甘くありませんわ! トナカイ達!」
「しまった!」
 サンタ・ピンクのポンコツぶりに油断したところに、プレゼント箱が投げ込まれ、地面に叩きつけられる。そして……。
「ゲホッ……の、喉が! 目が! 何やってるんですの!!」
 ぶちまけられた唐辛子ガスは能力者達を巻き込んだが、サンタ・ピンク自身も思いっきり自爆した。だが腐ってもデクリオ級、目に涙を浮かべながらも鞭を振り回し、トナカイ達を強化する。強化されたトナカイ達は主人の仇といわんばかりにプレゼントを全力投球する。悠登はトリモチに絡めとられ、望月の頭にムキムキ小麦色サンタの置物が直撃して大きなタンコブを作り、唐辛子ガスが再びぶちまけられる。
「ぐすっ……ゲホッ……お、オホホ、私達が本気を出せばこんなものですわ……」
 混戦に陥りながらも、勝ち誇るサンタ・ピンク。だが、そこに聞こえたのは英雄達の声。
『悪いが、私のパートナーはこの程度で動けなくなる程甘くない』
『右に同じく。それと、悠登からはお返しもあるようだ』
 キュベレーとナインの言葉をピンクが理解するよりも速く、放物線を描いてプレゼント箱が宙を舞う。
「そら、プレゼントのお返しだ!」
 鞭で迎撃したサンタ・ピンクにトリモチが降り注ぐ。完璧に自業自得だが、この隙を逃す言峰ではない。体勢を低くして片手を軸に両足で思いっきり足払いをかける。
「足元がお留守よっ!」
 本日二度目の尻餅を付いた彼女の首筋に、そのままキスをする。デスマークによるマーキングだ。
「もう貴方はワタシから逃れられないわよ?」
 そこでようやく四天王の1体が彼女を引き剥がしにかかるが、時既に遅し。強化を受けていると言っても四天王もミーレス級。プレゼントによって生まれた隙と、頭数によって戦線を維持する部分が大きく、望月のクリアレイで回復され、更に1体が隼人が攻撃を受けた事で完全にスイッチの入ってしまった有栖に嬲られているような状況となり崩壊は時間の問題だった。
「あはははは! 痛い? ねぇ、痛い?」
「ここまでよ? もう引きなさい?」
 言峰の勧告は、事実。四天王を強化しようにも既に2体は倒され、1体は隼人と有栖によって虫の息。残る1体も望月と百薬に完全に足止めされている。かといって、サンタ・ピンク自身はといえば頑丈ではあっても、本領は支援であり戦闘能力が低いため結果は見えている。
「し、仕方がありませんわね……今日はこの辺で勘弁してあげますわ」
 テンプレートでもはや見苦しい負け惜しみを言いつつ、撤退を計るピンク。戦闘能力が知れていることもあり、戦いに参加することはなかった残りのトナカイ軍団にしても、壁にすれば逃げる時間を稼ぐには十分だろう。逃がしてくれると言うならば、彼女にそれ以外の選択はなかった。
「申し訳ありません、ブラック様……しかし、これで多少は時間が稼げたはずですわ……」
 ほうほうの体で逃げ出すサンタ・ピンクの声を聞いたものは、いたのだろうか……その答えはイルミネーションに照らされた聖夜のみが知っている。

●戦い終わって
 はた迷惑なサンタ・ピンクを撃退した後、トナカイ達もある者は逃亡し、ある者は討伐されて商店街は元の静けさを取り戻した。だが、箱のゴミはそこらじゅうに散らばっているし、生ゴミだの唐辛子だのの残骸が酷いので、後ほどきちんと後始末が必要になりそうだ。その一方で、騒ぎの中心となった巨大な山車は、そのまま残っていた。
「これ、ちょっと場所調整して、厄介だったプレゼントをちゃんとした飾りに付け替えたら結構いけそうよね」
『そうだね。ちょっとプレゼント外しに行こうか』
 望月の意見を受けて百薬が山車に登ると、そのツリーに飾り付けられていたプレゼントのうち、いくつかが包装紙の色が違っていることに気が付く。
『人々に投げつけられていたプレゼントはみんなピンクの包装紙だったのに、これは包装紙が白いな』
「ちょっと気になるわね。また何かゲテモノかもしれないけど開けてみましょうよ、キュベレー」
『……わかった』
 キュベレーが白い包装紙のプレゼントを開けてみると、そこには今回の騒ぎで使われた置物やゴミなどではなく、きちんと色とりどりのお菓子が詰め込まれていた。
「おおっ、このあたり一面酷い臭いがしとる分、めっちゃうまそうやな」
 隼人が歓喜の声を上げるのとほぼ同時に、有栖が箱の中のお菓子を1つ口に入れる。
『これ、隼人君が言う通り普通の美味しいお菓子だよっ♪ はい、あーん♪』
「いや、そういうのはええから」
 思わぬ本物のプレゼントに歓喜する面々を見て、悠登は聖夜に思いを馳せる。
「クリスマスって、人それぞれ大事な思い出の日だったりすると思うんだよね。良いことだけじゃなく、悪いことも……あるかもしれないけど。できれば、今日のみんなの思い出を少しでも守れてたらいいんだけどな」
『守れているさ。だから、プレゼントがもらえる。子供にはよくそう教えるんだろう?』

『良い子にしていれば、クリスマスにサンタさんからプレゼントがもらえる』

 ナインはそう言って、白い包装紙の箱を悠登に手渡す。当然、その中身はちゃんとしたお菓子のプレゼント。
『メリークリスマス』

結果

シナリオ成功度 大成功

MVP一覧

重体一覧

参加者

  • ただのデブとちゃうんやで
    桂木 隼人aa0120
    人間|30才|男性|攻撃
  • エージェント
    有栖川 有栖aa0120hero001
    英雄|16才|女性|ブレ
  • エージェント
    言峰 estrelaaa0526
    人間|14才|女性|回避
  • 契約者
    キュベレーaa0526hero001
    英雄|26才|女性|シャド
  • まだまだ踊りは終わらない
    餅 望月aa0843
    人間|19才|女性|生命
  • さすらいのグルメ旅行者
    百薬aa0843hero001
    英雄|18才|女性|バト
  • 薩摩芋を堪能する者
    楠葉 悠登aa1592
    人間|16才|男性|防御
  • もふりすたー
    ナインaa1592hero001
    英雄|25才|男性|バト
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