本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/11/23 07:30
- 完成予定
- 2018/12/02 07:30
掲示板
-
確実な一歩を進める為に【相談板
最終発言2018/11/22 20:53:59 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/11/21 00:58:02
オープニング
●H.O.P.E.の反撃準備
「お集まりいただき、ありがとうございます。今回皆さんに行って頂くのはボーデン島──カナダ北部にある島です」
四月一日 志恵(az0102)はプロジェクターで真白の壁に世界地図を映し出し、小さな島をさした。
北極点に愚神の『王』が降り立ち、世界は徐々に浸食されつつある。主に浸食を受けたのは北極点の氷海上だが、人の住まう大陸の方へも当然ながら侵攻は進んでいた。
「規模としては神奈川県より少し広い程度でしょうか。島は既に異界化しており、踏み入ると特殊な状況下に置かれるようです」
具体的に言えば、距離感がおかしくなるのだ。
当たるはずの攻撃が掠るにとどまる。回避できるはずだったのに攻撃を受けてしまう。そのような可能性が十分有り得ると志恵は説明する。
「愚神や従魔も多く潜んでいることが確認されています。……いえ、最早潜んではいませんね。このまま放置しておけば南下してくると思われます」
ボーデン島はカナダの領土であり、すぐ傍が北アメリカ大陸だ。
海を渡られる前に──なにより作戦を無事決行するために。リンカー達はボーデン島に潜む愚神と従魔に立ち向かわなければならない。
「幸い、敵はまだ海を渡ってきていません。リンカーは船でボーデン島に向かい、上陸。愚神を倒し、従魔も可能な限り数を減らしながらある程度のタイミングで撤退。……従魔は非常に多く観測されていますが、できるかぎり粘って数減らしをしてください」
続いて敵の画像を出す志恵。
白くなった空は地球のものとは思えない。果たして撮られた時刻は昼なのか、夜なのか。
その空の下、地上にひしめくのは虫の大群だった。
アリだ、と誰かが呟く。志恵はその言葉に頷いた。
「ええ、アリです。……大きさは子犬程ですが。正確な数は計れませんが、3桁は下らないでしょうね。その他に黒い芋虫と、真っ白な蛾も。1カ所に留まっているわけではなく、分散しているようです」
画像をズームすると、小さく白いモノが飛んでいるように見えた。いや、小さいのではなく遠いのだろう。
実際には人ほど、あるいはそれより大きいと志恵は告げる。
「これだけ島に敵がひしめいているとなると、着岸したままでは退路が断たれかねません。なので、リンカーが降りたら船は一旦島を離れます。こちらからの連絡で再度着岸する手はずです。……今回は、私も同行します」
志恵の一言にリンカーの視線が集まった。
彼らが知る『四月一日 志恵』はオペレーターだ。英雄はいるが、戦う姿を見たことのある者はいないだろう。
「負傷する前は皆さん同様、任務を受けていた身です。負傷した足も機械化されていますから、動きに支障はありませんよ」
──くすくす、くすくす。
不意に、志恵の足元から小さな笑い声が聞こえた。
「シエ、きっと戦えることはみんなわかってるのよ。シェルもいるし、戦えなかったらすぐ死んでしまうもの」
シェラザード(az0102hero001)は机の影からひょこりと出てきて、その場のリンカー達に笑いかけた。
「シェルもたくさんがんばるの。シエがたたかいたい、って言ってくれたのもみんなのおか──むぐ」
志恵が一瞬ぎょっとした表情を浮かべ、素早くシェラザードの口を押さえる。だが、リンカーの耳は『皆のおかげだもの』と最後まで拾った。それを志恵は一同の表情から察したのだろう。
「……皆のおかげ、なんて言われても不思議にしか思われないでしょうね。完全に私の事情ですから。失礼致しました」
シェラザードが不満げな視線を送るものの、志恵は慣れたものと見事にスルーしてみせる。
「私は皆さんに近づく従魔を妨害します。全てを排除することはできませんが、少しは力になれるでしょう。また、撤退の際は船との連絡役を担います。タイミングは皆さんに一任しますので、声をかけるなり合図を出すなりしてください」
作戦に必要であれば、可能な限り動きはリンカーに合わせると言う志恵。それはこれまで敵と戦ってきた彼らへの──信頼、なのだろう。
「これまでずっと経験を積んできた皆さんには敵いません。ですが……少しでも皆さんの力になりたい。今回は、どうぞよろしくお願いします」
解説
●目標
メイン:ケントゥリオ級愚神の討伐
サブ:可能な限り従魔を討伐
●敵情報
・ケントゥリオ級愚神『ファルター』×6
蛾の姿をした愚神。大きさは2mほど。全身が白く、前足が鎌のようになっている。
回避・イニシアチブが優れており、反して物理防御力はさほど高くない。
前足で斬りかかる他、以下のスキルを持つ。
鎌鼬:自らを始点に直線3の物理攻撃。
鎌舞:自らを始点に範囲2の物理攻撃。
・デクリオ級従魔『ラオペ』×30
芋虫の姿をした従魔。大きさは人の子供ほど、全身が黒。前面にギザ歯のついた大きな口がついている。
物理攻撃力・魔法防御力に優れるが、移動力は劣る。
のしかかり、噛みつき等の近接物理攻撃を行う他、以下のスキルを持つ。
残影:1ラウンド前の移動箇所に影を残し、PCがその上を通過した場合特殊抵抗判定によってBS【拘束】を付与。
・ミーレス級従魔『マイゼ』×200前後
アリの姿をした従魔。子犬程度の大きさ。
攻撃方法は噛みつき(近接物理)のみ。特筆する強さはなく、攻撃を1発当てれば死ぬ。
●状況
カナダ最北部、ボーデン島。異界化しているものの元々無人島であり、目に見えた被害はない。
昼もなく夜もなく、ただ空は白く。生き物はリンカーや敵以外存在していない。
この地域は寒くもなく暑くもなく、島へ足を踏み入れると他者(敵味方含める)との距離感が正常でなくなる。
PCは船で島まで送られ、船は攻撃を受けないように海上へ一旦退避する。撤退の際は再び接岸するが、連絡を受けてから接岸まで6~9ラウンドかかる。
●NPC
四月一日 志恵&シェラザード
スキル:威嚇射撃/妨害射撃/射手の矜持
武器:アサルトライフル
基本的には後衛でPCを狙いとする従魔への妨害を行い、撤退の際は船と連絡を取る。
PCから指示がある場合、無理の無い範囲で従う。撤退タイミングはPCに一存する。
マスターより
お久しぶりです。または初めまして。秋雨と申します。
初めてのシナリオリリースから丁度1年経ちました。あとどれだけのシナリオを出せるかわかりませんが、できる限り最後まで皆様の物語を紡がせて頂けたらと思います。
あなた達が──あなたが戦場に向かうその1歩は、誰の為の1歩でしょうか。
ご縁がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/12/01 09:19
参加者
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確実な一歩を進める為に【相談板
最終発言2018/11/22 20:53:59 -
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最終発言2018/11/21 00:58:02