本部
君が居た夏の記憶
- 形態
- イベントショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 6人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/07/11 12:00
- 完成予定
- 2018/07/23 12:00
このシナリオは3日間納期が延長されています。
掲示板
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夏祭りと幽霊退治?
最終発言2018/07/09 21:12:58 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/07/09 00:21:22
オープニング
●人手が足りない!
たくさんの汗をかきながら、武史と実は倉庫で作業をしていた。祭りのクライマックスで使用する大太鼓をゆっくりと、怪我をしないようにリヤカーに載せる。
「ふぅ……あと、バチと……ええと」
「櫓の飾り。……しかし、何で俺達だけで祭りの準備をしなければならないんだ?」
武史のぼやきに、実は仕方ないよ、と返す。
「皆具合悪いんだから」
「ただの夏バテじゃねえの」
こんなに暑いんだしよ、と武史は汗を拭う。彼のTシャツはすでに色が変わっていた。そうかもね、と実は言った。その返事が気に入らなかったのか、ああ? と武史がすごんだ声を出す。
「夏バテ以外に何があるんだっていうんだよ」
「いや……もしかしたら、愚神の仕業かもって」
「はあ?」
「だってほら、確かに昔から祭りの時期に体調を崩して寝込む人は居たけど……最近、多いから」
実の言葉に武史の表情が変わる。そうだ、とにやりと笑った。
「H.O.P.E.に依頼しようぜ」
「え?」
「愚神が居るかもしれないってことで……ついでに祭りを手伝ってもらう! どうだ!」
豪快に笑う武史に、実は溜息をついた。
「そんなんで来てくれるのかなぁ……?」
その夜。
就寝中だった実は息苦しさに目を覚ました。飼い猫が何かが乗っかっているのかと思い、胸元に視線を向ける。
「ひっ」
そこに居たの猫ではなかった。
輪郭がぼやけ、体が半透明の、浴衣を着た、少女。その髪に光るのは青と白で石で彩られた、髪飾り。
「ゆ、ゆうれ」
『まだかな』
「え」
『まだかな。早く、帰ってきてよ。約束したでしょ?』
ね? と。
少女が実に笑いかける。綺麗だけれど、何処か怖いその表情にひ、と実は息を呑んだ。
ドアがぎぃと音を立てる。その隙間から実の飼い猫が入ってきた。
「ニャア!」
猫の威嚇に少女が慌てたように消える。
「な……なんだったんだ……?」
●夏祭りと幽霊?退治
「……と言うわけで、実が見たって言う愚神の退治を頼むぜ」
翌日。
やってきたエージェント達に武史はそう言った。
「実がそいつを見たのは真夜中って話でして……泊まるところは用意してあるので、存分に祭りを……準備から楽しんで、そして退治してくれればこっちは問題ないからよ!」
※以下PL情報
●君が居た記憶
夏の月は高く、それでいて色も何処か濃く、夜空はまるで墨の上に鮮やかな花びらを落としたよう。
私は君に呼ばれて、神社に向かった。
夏祭りの屋台の間を駆け抜け。綿あめをねだる子供の声を潜り抜け。
君が帝国大学に行く、ということは聞いていた。
仕方ない、君の未来のため。
だって君は、いずれこの町で一番偉い人になるんだから。
何度も自分に言い聞かせた。
『急に呼び出して、ごめん』
『ううん、大丈夫』
『明日の汽車で、行くから。会いたい、と思って。向こうに行ったらなかなか帰ってこれないと思うから』
ああ、君は優しいな。
昔からそうだった。
年下のくせに。
『その髪飾り、良く似合ってる』
君の言葉に私は何も言えなかった。多分少しだけ顔が赤くなっている気がする。
だって君に会うんだもの。君が買ってきてくれたこの髪飾りをつけて来るのは、当たり前じゃない。
『……あのさ』
君が急に真面目な顔になった。なんだろうと、私は君の目を見る。何時からこうやって見上げるようになったんだっけ。
『五年……いや、三年。三年後に、迎えに行ってもいい?』
その意味が分からないほど、私も君ももう、子供じゃない。
『何その言い方。男らしくない』
『えーとじゃあ。……三年後に娶ってやるから、花嫁修業でもして待ってろよ』
私は思わず噴き出した。
『やっぱ似合わない』
『――が言ってって』
『ごめんごめん』
謝った直後。私も真剣な顔をした。君の手を取って、しっかり頷いた。
そう、返事をしたんだ。
『待ってます。貴方が、ここに帰ってくるのを』
『うん、待ってて。――を迎えに行くよ』
解説
・夏祭りの準備を手伝うこと。
・夏祭りを楽しむこと。
・幽霊(愚神?)を退治すること。
以上が、今回のシナリオの目的です。
以下の事柄に注意しながら、目的を達成して下さい。
・エージェント達が向かったのは日本・青森県のとある小さな町です。
【祭りについて】
・祭りの会場は町の中心にある神社です。
・祭りの準備は色々あります。屋台の組み立て、飾りつけ、放送器具のセッティング。
・祭りは夕方5時から夜の9時までです。
純粋に楽しむことも可能ですし、屋台で焼きそばやたこ焼きを作って販売することもできます。
屋台については一般的な日本の夏祭りにあるものについてはあると思って頂いて大丈夫です。
・飲み食いした場合は一品につき20G戴きます。
【幽霊(愚神?)退治について】
・実は少し熱があるくらいなので、話を聞くことは可能です。
【その他】
・武史が用意してくれたの宿泊所は、町長の屋敷です。結構大きく、立派な蔵もあります。
マスターより
夏祭りの屋台で買うのはチョコバナナです。でもりんご飴も捨てがたい。
こんにちは、絢月滴です。
たまには戦闘がないシナリオを。
それでは、皆様の弾けたプレイングをお待ちしております。
リプレイ公開中 納品日時 2018/07/16 20:36
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夏祭りと幽霊退治?
最終発言2018/07/09 21:12:58 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/07/09 00:21:22