本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/10/21 22:00
- 完成予定
- 2018/11/03 22:00
このシナリオは4日間納期が延長されています。
掲示板
-
質問卓
最終発言2018/10/20 17:11:02 -
誤射付き実戦演習開始!
最終発言2018/10/21 21:54:38 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/19 23:33:47
オープニング
●斡旋前の攻防
真継優輝(az0045)は、形式的には上司にあたる人物の発した言葉を聞き間違いではないかと思い、問い返した。
「新人ばかりの隊をいきなり最前線に投入するんですか?」
「主戦場ではない。討ち漏らした従魔達が逃走する先で、待ち伏せに向かわせるだけだ」
スクリーンに映し出された地図には、敵を示す赤い点と味方を示す青い点があちこちに点灯し、敵の予想進路が矢印で複数示されていた。
「お言葉ですが、その待ち伏せは彼等にとって危険であると思われます」
「おいおい、ぶつかるとしても逃げる敵ばかりだぞ」
「それでも現在までに判明している情報を確認する限り、侮れる相手ではありません」
恐らく従魔たちは、迎撃などものともせずに突っ込んでくることだろう。
「だが乗り越えてもらわねば困る。今は一人でも多くの戦力が必要なのだからな。指揮官を兼ねたベテランに守らせれば問題あるまい」
「それが無難な所ですね」
「ベテランたちには最も重要な正面を守ってもらうとしよう」
優輝は上司の発した言葉の内容に一瞬戸惑ったが、内容を理解し抗議する。
「正面にはその新人リンカー達の武器が展開しているんですよ。間違いなく誤射による同士討ちが発生します!」
「だからこそ依頼で募集するんだ。新人たちの誤射を受けても隊の指揮と護衛の任をこなせるエージェントたちを」
「味方の銃撃に晒されながら、迫る従魔達を迎え撃てと仰るのですか!?」
「新人たちにとっても、それを乗りこえられれば掛け替えの無い経験を糧として成長してくれるに違いない。ベテランのエージェント達ならそこまで新人たちを導いてくれると信じている」
なおも優輝は抗議するが『既にこの依頼内容は上層部の認可が下りている』との宣言に、優輝は依頼を受けてくれるエージェント達の現地での裁量権を増やすことを提案する。
「新人リンカー達を生き延びさせることに繋がるのでしたら、エージェントの方々の現地での自由な行動や新人リンカー達への自由な指揮を認めて下さい」
それについては上司も『問題ない範囲』として承認した。
●指揮官求む。ただしフレンドリーファイア(誤射・同士討ち)つき
そんな攻防の末、『あなたたち』の前にある意味新人教育の依頼が斡旋される。
「申し訳ありません。今回は無茶な依頼をお願いさせていただきます」
優輝は『あなたたち』にまず謝罪した。
優輝は機械を操作し上司と話し合った時に使用した地図をスクリーンに映し出す。
敵を示す赤い点と、味方を示す青い点が地図上に展開し、敵の予想進路が大きな矢印で示されていた。
そのうち赤い矢印が枝分かれし、その一つが別の方角へと向かうが、その先には味方を示す青い点が待ち構えている。
「ここでリンカー隊が待ち伏せをしています。皆様にお願いしたいのは、このリンカー隊の指揮と従魔達の殲滅です」
そこまでは普通の話だったが、上司より強いられた任務内容に、部屋にいたリンカー達の顔が一部ひきつった。
「戦場未体験の新人たちの前に立ってそいつらを守れだと? 誤射が出て俺達がそいつらに撃たれるぞ」
優輝の説明では、今回の新人たちは全員ジャックポットの適正持ちで距離を置いた戦いはある程度期待できるが、近接戦では非常に脆いらしい。
情報部の先行偵察によると、新人たちが受け持つ場所には以下の従魔達が進んでいる模様だ。
突撃銃装備のデスアーミーがボーンホースに騎乗する騎兵隊として40騎(上下2体で1騎)。
どこかの戦場で撃破され、放棄された戦車に憑依した従魔が5体。
歩兵として手榴弾、突撃銃装備のスケルトンが30体。
火炎放射器を操るデクリオ級従魔べトンフレイムも約5体ほど歩兵に混じっている。
その情報部の分析によると、新人リンカー達は訓練ではそこそこの成績を残している。
だがこの集団の突撃を受けた場合、何らかの対策を講じない限り新人リンカー達は突破を許し、壊滅してしまうだろうとのことだ。
