本部
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 11人 / 4~15人
- 英雄
- 11人 / 0~15人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2019/01/18 22:00
- 完成予定
- 2019/02/01 22:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
西原殿に質問。
最終発言2019/01/16 21:40:44 -
愚神討伐・霊石防衛
最終発言2019/01/18 18:25:18 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/01/17 21:34:51
オープニング
●エネルギー確保
アルビヌス・オングストレーム(az0125)はロシア・ウラル山脈に来ていた。雪舞う中を懸命に進む。ふと立ち止まって振り向いた。同行者の歩くスピードが遅い。――遅すぎる。
「何をしている。早くリヴィア様のご命令を果たさなければ!」
アルビヌスの言葉に彼の同行者――元マガツヒのハガルは答える。
「……俺はそいつに何も義理はない」
「リヴィア様をそいつ、などと乱暴な言葉で呼ぶな! あの方はとても偉大なのだ!」
アルビヌスは顔をしかめた。ハガルは何も答えず、彼を追い抜く。待て! という言葉には応じない。
何故自分はこんなことをしているのだろう――。
所属していたマガツヒは比良坂清十郎が居なくなったことで解体した。自分の居場所は無くなったと思った。そんな時、ふと以前かけられた言葉を思い出した。”H.O.P.E.は意外とあぶれ者の集まりみたいなものだ”と――。
だから、とりあえずはH.O.P.E.に世話になろうと思った。がそれだけでは居心地が悪い。何かしていなければ。と思っていた矢先に舞い込んだ仕事がこれだった。それだけだ。
アルビヌスは鞄の中からタブレット端末を取り出した。
「リヴィア様の計算によれば、もう少し先にライヴストーンが大量に採れるポイントがある。急ぐぞ」
「よく今まで見つからなかったな」
ぐ、と二人、雪を踏み込む。ふふん、とアルビヌスは笑った。
「リヴィア様のお力を持って、ようやく発見できるほど難易度が高いポイントだったということだ! 流石はリヴィア様!」
ハガルはアルビヌスの表現がよく分からなかった。この男はとにかくセラエノ――今は”元”がつくのだろうか――のリーダーたるリヴィアを褒め称えたいようだ。
(すごい、とは思うが)
H.O.P.E.ロンドン支部長、キュリス・F・アルトリルゼインがスワナリアの神官たちから聞いた”世界を滅ぼしかねない不安定なオーパーツを安定化する”方法。リヴィアはその方法をより分かりやすく、どんなオーパーツにでも応用できるように発展させたという。その技術に必要なのが大量のライヴストーン。つまりアルビヌスとハガルが行っているのは現地確認だ。リヴィアが計算したポイントに本当にライヴストーンがあるかどうかの。
ハガルは息を吐きだした。出発する前にリヴィアが言っていたことをふと、思い出す。
『――もし、そこに黒く水晶のようなライヴストーンがあったら、1キロほど持って帰って来て下さい』
『何かあるのか』
『それがあれば……蘇らせることが出来ると思うのです。あの”黒い人形”を……』
「着いたぞ!」
アルビヌスの声に、ハガルは我に返った。いつの間にか、リヴィアが計算したポイントに到達していた。そこは洞穴だった。人が四人ほど並んで入れる広い入口。中は真っ暗。アルビヌスがライトをつける。二人、慎重に中を進んだ。そうして暫く歩いていくと、不意に広い場所に出る。そこには大量の石が転がっていた。ハガルがモスケールを起動させる。石からライヴスの反応。壁の中や地面の中からも反応がある。
「ライヴストーンだ。確かに大量にある」
「流石はリヴィア様……! このことを早くお伝えせねば……!」
通信機を弄り始めたアルビヌスを他所に、ハガルはリヴィアが言っていたライヴストーンがあるかどうかを確認した。黒い、水晶のようなライヴストーンを――。
(あった……!)
最奥で光るそれに、ハガルは近づく。
――刹那、地面が揺れた。同時に、ハガルは寒気を感じた。北極点の中心で感じたようなこれは――。
「ドロップゾーンか?」
「な、なんだとっ?」
二人は慌てて外に出た。雪が止んでいる。空が灰色に染まって――。
「な、なんだあれはっ?」
アルビヌスが山の向こうを指さす。
そこに居たのは巨大な愚神だった――。
●愚神を止めろ
H.O.P.E.サンクトペテルブルク支部。
西原 純(az0122)は切羽詰まった表情で緊急招集したエージェント達に告げる。
「ウラル山脈でドロップゾーンが発生した。確認されている愚神は二体。そのうち一体は東にまっすぐ移動している」
純が壁にかけられた地図のある一点を指さし……東へと指を滑らせる。
「このまま行くとライヴストーンの大量採掘地点を通り、エカテリンブルクへと到達する。……甚大な被害が出る前に、愚神を討伐してくれ。……説明は以上。後は任せた」
解説
メイン目的:ウラル山脈に現れた愚神の討伐
サブ目的 :ライヴストーンの大量採掘地点の防衛
・愚神
愚神A:全長45メートル、高さ8メートル。姿は草食恐竜に似ています。
木々をなぎ倒し、山を崩しながら、南へと真っすぐ向かっています。
ハガルからの報告によると、ブレスを吐くなどの行為は見られないそうです。
愚神B:一般的な成人男性とおなじくらいの大きさで、どろどろとしたスライムのような形です。移動はしていません。
おそらくゾーンルーラーであり、ハガル曰く物理攻撃は効果がなさそうとのことです。
・位置関係
ドロップゾーン(愚神B)――約10メートル――愚神A――約100メートル――ライヴストーン大量採掘地点――約40キロ――エカテリンブルク
・ドロップゾーン
半径25メートルほどの円です。ウラル山中の開けた場所に発生しました。
今のところ、他の愚神の発生は確認されていません。
・エカテリンブルク
万が一に備えて、住民は避難を開始しています。
・アルビヌスとハガル
アルビヌスは戦力になりませんが、ハガルは氷を操る能力者です。頼めば、力を貸してくれます。
・移動手段
H.O.P.E.が軍事ヘリを飛ばしてくれます。
・その他
何かあれば、答えられる範囲で純が答えます。
※以下PL情報
愚神Aがライヴストーンの大量採掘地点に到達すると、ライヴストーンからライヴスを吸収して、愚神Aの戦力が大幅にアップ(ブレスによる魔法攻撃追加。体力の自動回復発動)します。そうなった場合、ライヴストーンは全て消失します。愚神A到達前に全てのライヴストーンを搬出、もしくは破壊すれば愚神Aの戦力アップは回避できます。
ライヴストーンを破壊した、もしくは愚神Aによってライヴストーンが消失してしまった場合、サブ目的は失敗となります。
マスターより
巨大な敵と戦うのはロマン。
こんにちは、絢月滴です。
ハッピーエンドを目指しましょう。
皆様の勇気あるプレイングをお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2019/01/21 20:58
参加者
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西原殿に質問。
最終発言2019/01/16 21:40:44 -
愚神討伐・霊石防衛
最終発言2019/01/18 18:25:18 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2019/01/17 21:34:51