本部
救助対象は強盗です
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 3人 / 4~6人
- 英雄
- 2人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/09/14 22:00
- 完成予定
- 2018/09/27 22:00
このシナリオは4日間納期が延長されています。
掲示板
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相談卓
最終発言2018/09/14 21:04:12 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言
オープニング
●迷惑
最高級とは言えないが、この地域では有名な料理店に突如その集団が入ってきたのは、この店が昼の繁忙時間を過ぎて一息つく時間帯だった。
総勢6人ほどのその集団は、店中央のテーブルにいた別の客を無理やり追い払いテーブルを占拠すると8人分のコース料理を注文し、運ばれてきた料理や酒を喰い散らかす。
その横暴ぶりに眉をひそめた他の客達が食事を切り上げ、関わりたくないとばかりに次々と料理の代金を払って店を後にしていく中、それは起こった。
「俺達はヴィランだ! てめえら全員有り金全部出せ!」
6人の内数人が銃を取り出し、天井に向け発砲する。集団の正体は強盗だった。
銀行を襲わずに料理店に押し入って無銭飲食をするあたりがせこいと言えなくもないが……。
そして店の従業員と逃げ損ねた客、たまたま店の近くにいた人々を強盗達は人質に取り、一番金を持っていそうな人物に銃を突きつけ脅す。
しかし強盗達は気づいていない。
今銃を突き付けている相手が、人間ではなく人の形をとった災厄であることに。
ヴィランらしき集団が店に押し入ったとの通報を受けたH.O.P.E.が、慌ただしく資料をかき集めて依頼斡旋に動く。
そして人質にされた人々の中に、いてはならない存在がいることを示す資料が届いた事で、依頼内容が若干修正される。
「この街の有名な飲食店にヴィランを名乗る強盗達が押し入り、現在人質をとって立てこもっています。皆様にお願いしたいのは、被害拡大の防止と『人質となった人々及び強盗達の救出』です」
奇妙な内容に集まったリンカー達が不思議に思う中、ギアナ支部から一時出張してきたポルタ クエント(az0060)より爆弾が投下される。
「人質にされた人達の中に、トリブヌス級愚神ニア・エートゥスがいます」
届いた情報によると、ニアらしき存在は偶然視察か何かでこの近隣にいたらしい。
なぜニアがそんな真似をしていたのか。
その疑問はH.O.P.E.情報部が調査しているとの事だが、今現在飲食店が置かれている状況に、リンカー達の顔が引きつった。
「そして強盗達は主にニアに武器を向け金を要求しています。強盗達は相手が愚神、それもトリブヌス級であることに気付いておりません」
そのときリンカー達の脳裏に、地雷の上でタップダンスする強盗達の幻影が一瞬よぎる。
強盗が自滅するのは自業自得だが、予想される被害が大きすぎる。
「ニアがその気になれば飲食店どころかこの街の一区画が丸ごと壊滅します。その前に事件の解決をお願いします」
なお強盗達の本名は情報部の調査によると、それぞれシューンサ・ツサレル、シニイ・ソーグ、スグシン・ジャーウ、アツサ・リシーヌ、オーロ・カモノ、カーマ・セイヌというらしい。
「なんか嫌な予感しかしないぞ、その連中」
一部のリンカーがツッコミを入れたのはきっと間違いではない。
なお現地でニア・エートゥスと戦うのは、戦闘の余波で街や人々に被害が及ぶ確率が高く、今回は控えるようにと上層部より警告が出ている。
強盗さん今すぐ逃げてー、超逃げてー。
●燃料追加
すでに店の周囲は警察が取り囲み、強盗達に投降をよびかけていた。この時現場の警官達には人質の中に愚神ニアがいることはパニック防止も兼ねてまだ知らされていない。
「君達はすでに包囲されている。大人しく人質を解放して投降しろ」
お定まりの呼びかけが警官達より強盗に伝わると、店からニアを引きずってきた強盗達より罵声が返ってきた。
「うるせー、引っ込んでろ薄毛ー!」
「き、ききき貴様ぁ! ヴィランだと思って下手に出ていれば、付け上がりやがって!」
強盗の罵声に激怒した警官は、いきなり拳銃を抜くと、同僚の制止を振り切って強盗に向け構える。
ちなみにAGWでなく普通の拳銃なので、相手がヴィランであれば威嚇程度の威力しかないが……。
強盗は連れてきたニアを盾のように警官の前に突き出す。
「俺はハゲてねェー! 光の屈折でそう見えるだけだぁーっ!」
いささか苦しい理屈を並べ、警官は発砲した。
次々と命中する銃弾を弾きながら、ニアが控えめに抗議する。
「あのですね。弾が当たってるんですが」
「ええい、そこのひょろいの! 人質になって俺の正義を妨害するとは何事だ!」
警官が何故か強盗ではなくほぼ無傷のニアに向け、怒りの声を上げる。
「弱い人間ほどよく吼える、とはよく言ったもので――」
「誰が弱いだ、この銀ピカ野郎! 成敗してくれる!」
警官はエキサイトしてさらに発砲を続け、そのたびに銀ピカ野郎ことニアの体に着弾の火花が咲く。
事態を悪化させてどうする。
ニアの事を知っている人達がこの光景を見たら、警官と強盗達がいつ爆発するかわからない炸裂弾にハンマーで殴りまくる姿に見えただろう。
頼む。ニアがその気になって街を壊滅させる前に、この馬鹿どもを止めてくれ。
解説
●目標
人質となった人々及び強盗の救出
被害拡大の防止
強盗達×6
ヴィラン。普通の拳銃を装備。表に2名、店内に4人いる。
警官
現在発砲中。どうやらハゲという単語は禁句らしい。一般人。なお暴れている警官はこの1名のみで他は駆けつけたH.O.P.E.別働隊と交代し既に撤収済み。警察からは物理的交渉などでシメて退去させていいと『あなたたち』には許可が出ている。
ニア・エートゥス
トリブヌス級愚神。視察か何かで偶然現場に居合わせたらしい。今回ニアとの交戦は厳禁。
PL情報:警官と強盗から解放されればさっさと立ち去る。
人質達
店にいた従業員と客達。店内で強盗たちに監視されている。
状況
とある地方の有名な料理店。牛肉をメインとした料理の品ぞろえながら値段もリーズナブルときて地元では人気店。お勧めはステーキ食べ放題コース、牛しゃぶ、焼肉定食、ビーフカツなど。今回無事事件が解決されたら店の好意で『あなたたち』はこの店の料理を『無料で好きなだけ』食べていいとのこと。
周囲は警官1名を除いてH.O.P.E.別働隊が包囲中。解放後の人質だった人々の保護や身柄確保後の強盗達の護送は連絡すれば別働隊が引き受ける。無線貸与済み。装備・携帯品にあるアイテムのみ使用可。
マスターより
岩岡志摩です。カオスな物語になってますが、夏の暑さのせいだと思いたいです。
ニアは一切ダメージがありませんので現状を面白がっています。ニアをどうにか退けることができたら街や人々が被害を受ける危険は減り、難易度は下がります。
無事解決できた後はお店で飲み食いして下さって構いません。
ご不明な点がございましたら、出発24時間前まででしたらポルタが答えます。
関連NPC
参加受付中 プレイング締切日時 2018/09/14 22:00
参加にはSC1,000が必要です。
掲示板
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相談卓
最終発言2018/09/14 21:04:12 -
依頼前の挨拶スレッド
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