本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 7人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/09/30 15:00
- 完成予定
- 2018/10/14 15:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/09/30 07:47:09 -
質問卓
最終発言2018/09/27 10:39:14 -
対リオ・ベルデ相談卓
最終発言2018/09/30 13:57:02
オープニング
●陰謀
「H.O.P.E.に頼まれていた件について、こちらの情報網を用いて調査出来る限りの調査を行った」
澪河 青藍(az0063)に向かって、ロバート・アーウィンの秘書が書類の束とUSBを差し出す。青藍は書類を手に取ると、ぱらぱらとめくっていく。
「それを見て貰えばすぐにわかるが、アルター社は極秘裏にリオ・ベルデと接触を続けていた。資金や物資の相互の融通が行われている。米墨は影に日向にリオ・ベルデに対する圧力を数年間続けていたが、彼らが音をあげなかったのはこのパイプの影響も大きいだろう」
「……まあ、一研究員が独断で国を巻き込んで武器開発とか、無理にもほどがありますからね。あくまで主導はケイゴ・ラングフォード、アルター社は彼の行動をしっかり認知して資金の拠出を行っていた、というところですか」
青藍の呟きを聞いて、ロバートは頷く。
「概ねそんな所だ。だが、今回君の耳に入れておきたいのはそこではない」
ページを捲る手を止めて、彼女は首を傾げる。ロバートの秘書はそっと青藍の傍に歩み寄ると、傍らから覗き込んでページを捲っていく。
「これをご覧になってください」
言われるがままに目を通すと、それはアルター社とリオ・ベルデの間で行われた会合内容の記録だった。内容は資金の融通がどう、ライヴス鉱石の取引がどうという、良くある闇取引だったが、眺めているうちに青藍は眉をひそめていく。
「少しニュースを見ていればわかると思うが、リオ・ベルデのクーデターを成功させたハワード・クレイはそれ以降殆ど公に姿を見せていない。普段は彼の英雄とみられる人間がメッセンジャーを務め、彼は闇の中に引きこもっている」
「待ってください。……この記録が確かなら……」
「まあ、公に姿を現さないだけなら、理解できない事もない。軍人が優れた弁士とは限らないし、うっかり姿を見せたところを暗殺……が独裁者の最も恐れるところだろう。だがどうだ。我々との秘密裏の会合にすら一度も姿を見せた事がないらしい」
ロバートはそこまで語り終えると、一度天を仰いで息を整える。
「勿論、アルター社如きには自分が出向くまでもないという意志の現れかも知れないし、我々による暗殺を恐れた可能性もある」
「だが……彼の引きこもりっぷりは、何処か怪し過ぎると思わないか?」
●影に生きる
「第九地区に従魔が発生したようだ」
軍服を纏った細身の女が、白髪の男に向かって淡々と報告する。男は手にしていた書類を目の前に投げ出し、ソファに背を預けた。
『またか。今月に入ってもう十件目だ。流石に数が多いな。あの洞窟の出現も響いているか』
『プリセンサーからの報告によりますと、この地区にはH.O.P.E.のエージェントが出現するとの見込みもありますが。いかがいたしましょう?』
長い金髪を後ろで纏めた少女が、デスクに向かう女に尋ねる。H.O.P.E.、の名を聞いた瞬間に女は眉間に皺を寄せた。ズレた眼鏡をかけ直し、女は静かに立ち上がる。
「セオドラ、出立の準備をしろ。エヴァンス、ジョンソン、フリッツ、スミスの四人を招集してこい。それから、今回は私も出るから、武装の支度もしてくれ」
『了解しました』
少女は静かに立ち上がると、駆け足で部屋を飛び出していく。その背中を見送りつつ、男は肩を竦めた。
『まあ、御嬢様ならそう言うだろうと思った。ならば各省への連絡は私がやっておこう。君は思う存分視察してこい』
「いつも迷惑かけるが……よろしく頼む」
部屋の隅に掛けた軍帽を手に取り、女は目深に被る。
「我々が沈黙を破る時も、間近かもしれん」
●沈黙のうちに
「今回の任務は、リオ・ベルデに出現した従魔の群れの討伐です」
ブリーフィングルームに集められた君達を前に、オペレーターは説明を始める。スクリーンには現場の地図が映されている。道路網が複雑に入り組み、迷路のようだ。
「……表向きは。むしろ、今回の任務の最大の目的は、この戦場に出てくるであろうリンカー特殊部隊の戦力分析にあります」
スクリーンの映像は替わり、アメリカのライヴス鉱山に出現したリンカー特殊部隊の映像が映される。軍服の上から黒いロングコートを纏った彼らは、幽霊のように闇から闇へと飛び回り、米軍リンカーを翻弄していた。
「彼らも治安維持のため、国内に出現した従魔は必ず討伐しています。国家間でのトラブルを避けるために、H.O.P.E.はリオ・ベルデ内での愚神、従魔討伐を彼らに任せてきましたが……最早そのようには言っていられない状況です」
映像は再び地図へと移り変わる。一番太い通りに、降下点を示す星印が刻まれた。
「リオ・ベルデとは衝突が起きるかもしれません。その時に備えて、大義名分がある時に、抜ける情報は抜いておかなければならないのです」
「当然、相手も同じことを考えている筈です。その点には注意しておいてください」
解説
メイン リオ・ベルデ国内に出現した従魔の群れを討伐せよ
サブ リンカー特殊部隊の戦力(装備、スキル等)を確認せよ[☆の能力を抜く事で成功]
ENEMY
デクリオ級従魔レイス×20
半透明の姿を持つ従魔。見た目通りに壁や障害物を透過して移動する能力を持っている。
NPC
リンカー特殊部隊×4
ハワード・クレイ肝いりの特殊部隊。全て命中適性ジャックポットで構成されている。
ステータス(PL情報)
・命中ジャックポット(70/45)
スキル(PL情報)
・テレポートショット
☆アハトアハト
・トリオ
☆弾道思考
・誓約復唱
オフィサー×1
特殊部隊を束ねる士官。厳格な雰囲気を覗かせる女性。
ステータス(PL情報)
・命中ジャックポット(80/50)(スキルは特殊部隊と同様)
作戦(PL情報)
・シュレッダー
全員で一つのターゲットに対して攻撃。如何な防御も強引に削り切る。
・スカーミッシュ
都市内に散開。敵を分散させてから個別に叩く。
FIELD
・リオベルデ
様々な高さの建物が入り混じり、道路も蜘蛛の巣のように複雑。敵を見失いやすい。
・市民
従魔の襲撃で混乱し、物陰に隠れたり逃げ惑ったりしている。可能なら支援を。
・昼
明かりは必要ないが、市内は影になって薄暗い。
TIPS
・従魔撃破のためとはいえ、存在を特殊部隊に悟られてはいけない。実力を秘匿される。
・特殊部隊は住民の避難を優先しない。常に従魔を狙い続ける。
・【共宴】Propagandaに参戦していた場合、PCは自動的にオフィサーに対する何らかの知見を得る。
→していない場合はプレイング次第。情報共有は必須。
マスターより
影絵企我です。
ラストスパートに向けて、リオベルデも本格始動です。
戦場では、時には非情な選択が迫られるそうですが、皆さんはどうするでしょうか。
H.O.P.E.の人間としての誇りを忘れる事の無いように。
さあ、戦いのときです。
リプレイ公開中 納品日時 2018/10/05 21:06
参加者
掲示板
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依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/09/30 07:47:09 -
質問卓
最終発言2018/09/27 10:39:14 -
対リオ・ベルデ相談卓
最終発言2018/09/30 13:57:02