本部
Engineer
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/10/08 12:00
- 完成予定
- 2018/10/22 12:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
【相談卓】心
最終発言2018/10/08 11:08:11 -
【質問卓】
最終発言2018/10/04 12:36:15 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/05 18:21:42
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●天才少女の憂鬱
「……これって」
アパートのリビングで、真夜中までコンピュータの画面と向かい合っていた仁科 恭佳(az0091)。彼女はずり落ちかけた眼鏡を掛け直し、恭佳は無数の数式、モデル、文章に目を通していく。リオ・ベルデの事件の際に回収されたケイゴ・ラングフォードの研究と、フリークス事件の際に回収されたロジェ・シャントゥールの研究。そのどちらも併せて見た時に、恭佳は一つの結論に達しようとしていた。
「これが本当だとしたら……確かに全ての辻褄は合う……か」
ふと寝室へ続く襖が開き、ジャージ姿の澪河 青藍(az0063)が眠そうな目を擦りながらその背中を横切った。
「まだ起きてたのか。身体壊すなよ」
「わかってる」
曖昧に頷きつつ、恭佳はキーボードを叩く。青藍はそんな妹分を見て肩を竦め、台所に立って水を飲む。薄暗闇の中、水の流れる音だけがざらざらと響いた。
「姉さん」
恭佳はふと青藍に呼びかける。
「何?」
「心って……一体何なのかな」
青藍は眉をしかめた。天才の恭佳は常に何か答えを見つけている。それでも青藍にそんな質問をするのは、その答えを認めがたいか、信じられないかのどちらかだ。とはいえ学生としては凡才な青藍が天才の疑問についていけるわけもない。だから彼女はそっと妹の背中に寄り、そっと肩を抱きしめる。
「恭佳は私といて良かったと思う?」
「……うん」
「だったらそれでいいんじゃないかな。それが心だと思うよ。もし私達が水槽の脳なんだとしても、そう私達が感じたという事実だけは嘘じゃないでしょ? ……その正体が、何だったとしても」
恭佳は姉の温もりを感じながら俯く。その脳裏には姉と共に過ごした様々な日々が過ぎっていた。
「じゃあ、私は寝るから。恭佳も早く寝なよ」
青藍は恭佳の両肩をポンと叩くと、さっさと寝室へ引き下がる。その背中を追っていた恭佳は、ふと微笑んだ。
「ありがとう。……お姉ちゃん」
●天変洞窟サンクトゥス
ある日、君達はブリーフィングルームに集められた。スクリーンの横に立つのは、いつもより深刻な顔をした恭佳の姿。そわそわしているあたり、何処か焦りもあるようだ。
「今回の依頼はH.O.P.E.研究班から。サンクトゥス洞窟システムの再調査をお願いします」
サンクトゥス洞窟。強烈なライヴス濃度を伴って出現し、二度の調査で異世界と接続している可能性も示唆され始めた洞窟だ。周辺、特にリオ・ベルデでは従魔や愚神の出現が相次ぐようになり、そのせいで周辺三国の関係もひりひりし始めている。
「簡単に状況を説明しますと、探査プローブ周辺のライヴス濃度が再び高まってるんです」
スクリーンには探査プローブが打ち込まれている空間の様子が映し出された。周囲の霊石が共鳴するように光を放っていた。
「恐らく先頃に発生した第二世界蝕の影響が考えられますが……正直予断を許さない状況です。元々プローブはこの地点で発生するライヴスを吸い上げる事で起動するシステムにしてあり、現地のライヴス濃度の減少と、状況の探査を並行して進められる形にしていたんですが、さらにライヴス濃度が上昇した事で出力が過剰に上昇し、熱暴走を引き起こしかけているようです」
恭佳はテーブルから何かの装置を取り出すと、テーブルの上に載せる。
「なので、今回の目標はプローブにこの追加デバイスを取り付けて破損を阻止する事、そして洞窟が現在どのような状態になっているかを改めて確認する事です」
恭佳はぺこりと頭を下げる。
「ということで、私も帯同しますので、よろしくお願いします」
この時はまだ、洞窟で起きる天変地異に誰も気づいてはいなかった。
解説
目標1 プローブ周辺の探査を行う
目標2 異世界転移による洞窟崩壊を逃れて脱出せよ
目標1について
・プローブ周辺の空間
変質し、モザイクのように様々な土質の地面やらアスファルトやら床やらが入り混じった空間に変わっている。同時に過去の遺物と思われる装飾品や、近代頃に作られたと思われる機械の歯車などが落ちている。[遺物を幾つか回収する事が出来る]
・プローブ
既に激しい熱を持ち、所々の部品が変形しつつある。足元の地面は霊石に変質しており、脈々と光を放ち続けている。[目視で危険な雰囲気は確認できる]
目標2について
・転移
既に部品交換は行える状態ではなく、プローブが破損する。その瞬間にライヴスが溢れだし、異世界の転移が発生する。[脱出開始。一分ごとに生命力が2減少するようになる。]
・地底湖
湖は再び白く輝き、沸騰しながら周囲の地形を塗り替えている。半ば融けかかった瀕死の従魔が内部から這い出し、PC達に襲い掛かろうとしてくる。
[従魔が出現。能力はミーレス級。スキルはなし。能力は一撃で撃破できる程度]
・鍾乳洞
地響きと共に、鍾乳石が幾つも降り注ぐ。岩肌も剥がれて、中からは建造物じみたものが現れてくる。閉じ込められてしまわないうちに脱出しなければならない。
[鍾乳石は道を塞ぐように落下する。攻撃などを試みる事で排除し、脱出しやすくなる]
NPC
仁科恭佳&ヴィヴィアン
研究班から派遣されたエージェント。間違いなく天才のエンジニアではあるが、解決できない事もある。
ステータス 命中ジャックポット(45/30)
スキル テレポートショット
シャープポジショニング
トリオ
TIPS
・異世界化は回避不能。粘ることはできるが、その場合重体化する危険がある。
マスターより
影絵企我です。
今回のシナリオ形式は少し変則的かもしれません。
例えるならばテレビゲームのムービーシーンのような感じになっています。
ですが、ケリをつけるにあたって、外せない展開というものはどうしてもあります。
皆さんのキャラクターの心情を精一杯演出できるように取り組ませて頂きます。
お付き合いいただけますと幸いです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/13 22:58
参加者
掲示板
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【相談卓】心
最終発言2018/10/08 11:08:11 -
【質問卓】
最終発言2018/10/04 12:36:15 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/10/05 18:21:42