本部
広告塔の少女~脱衣戦線~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 7人 / 4~15人
- 英雄
- 7人 / 0~15人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/10/22 19:00
- 完成予定
- 2018/10/31 19:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/22 10:57:48
オープニング
● 寒くなるとできなくなること
秋だ。もうすでに地方によっては紅葉の葉も落ち始めるころあい。
冬の訪れも間近に感じられるこの季節に、遙華は何事かを悩んでいた。
「どうにも忘れていることがあると思うのだけど」
遙華は同じ場所を行ったり来たりする。
室内の気温が安定しない季節の変わり目。新調したストールを机の上に投げ捨てると、ブラウスのボタンを一つ外す。
「私は、なにを忘れているというのかしら」
まだ分からない。かれこれ三十分は悩んでいる。
「AGWの開発に、ガデンツァ関連の武装の補てん。大破した宇宙ステーションの始末書も、ガデンツァ討伐のお祝いもしないとね。あと……」
その時遙華は思う、この部屋暑すぎる。しかしエアコンの操作をするのもめんどくさいモードの遙華はブラウスのボタンをさらに外して、スーツの上を脱いで体温調節を謀る。
「あとは……そう。メディア系のお仕事。そうだわ! 最近すっかり忘れてたけど、私番組制作を頑張っていたのではなかったかしら」
思い出した。思い出してしまった。
そう、遙華は敏腕プロデューサーである。
最近はシリアスなお話が多かったので部下に任せていたのだが、最近は世の中にコメディーが足りてない。
パッと、明るくなれる何かが必要なのだ。
「そう! 私が忘れていたのはこれよ、世の中に笑いを。今こそ必要よ。王がなんだと言ってる場合じゃないわ」
次いで遙華は窓ガラスを眺める。
そう、窓の向こうの景色ではなく、窓ガラス。
そこに写っていたのは衣服をはだけた自分。
遙華はその姿に、真理めいたものを感じた。
「たしか……英雄を変化させる薬があったはずよね……」
こうして遙華の安易で安直な企画がスタートすることになる。
●脱衣おちなんてサイテー
「レディース&ジェントルメーン。お越しくださってありがとう。西大寺遙華です」
そう会場のモニター全域にその姿を披露しながら遙華は告げる。
ここはグロリア社が貸し出しているスタジアム。
サッカーができる程度の広さが確保されており、ライブにフェスタにいろいろ使う。
今回はこのスタジアムを貸し切ってイベントが行われる。
概要はこうである。
「スタジアムは楕円形の形になっているわ。スタジアム中心の芝生エリアにはトラップが仕掛けられているけど見晴らしはいいわね。
使用可能エリアはそれだけじゃなくて、それを楕円に囲む観客席、スタジアム内外の通路まで、使用可能。スタジアムの外には出ちゃだめよ」
告げると遙華は画面にスタジアムのマップを広げた。
観客席より外側、つまり室内エリアも広く、三階建てとなっており。
一階は物販スペースも存在する広々とした空間。
二階は休憩所。喫煙席。ミーティングルームなど小部屋が多い空間。
三階の通路は狭く、ほぼほぼ観客席へ繋ぐための廊下だけだがトイレが複数ある。
その競技場内で今回は賞金目指して皆さんに頑張ってもらうことになる。
「優勝賞金は、タイムアップ時に生き残っていたリンカーで山分け。これでAGWを買ってちょうだい。次に肝心なルールを説明するわよ」
そう、今からとんでもないルールを説明することになる。
「まず、今回のイベントでは共鳴しないわ。リンカーは英雄と能力者、二人一組になって勝利を狙ってもらうわ」
今回英雄側には仕掛けをさせてもらっている。
「英雄にはあらかじめ、自分の衣服が霊力で構築されるようになる薬を飲んでもらっているの。そして今回使ってもらう、AGWに変わる武器はその薬の効果を無効化する能力をもつ」
つまり、その武器で攻撃されると衣服がはじけて消えていくわけだ。
「能力者は自分の英雄を守りながら、相手の英雄の衣服を脱がしていくことに注力して。もちろん英雄も戦っても大丈夫だけど、かすっただけでも服が消えるから、だいぶシビアな戦いになりそうね」
次いで遙華は顔を赤らめて咳払いしていった。
「あんしんして、上から消えていくから」
何を安心すればいいか分からないが遙華は胸をはって言った。
「きわどい部分まで見えそうになったらギブアップして。下着をさらしてもまだいけると思うなら続けてもらっても構わないけど、テレビに写せない姿になった場合は退場ね」
告げる遙華は背後の布を取り去った。そこにはAGWを模した武装がずらりと並んでいる。
「ただし、スタジアム内にはお助けアイテムが存在しているわ」
お助けアイテムとは衣服である。
「お助けアイテムは霊力で編まれていないから弾丸を受けても消えることはない。つまりそれを身にまとった時点でギブアップすることがなくなると思うから勝利は確実だと思うけど、その服がなかなかきわどくてね」
そう、画面に表示されたのはバニーガールの衣装である。
これが会場内にたった三つ存在するらしい。
「装備するのにためらうかもしれないけど……。男性の英雄にもこれを来てもらうっていうんだからたいへんよね」
他人事のように言ってのける遙華である。
「細かいルールについては手元のパンフレットを見てね。今回参加したリンカーは30組を超えるから。ライバルを蹴落としつつ、自分の身は守ってね」
解説
目標 タイムアップまで生き残る
●ルール纏め
今回は共鳴せず、英雄と能力者でタッグで挑む。
英雄の服は攻撃を受けると消える。
タイムアップまで30分。生き残るだけで賞金がもらえるが、生き残ったメンバーで山分け。
使える武装に関しては、皆さんが持つAGWの性能と酷似したものが貸しだされるが生命力に影響を与えることはできなくなっている。
●雑多なリンカー達30組
彼らは賞金目当てに参加した雑多なリンカー30組です。
中には皆さんの知り合いもいるかもしれません。
レベルが低く、今回共鳴しないのでスキルは関係ありません。
ただ、彼らは皆さんの圧倒的な戦闘能力を見ると結託するようです。
何せ今回は生き残ればいいのですから、チームを作るのはとても効率的なんですね。
マスターより
今回、お色気系のシナリオに見えますが……まぁ実際お色気系なんですけど。
自分としての目玉は、英雄が英雄のまま戦う姿を描けることだと思ってます。
まぁ、激しく戦うと服が脱がされるんですけども。
ちなみに賞金は実際に生き残った人間で割るので報酬が増えます。ご期待ください。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/28 15:41
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最終発言2018/10/22 10:57:48