本部
【いつか】作戦コード『ラザロの復活』
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 7人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2019/03/09 12:00
- 完成予定
- 2019/03/23 12:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
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10年後RP質問卓
最終発言2019/03/05 20:10:14 -
そして、10年後 相談卓
最終発言2019/03/08 12:18:49 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/03/05 09:04:10
オープニング
●新たなる戦い
王との苛烈な戦いから、はや10年が過ぎた。アメリカとメキシコに挟まれた小国リオ・ベルデは、この10年の間に飛躍的な発展を遂げた。各国の援助を受けながら、新政府は速やかに政治基盤を固め、技術大国への道を模索した。
ライヴス鉱石資源は大きな武器となった。H.O.P.E.の研究部門をはじめとする諸機関がリオ・ベルデに拠点を置いて研究を進めた結果、アイアンパンク研究における新たな地平は、リオ・ベルデの主導で切り拓かれたのだ。国際的な発言力も増し、アメリカの畑と揶揄されていた頃の影はなくなっていた。
しかし、リオ・ベルデはその発展を何の障害も無く享受できたわけではなかった。霊石資源が豊富であるという事は、即ち異世界との接触も多いという事。畢竟、イントルージョナーや愚神の出現回数も他の国の比ではなかったのである。
H.O.P.E.の支局も置かれ、ワープゲートも開設されたが、それでも万全な対応が出来ない事もある。独自の即応部隊の設置を求める声は、リオ・ベルデ国内で日に日に高まりつつあった。
イザベラが収監されている、郊外の屋敷。床板を外し、一つの人影が忍び込む。それは白いコートとフルフェイスのヘルメットで頭から爪先まで覆い隠していた。
深々と洩れる溜め息。静かにヘルメットに両手を当て、外す。白が交じった鳶色の髪。目元に深い皺の刻まれた、物憂げな表情。彼女こそが、この屋敷に閉じ込められている筈のイザベラ・クレイその人であった。
彼女の目の前のデスクには、一人の女が座っている。眼鏡を掛け、うっすら笑みを浮かべて彼女はイザベラを見上げていた。
「ご苦労様です。イザベラ」
「御足労感謝する。フィオナ」
10年の時が経ち、夢に溢れた年若き少女も、老獪ささえ秘めた外交官に生まれ変わっていた。イザベラは電子タバコを取り出すと、スイッチを入れて咥えようとする。
「して、今日はどんな用事だ。新しいアラートが発生したという話は聞いていないが」
「ええ。幸いにして平和なようです。ですので、今日は『ラザロ』にではなく、イザベラ自身に直接話をしようと思って参上したのです」
目を丸くした。イザベラは急いでスイッチを切り、吸いかけたタバコをケースに戻した。それを見届けたフィオナは、笑みを潜めて彼女を見据える。
「貴女をここに収監してから10年が経ち、貴方をここから解き放つ時が来ました」
「これから自由の身になるのだという実感は無いがな」
「それはそうでしょうね。……ともあれ、貴方もご存知でしょう。近年イントルージョナーの出現が、国内で更に増加しつつあることを」
「ああ。H.O.P.E.には大変に助けられている事もな」
「ええ。ですが、国民はより確実にイントルージョナーの脅威から保護されることを求めています。……具体的に言えば、独自の即応部隊の設置を求める声が上がっているのですよ。確かな実力を持った人間により治安が維持されることを、皆望んでいるのです」
イザベラは目を伏せる。その表情は少しやつれていた。
「言わんとすることは分かった。……が、皆はいいのか?」
「貴女は10年もの間、己の名誉にならない事を知りながら、正体を隠してリオ・ベルデの為に戦い続けました。……貴女を今一度信頼するに足る理由には十分です」
言葉を切ると、フィオナは立ち上がって彼女を見据える。
「今度は表舞台で、その力を貸していただきます。いいですね」
「ああ。尽力しよう」
●Black Coat
「今回の任務はリオ・ベルデに出現したイントルージョナーの討伐です」
ブリーフィングルームに集められた貴方達に、オペレーターが説明を始める。
「分析によれば、異世界に存在していた愚神がそのまま此方へ流れ込んできたものと考えられます。能力も相応に高いので、注意して事に当たってください」
予知を再現した映像が流れる。大学のキャンパスに出現した愚神が、学生たちに襲い掛かろうとしていた。
「また、今回はリオ・ベルデから『ブラックコート』も出撃しています。適宜協力して作戦行動を遂行してください……」
こうして貴方達は、リオ・ベルデへと足を踏み入れた。異世界へと続く空間の捻じれをくぐり、姿を現わそうとする愚神。鎧に身を包んだ騎士のような外見のそれは、剣を振り上げ周囲を威嚇する。
「我らの身を尽くしても、王を再び玉座へ!」
貴方達は武器を手に取り、愚神の軍勢へと対峙する。そんな君達の下へ通信が飛んできた。
[此方ブラックコート、救援に感謝する。市民の避難誘導はこちらで行う故、敵の討伐をお願いしたい]
落ち着き払った声色。周囲を見渡せば、黒いロングコートに身を包んだ隊員達がせわしなく動いて学生達を避難させていく。貴方達はその姿を背後に、愚神へと突進した。
解説
メイン リオ・ベルデに出現した愚神をエージェントとして撃破せよ
サブ H.O.P.E.の職員として任務のサポートに回れ
ENEMY
☆デクリオ級愚神×8
騎士のような外見をした愚神。王を倒した人類にとっては一切苦戦しないだろう。
●ステータス
物防A その他C以下
●スキル
・ぶん回し
手にした剣を振り回す。[アクティブ、自己中心範囲1、物理]
・タワーシールド
巨大な盾で身を守る。[パッシブ、防御成功時ダメージ半減]
NPC
☆イザベラ・クレイ(37)
戦いから10年が経過し、刑の執行の免除及び復権を受けてリオ・ベルデ独自の対イントルージョナー特務機関『ブラックコート』の副所長に選ばれた。事実上の指揮官として隊員に指示を送っている。
☆キスク
ブラックコート所長。表向きには彼が折衝に当たっている。
☆セオドラ
イザベラの秘書。
●ブラックコート隊員
ブラックコートに務めるエージェント。かつてイザベラの指揮下で働いていた者達も一部所属している。
●モブエージェント×n
戦闘参加者が8人に満たない場合、代わりに戦っている。
FIELD
☆キャンパス
→平坦な道路。見通しは良く、戦いには苦労しない。
TIPS
・PCは戦闘要員としてだけでなく、オペレーターや医務など、任務に関わりそうな立場の人間として参加する事が可能。気になる場合は質問してください。
・敵は正直瞬殺する事も可能。リオ・ベルデ編のエピローグの一つという意味合いの方が強め。
マスターより
影絵企我です。
長く続いてきたリオ・ベルデのシナリオも此処で一度終止符となるでしょう。
どのような結末を迎えさせるかについては色々と悩んだり話し合ったりしましたが、私はこのような形に落ち着かせる事に致しました。
では、よろしくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2019/03/14 18:44
参加者
掲示板
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10年後RP質問卓
最終発言2019/03/05 20:10:14 -
そして、10年後 相談卓
最終発言2019/03/08 12:18:49 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/03/05 09:04:10