「上層部との交渉の結果、現地での自由な行動と裁量権は獲得できました。今新人たちは一本道の山道に1列塹壕を掘って待ち構えている状態ですが、その形に拘らず部隊の新人たちを自由に指揮して迎撃にあたって下さい」
最後にぴかぴかの銃剣付きライフルを握る、若く溌剌としたリンカー達の映像がスクリーンに映し出される。
「彼らは全部で40名います。恐らく戦闘が始まれば恐慌状態に陥るでしょうから、その対策や班分け、役割分担などはその前に指示をして決めておくのがいいでしょう」
現場は森林の中を突っ切る形で拓かれた一本道の山道だが、塹壕より左右の森に展開して迎撃する作戦をとる等、実際の作戦は『あなたたち』に任せるとの事だ。
どうか未来ある新人たちを『あなたたち』の手で導いてやってほしい。
●未だ戦場を知らぬ者たち
自分達の堀った塹壕の内で銃を構える新人リンカーは、隣の同僚に尋ねる。
「なあ、あの人は何だって塹壕の向こう側に居るんだ? あれじゃ下手すりゃ当たっちまうぜ」
「ばーか、そんな味方にフレンドリーファイア(誤射)かますヘボ、ここに居るかっての」
先行した優輝が新人たちの前にいることを、別のリンカーもそう言って笑う。
残念ながら、今彼らが言ったようなことはこれから発生してしまう。
彼等が本物の戦場を知り、フレンドリーファイアをやらかしまくるまで、あと少し。
解説
●目標
新人リンカー達を指揮し従魔達を殲滅
犠牲者を出さない
登場
新人リンカー×40
実戦経験ゼロ。全員ジャックポットの適正あり。装備は射程18sqの銃剣付きライフル。従魔達の突撃に新人たちは恐慌状態となり、引き金を引き続ければ生き残れるという根拠不明な思い込みで銃撃を続ける。前にいる『あなたたち』を誤射する確率は何もしなければ高い。彼らを生き残らせるなら、どのように指揮しても問題なし。
従魔達×120
内訳は以下の通り。
デスアーミー×40:武装したアンデッド型従魔。略称「死兵」。ミーレス級。射程35sqの突撃銃を装備。
ボーンホース×40:骨の馬の姿をした従魔。略称「骨馬」。ミーレス級。最高時速100kmで走るが物理魔法耐性共に弱い。
戦車×5:撃破された戦車に憑依した従魔。デクリオ級。射程75sqの戦車砲で砲撃。
べトンフレイム×5:火炎放射器を装備した鬼型従魔。略称「炎兵」。デクリオ級。射程5sqの直線貫通効果のある火炎状ライヴスを放射する。
スケルトン×30:骸骨型従魔。ミーレス級。略称「骨」。射程35sqの突撃銃や射程7sq、範囲1の手榴弾を装備。非常に脆い。
予想される敵戦術:
デスアーミーがボーンホースに騎乗する騎兵達が最初に突撃し戦車が援護砲撃。その後をスケルトン達が突撃しべトンフレイムが突破口をこじ開ける予定。
状況
森を切り開いて出来た1本道の山道。道の両側は森になっており新人リンカー達が腰の深さ程度の塹壕を1列だけ構築済み。『あなたたち』から見れば明らかに準備不足だとわかる。
塹壕を構築する為の用具は現地にあり、無線貸与済み。周囲に人影なし。
以下は簡略図。貴方達が現地の新人リンカー達と合流してから約20分後に従魔達が襲来する模様。
森森森森森森森森森森
◆→ }●
森森森森森森森森森森
◆:従魔
}:塹壕
●:新人リンカー隊
マスターより
現場の負担がハンパじゃない新人教育も兼ねた集団戦です。皆様はこの新人たちを率いて従魔群を殲滅して下さい。
リプレイでは既に現地に到着してからの描写予定ですので移動手段は考慮しなくて大丈夫です。
乗り切れれば今回の経験や皆様からの指導・助言は新人たちにとって貴重な糧となりますので、どうか誤射に負けず新人たちを導いてやってください。
死ななければどんな指導方法(拳での会話含む)をとって下さっても問題ございません。
ご不明な点がございましたら出発24時間前まででしたら優輝が答えます。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/29 16:30
参加者
掲示板
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質問卓
最終発言2018/10/20 17:11:02 -
誤射付き実戦演習開始!
最終発言2018/10/21 21:54:38 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/19 23:33:47