本部
思い出に残るプレゼントを
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/10/25 12:00
- 完成予定
- 2018/11/08 12:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
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思いのこもった贈り物
最終発言2018/10/22 09:55:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/22 00:25:21
オープニング
●紅茶狂い、怒る
澪河 青藍(az0063)と愉快な仲間達の住むアパート。いつものように朝から湯を沸かし、紅茶を淹れようとしていたウォルターだったが、お気に入りのティーカップを取った瞬間何かに気付いた。見る見るうちに目を三角にした彼は、ティーカップを乱暴に台所へ置くと、ずかずか居間へ歩いていく。
『ニシナキョウカァッ!』
「うわらばばば」
テレビを見ていた仁科 恭佳(az0091)は、背後から突如吼えられ跳び上がる。青藍も振り返るが、相方の剣幕を見た瞬間にテラスにヴィヴィアンを連れて隣の部屋へと逃げ込んでしまった。あっという間にタイマン状態である。
「ど、どしたどしたの。そんなに怒っちゃって」
『どうしたぁ? ふざけるなよ貴様。私のティーカップでコーヒーを飲んだだろうが!』
「はぁ? 何で事実確認もせずに私に来るわけ?」
『この家でお前以外にコーヒーを飲む奴いないだろう!』
恭佳はソファの陰に身を隠しつつ、背後を振り返る。そもそも飲食をしないテラス、ウォルター程ではないがコーヒーが苦手なヴィヴィアン、ウォルターとの裏誓約で“コーヒーとジンを飲まない”青藍。確かにコーヒーを飲むのは恭佳しかいないのだ。
「……というか、何でわかるんだよ!」
『私は感じるのだ。ティーカップの声を。泣いているぞ。紅茶を淹れるために生まれた私が、あんな泥水に穢されてしまった……とね』
「電波やめろ! ちゃんと洗ってあっただろ!」
『黙れ! お前は許されざる事をしたのだ!』
ウォルターは袖の内から一本のメスを取り出すと、指の間に挟んで恭佳に狙いを定める。
『というわけでオヌシを殺す』
「待って待って待ってえええ! わかった、わかったからああ!」
恭佳はあまりにもマジなウォルターにいよいよ顔色を失い、急いでコートを着て飛び出していった。
●贈り物を買いましょう
「くっそがぁ……あの紅茶狂いめ……」
ぶつくさと文句を垂れ流しながら、恭佳は日曜日のデパートを訪れていた。とにかく人が多い。北極で何やらかんやら起きているが、日本人はまだまだ呑気に生きているようである。恭佳はポケットに手を突っ込んだまま、人波をすり抜けていく。寝起きのまま飛び出したせいでウルフカットなのか寝ぐせなのか区別のつかない頭をしているが、それでも学校一つに一人いるかいないかの美貌は目立つ。
おまけに彼女は天才的なトラブルメーカー。店を訪れていた君達の中にも、彼女の存在に気付いた者は多くいるだろう。
君達は彼女に声を掛けてもいいし、掛けなくてもよい。此度の目的は一つ。大切な人に送るプレゼントを用意する事だ。明日命があるかもわからない、こんな時だからこそ。
解説
メイン 誰かのために贈り物を買おう
NPC
☆仁科恭佳
ウォルターの激昂に突き上げられてデパートにやってきた研究員。おすまししてれば眼鏡の似合うすっごい美少女。一人きりにしていればその表情が拝める。
・行動指針
ティーカップ買って帰る。それなりの値段がするやつ。
☆ウォルター
絵にかいたような紅茶党のコーヒーアンチ派。いつもは鷹揚だがそういうとこだけすごくおっかないし危うい一面を見せる。
・行動指針
怒りはすでに沈静。H.O.P.E.の医務室で勤務している。
FIELD
☆デパート
一般的な百貨店。少しお高めなブランドが多めに入っている。通常プレゼントに贈るために買うようなものは一通りそろっている。
マスターより
影絵企我です。
そういえばウォルターの紅茶狂描写描いた事無かったなと思ったので描きました。北極がとんでもない事になっていても、経済は回し続けなければならないのです。人間は経済という仮想生命体に飼われているのですから。
というわけで、こんな時だからこそ、贈り物を贈りましょう。
では。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/11/03 12:21
参加者
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思いのこもった贈り物
最終発言2018/10/22 09:55:21 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/22 00:25:21