本部
広告塔の少女~真実を語ろう~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~10人
- 英雄
- 8人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2018/07/05 09:00
- 完成予定
- 2018/07/14 09:00
掲示板
-
今後の為に…
最終発言2018/07/04 22:35:33 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/07/05 06:24:07
オープニング
● 真実を語ろう。
グロリア社会議室、そこにはそうそうたる顔ぶれがそろっていた。
遙華。グロリア社役員やエリザ、そして赤いルネ。命名アカネ。
今回のグロリア社の襲撃を退けたことで、ガデンツァの影響を排除することができた。
全てはガデンツァを手引きしていたロクトが離反したことによって。
そうこの会議の場にはロクトはいなかった。
ロクトはガデンツァと共に行った。
遙華を置いて。
遙華を残して。
「いま、私たちがすべきことはなんだと思う?」
ガデンツァに奪われたデータは何もなかったことが判明している。
そうデータはリンカーの活躍で無事だった。
ただ、データはだ。
あの混乱のさなか紛失した資料はあり。その洗い出しの作業に忙しく、グロリア社社員は駆り出されていた。
彼女の侵入の影響は計り知れない。
それに彼女が放った従魔が一体姿をみせずに消えている。
今後について話をする必要があった。
その前に。
アカネが口を開く。
「ガデンツァと英雄ルネの関係性です」
エリザが目覚めたことによって。グロリア社側で用意していたエリザなら使えるコンソール、プログラム類が一気に稼働した。
そのおかげでアカネの解析が一気に進んだのだという。
おかげで、バッテリーと呼ばれる。霊力貯蔵装置を使うことであの遺跡から出ても消滅しないでいられる。
ちなみに契約者も探したのだが見つからなかったらしい。
「ガデンツァは、ダカーポシステムのメインプログラムをさす言葉ですが、今は少し語弊があるので言い直しましょう」
アカネは丁寧口調で告げる。この世界について学習したようでほかの英雄とそん色ない存在に見えた。
「ガデンツァはダカーポシステムにおける、ハードウェアの役割。そして英雄ルネはソフトウェア……いえそれも適切ではなく。そうですね、メモリーでしょうか」
ルネの意味するメモリーとは記録、記憶の意味。
「私たちの世界は滅びました。愚神の手によって」
その愚神の侵攻の際に世界が敵の手に渡る前に自決するため生み出されたのがガデンツァという存在。
「しかしそれは、本来……決定的に人が間違った瞬間、地球上から人を排除するためだけの装置でした」
こちらの世界でも人類が星にとっての癌なのではないかという話はよくきく。
アカネの世界ではそれを信じきってしまった人間が。人間が星を、他の生命体を駆逐するような悪性を持つなら。一掃できるプログラムを作り上げたのだ。
それはガデンツァ。
「そしてその機能に目をつけたのが」
王だという。
「かれ? かのじょ? は異世界から侵略するとあっという間にガデンツァの世界を飲み込みました。そしてガデンツァを手中に収めるべく、じわりじわりと機能を奪い取って行ったのです」
その時、まだ侵されていない機能の一部が分離され、次元の狭間に放りだされたのだというそれが。
「ガデンツァシステムの中枢、人格データを司る部分でした」
王にとっては機能が全て。人格などどうでもいいのだ。むしろ抵抗されない分都合がいい。
「そして王は新たに冷酷なガデンツァという人格を植え付けて、自分の兵器とし。ルネとなった人格データは次元をさまよいこの世界へ」
だからルネは不完全な英雄だったのだ。
存在自体が壊れかけだった。
「一縷の望みを人類に託したのでしょう。そしてあなた達と出会った」
アカネは全員を見渡す。
「ここまでガデンツァを追い詰められた世界は有りません。彼女に今度こそ引導を。プロトタイプだからわかります。彼女にはすでに満足なボディーもルネもない。だから」
彼女を倒してほしい。
そうアカネは告げた。
そのためにまず行うべきが。
「ロクトの断罪」
遙華は冷たく言い放つ。
「ロクトの契約を切ってこの世界にとどまれないようにするわ。あの頭脳が敵側に回るのはまずい」
そう拳を握りしめる遙華。
「私はもう、誰にも愛されなくていい。だって最初に愛してくれたと思った人が、嘘だったから」
「そして、この世界に愛なんてものは存在しないのよ」
● ロクトの処遇
現在遙華とロクトはまだ契約を結んでいる状態です。
この状態をグロリア社上層部はロクトを役員から除名。
さらに遙華に契約を破棄することを望んでいます。
ただ、契約を切るには遙華の『愛される人になる』という約束をたがえなくてはいけません。
そのため、演技でもいいので遙華は誰かを罵倒し、同時に誰かに罵倒されなければなりません。
愛される、そのために努力するということを放棄すれば契約はきれるはずです。
遙華本人も、ロクトの事は事務的に行っていますがロクトに対して思うところは有るようです。
ロクトは本当に裏切ったのか。
ロクトは自分の事なんてどうでもよくなってしまったのか。
ロクトが見せてくれていた笑顔は全部ウソだったのか。
それを口にしてしまうと慰められ。ロクトとの契約を切る気が起きなくなってしまうかもしれない。
そう思っているため遙華は自分の想いを胸に秘めてロクトとの契約を切ろうとしています。
解説
目標 話の整理と、今後の遙華
今回はガデンツァ襲撃による影響の再確認と状況の整理。
というお話を整理する回ですが。
今後のためにしておかなければならないことがいくつかあります。
・ロクトをどうするか。
それは今回遙華との契約をどうするか。
という話もそうですが。
もし敵として出てきた場合どうするかという話し合いもしていただきたいです。
それはPC間で情報を共有するとともに遙華が今後どうするか参考にするためでもあります。
・盗まれた資料についてあたりをつけて調査を依頼する。
これに文字数をさく必要はありませんが、紙で何らかの資料が持ち去られたらしく。それが何なのかあたりをつけることと。効率のいい調査方法があれば教えてあげてください。
・アカネの話。
アカネが冒頭で語った内容については皆さん気になるところもあるでしょう。
実はこの話の中にガデンツァの今後の行動指針になる重要情報が含まれています。
アカネに質問することで、もっと深く情報を掘り出してみてください。
アカネも記憶を復旧されたばかりでまだ全ての記憶を自在に思い出せるわけではないようです。
● 歌の開発依頼
また今回のシナリオで使うわけではありませんが。
ガデンツァの最終兵器である歌に対抗するために、皆さんに歌を作っていただきたいということです。
テーマは希望。
希望の音~HOPE~をみんなの力で完成させたいと、遙華は思っているようです。
そのためのフレーズや曲作りの依頼を今後お願いする予定ですが。
その前に気になる事。聞いて起きたこと。希望する演出が可能かどうかの確認。
など今回の依頼でしていただいても構いません。
マスターより
今回は一度休憩する回です……と言いつつ、情報収集はかなり可能ですので。
共有と収拾をお忘れなく。
恐らくもう数回程度でガデンツァとの戦いは終わると思います。
ラストスパートまで頑張りきるために。
ロクトと遙華のことお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/07/12 14:46
参加者
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今後の為に…
最終発言2018/07/04 22:35:33 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/07/05 06:24:07