本部
五月病と薔薇とあれとこれ
- 形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~10人
- 英雄
- 8人 / 0~10人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/05/12 12:00
- 完成予定
- 2018/05/21 12:00
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/05/11 15:50:32
オープニング
「五月で御座います……」
「そうですねぇ~」
二人が小さな部屋で紅茶を飲みながら話をしている。
一人は猫耳が生えた中年男性。一人は大柄で痩せぎすな青年。
「この時期、日本では五月病なる病が流行ると聞いております。香港支部エージェントの私がお助け致しましょう!」
「ああ、そうなんですねぇ~」
のほほんと茶を啜っていた青年が顔をあげる。どうでも良さそうな感じにも思える相槌だった。
「楽しく仕事をしたいという意欲を思い出させるのです! この私のように!」
「……あれ? リン殿はお仕事していましたっけ~?」
「していますよ! 寝て起きてご飯食べてお酒飲んで寝て!」
黒い猫耳をぴこぴこさせて自慢げにリンと呼ばれた男性が笑う。
「猫の仕事とは、癒しと愛嬌を振り撒く事です! そうは思いませんか、姜様!」
「……はぁ。うーん? まあ、良いんじゃないでしょうか~?」
姜と呼ばれた青年が、リンと呼ばれた男性の仕事内容を思い出そうとするが、本当に寝て起きてお酒飲んで寝ているイメージしかなかった。エージェントってそんなので良いのかな、とか少し思うが、まあ良いか。で終わった。
「そうと決まれば、早速準備に取り掛からないと! 五月……はっ! 端午の節句!」
「あれぇ~? 香港支部は中国だから、節句は旧暦じゃなくって良いんですぅ?」
「日本では新暦で祝うらしいので宜しいでしょう! ふむふむ、粽と菖蒲湯……後は英国式に薔薇園巡りとアフターヌーンティーを。夜は小さなバーを貸し切りでアルコールを提供しましょう」
「あ~。なんか適当で良いですねぇ~」
適当に姜が返すのに、びし、とリンが黒い猫尻尾で指差す。いや、尻尾指す。
「姜様! 貴方も何か案を出しなさい!」
「あ~? そうですねぇ。お酒が飲めない子供用に……う~ん。私は流しそうめんが食べたいですねぇ~」
「却下」
「ええ~? なんでですかぁ?」
不服そうに眠たげな眼を細める姜。
「流しそうめんは夏にします! よって却下です!」
「うーん、うーん。じゃあ、わんこそば」
「なんでですか!?」
「日本のお蕎麦、美味しいですぅ~」
適当なのは姜も同じく。適当にまったり過ごすのが二人のやり方だった。
「……まあ、良いでしょう! そうなるとこうこう……」
リンが早速、パソコンで提出するための企画書を書き始めた。行動力だけは評価しても良いだろう。
その日、リンが書いた書類を「日本の五月病になるエージェントへ奮起を促すイベントを開催する」と上層部へ提出したら通ってしまった。
解説
リンが企画したイベントは以下の内容です。
11:30 現地集合。遅刻は少しだけ許す(適当に集まったら出発)
12:00 薔薇園を巡りつつ、東屋でサンドイッチを摘まむ(弁当持参でも良い)
15:00 景色が綺麗なホテルのラウンジでアフターヌーンティー(美味しい)
17:00 菖蒲湯に浸かって疲れを取る(お風呂ポカポカ)
19:00 わんこそば大会(いっぱい食べてね)
21:00 バーを貸し切って飲み会(未成年はジュースとノンアルコールだけ)
24:00 解散(お疲れ様でした!)
リンと姜はふらふらしているので、捕まえると色々教えてくれます。
リンはお酒に詳しいので、バーではお勧めのカクテルを聞けば答えてくれます。甘いの、さっぱりしたの、度数が低め高め、色合い等々。アルコールが飲めない人や未成年にはノンアルコールカクテルも教えてくれるでしょう。
姜は雑学に詳しいので、行事の由来や花の名前や、割りとどうでも良い事を教えてくれるかもしれません。
マスターより
五月病の季節ですね。ゴールデンウィークがあって色々とあれこれ疲れたりしたのではないでしょうか。
そんなストレスにさっぱりとしたいと思い、イベント企画をたててみました。
今回初めて出て来た私のNPC「リン・ウォン」「姜 水龍」は今後も出てくる予定です。
まだ立ち絵も出来ていないNPC達ですが、宜しくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/05/20 10:09
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最終発言2018/05/11 15:50:32