本部
変わらぬ日常を
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2019/02/17 12:00
- 完成予定
- 2019/02/26 12:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/02/17 01:47:59
オープニング
●目覚め
ピ、ピピ、ピピピ──バシッ。
目覚まし時計のスイッチを叩くように止め、四月一日 志恵(az0102)は薄らと目を開けた。ピントの合わぬカメラのような視界はいつものことで、そばの机に置かれていた眼鏡っぽい輪郭のそれへ手を伸ばす。
やはりそれは眼鏡で、元に戻った視界に安堵すると志恵は小さく肩を震わせた。
「……さむい」
眠気が一気に覚める。冷気が部屋の床から立ち上り、足に絡みついてくるようだった。それを断つようにスリッパを履いて、更に半纏も着こんだ志恵は小さくカーテンを開ける。
(天気でも悪いのかしら)
こんなに寒かったこと、最近じゃそうそうなかったのに──。
「……」
志恵は数回目を瞬かせた。カーテンを閉じて、また開ける。
「…………」
今度は眼鏡を外し、服の裾でごしごしと拭く。かけて、もう1度外を見遣って。
「…………これはまた、随分と」
寒い寒い夜が明け、けれどもまだ寒さは和らぐことなく。窓の外には綺麗な雪景色が広がっていた。
●お出かけ攻防戦
「シーエ! 遊びましょー!」
「嫌。絶対に、嫌」
ソファに座って本を読む志恵。その周りをくるくるとシェラザード(az0102hero001)が回る。その姿は完全防寒、外で遊ぶ気満々だった。
「シエー」
「何」
「お外ー」
「出ません」
「図書館ー」
「行きません」
そしてずっとこの調子であった。
ただ『行きたい』だけで志恵を動かすことはできないと気づいたシェラザードは、うーんと首を傾げて部屋をぐるりと見渡す。その視線は壁の一点で止まった。
「! シエ、シエ!」
「シェル、そろそろ静かに──」
「今日、おかいものに行く日だわ!」
志恵の言葉が途切れる。シェラザードは目をキラキラさせながら壁掛けカレンダーへ駆け寄り、今日の日付を指差した。そこには可愛らしいお星様のマークが書かれており、買い物に出かける日を示しているのだとシェラザードは知っている。
「ね、ここでおかいものに行かなかったら、ご飯がなくなっちゃうと思うの」
「別に明日行ったっていいでしょう?」
「シエ、決めた日に行かないのは良くないわ」
そんなことを言っていても、やはりシェラザードの瞳は『外に行きたい!』と訴えている。志恵は本から少女へ視線を移すと、大きく溜息をついて本を閉じた。
「……このままだと本に集中できないわね。さっさと買い物を終わらせてしまいましょうか」
「! シェル、もっと暖かくなるように準備してくるの!」
目を輝かせたシェルがぱたぱたと部屋へ小走りに向かう。その後姿を見て志恵は目を瞬かせた。
(十分着こんでいるのに、どう準備するのかしら。マフラーを2重に巻くとか?)
着ぶくれしたシェルを想像すると、何ともおかしくて。口元を緩めた志恵もまた、外出の準備をするために立ち上がった。
解説
●概要
日常を過ごす
●詳細
フリーアタックシナリオです。
漫画を大人買いして読みふけるもよし、外へ散歩に出て積もった雪で遊ぶもよし。誕生日が近いならその準備をしてみても良いかもしれません。勿論、恋人や夫婦でのデートも歓迎です。
当方のNPC(四月一日 志恵、シェラザード)はお呼び頂ければ基本的に登場いたします。ご指定のプレイングに関しても常識的な範囲であれば問題なく描写できるかと思います。
OPの行動は気にしなくて大丈夫です。時系列は曖昧なので。
※プレイングの密度がリプレイへ顕著に出ます。それなりに文字数を埋める事をお薦め致します。
マスターより
秋雨と申します。王との戦い、お疲れさまでした。
今、皆様は何をしているのでしょうか? 買い物? 旅行? 家でまったり? 惰眠を貪るのも大変良いと思います。今の季節は布団が恋しいですから。
そんな何でもない、平凡な日常を覗かせて頂けたらと思います。
ご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2019/02/25 17:59
参加者
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/02/17 01:47:59