本部
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/07/07 12:00
- 完成予定
- 2018/07/21 12:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
相談場所
最終発言2018/07/07 11:40:34 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/07/07 11:26:10
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
大英図書館の館長室において、キュリス・F・アルトリルゼイン(az0056)は表の仕事をこなしていた。
(古墳から発見された地図ですか。希少性からいって仕方ない金額ですね)
机に向かい、各部署からあげられた申請書に目を通して可否を決めていく。
英雄のヴォルフガング・ファウスト(az0056hero001)は来客者用のソファで菓子を摘まみながら、ファッション雑誌の記事に目を輝かせている。
もうすぐ昼食の時間といったところで、机の片隅にある固定電話が鳴り響いた。表向きの秘書を介さないH.O.P.E.ロンドン支部との直通回線だ。
「詳細はそちらに出向いてから。それでは」
話し終わって受話器を置いたキュリスに、ファウストが「大急ぎで、どうかしましたの? 世界が滅びそうだったりするのかしら?」と訊ねる。
「そうでなければよいのですが」
キュリスの返答に、からかった風のファウストは真顔になっていた。
キュリスが書架の本を一部入れ替えると、奥に引っ込んでいく。さらに横移動し、エレベータの出入口が現れる。
H.O.P.E.ロンドン支部は大英図書館の地下深くに存在していた。降りたキュリスとファウストは、執務室へ向かわずにブリーフィングルームへ。中央にあるテーブル上にはホログラムイメージが浮かぶ。地中海周辺の地図である。
「早速、本題に入らせて頂きます。ご存じの通り、地中海周辺でテロが起こるというプリセンサーの報告が相次いでいます。これまで曖昧だったのですが、ここ二、三時間ほどで確定的なものに変わっていまして――」
職員の一人が状況を説明した。
「確度の高い前兆ですね。警戒態勢を引きあげましょう。本部にも連絡を……、いや私がしたほうがよさそうですね」
キュリスはテレビ電話を通じて、自ら本部とやり取りする。終わったあとで、職員が戸惑いながら口を開いた。
「あの、支部長。マガツヒの首領『比良坂清十郎』は、本当に『過去機知』が使えるのでしょうか。私もプリセンサーの端くれなのですが、どうしても信じられません」
職員が語った『過去機知』とは非常に稀なプリセンサー能力だ。過去に起こった事実をつぶさに知ることができるといったものである。
「私も完全に信じたわけではありませんが、その想定で動くつもりです。そうでなければ説明しづらい行動が、マガツヒにはありますので」
キュリスはそう答えて廊下を歩きだす。
「キュリスちゃん、そんな恐い顔をしていると、お肌に皺が増えてしまいますの」
「それでこの事態を収束できるのであれば、安いものです」
執務室の扉を閉じたとき、キュリスはファウストに軽く肩を叩かれた。
(やはり比良坂清十郎の真の目的は、古代遺跡の破壊にあるのでしょうか)
テロの発生が疑われる地域の多くには、古代遺跡が存在している。キュリスは共闘することとなったセラエノのリーダー、リヴィアの言葉を思いだしていた。
●いこういこう
私は世界平和を望んでいる! 人類をこの上なく愛している。然らば何故と問われるならば人は悪がなければ生きていけないからだ。害していいものを害するのは快感だ。団結だ。崇高だ。安全地帯より集団で正論の剣を突き立てるのは幸福だ。悪がなければ人は黒々とした衝動をどう昇華すればいい? 自分が正当と実感が得られるのは最高だ。悪がなければ人はどう生きればいい? 悪のない世界など無だ、停滞だ、人々に正義というものを思い知らせてやる! 幸福の花は不幸の土から芽吹き咲くのだ! 耕さねばならぬ。人類は手と手を取り合い平和を謳歌すべきなのだ。隣人に愛を。無尽蔵なルサンチマンを撒き散らさぬよう理性と秩序を以て律せねばならぬのだ。それこそが理想社会。全ての人間に善あれ。何度でもだ。思い知れ。思い知れ。思い知れ。謳歌すべきなのです。
「どうしてポンペイ遺跡に来たと思います?」
「なんでー?」
「それはねー……内臓が無いぞうで、“お腹が痛い(ぽんぽんがペイン)”、すなわちぽんぺだからです。ぽんぺい」
「はーん」
「しかし内臓がないぞうでも清十郎たんの為ならテロリズムしちゃうのが我々マガツヒ星人なのだ」
「宇宙人だったのー?」
「ものの例えですだよーん。……んー、今日はポンペイ休日かな? 人がいない」
「ごはんー」
「あっ、分かった。H.O.P.E.にバレたなさては」
「バレた?」
「H.O.P.E.プリセンサーの尽力ですね。いやあ素晴らしい、正義のヒーロー!」
「じゃあエージェントくるの?」
「そうなりますね!」
「わーい」
「わくわくですね! 勝てるかなぁ……ドキドキする」
「じゃあちょっと本気だそっか?」
「えっ、出せるんですか?」
「いいよー」
「変形を二~三回残すのは悪の嗜みですからね!」
「ねえエネミー」
「はい?」
「今日もいーっぱいブチ壊そーねっ!」
「はーい♪」
「壊せないなら君を壊します! 君を壊します! 壊して食べます! 食べます!」
シャングリラにとってエネミーはいい宿主だ。
ひっついているだけでエサを運んできてくれる。もしもの時はエサにもなる。
そして今まで“世話”を焼いてきてくれた分、《完璧な楽園》はその邪悪さを増していた。
「どうして血が?」
「すぐによくなる」
「そですか! じゃあ……」
――レッツ世界平和!
解説
●目標
敵戦力の撃退
●登場
マガツヒ上位構成員『エネミー』
アイアンパンク(生命適正)、機械化部位は顔面。性別不詳。使用AGWはマチェット。
憑依しているのは愚神『シャングリラ』。
背面よりライヴスでできた愚神の上半身が突き出ている。
全身から出血中、「減退」状態。
愚神『シャングリラ』
機械仕掛けの人型めいた外見。
数多の腕にチェーンソーめいた武装を持ち、与えるあらゆるダメージに「減退1」が付与される。この減退の数値は累積する。(つまり3回ダメージを与えられると減退3になる)
能力はバランス型。凶化されている。
・その果ては凪
捕捉している「出血している存在」からライヴスを吸収しており、能力強化・生命のリジェネレートを行っている。この効果はエネミーと共有。
・掌上にて
超常的捕捉能力。「不意打ち」無効。命中回避上昇。左記効果のみエネミーと共有。
攻撃の射程を長大にしつつ、複数対対象・範囲攻撃にする。
・幸福な大団円
自身及びエネミーにバッドステータスが付与されるほど、生命を除く全能力値が激増。
・完璧な楽園
毎ラウンドのファーストフェーズに、自身・エネミー含む戦域全対象に「暴走」付与。特殊抵抗で抵抗可。
同時に、既に暴走状態の者のリンクレートを1下げる。
タイミング:クイックでリンクレートを-1すれば暴走から回復できる。
・etc……
●状況
イタリア・ナポリ近郊、ポンペイ古代都市遺跡、野外闘技場跡地。
広い。時間帯は日中。
プリセンサーの予知によってエネミー襲来を察知、遺跡及び周辺を閉鎖。戦域はPCと敵以外は無人。
※危険!
PC半数以上戦闘不能で撤退となります。
マスターより
こんにちはガンマです。
鬼のぱんつはグッドパンツ。つよいぞ。
よろしくお願い申し上げます。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/07/18 19:56
参加者
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最終発言2018/07/07 11:40:34 -
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最終発言2018/07/07 11:26:10