本部
大陸横断の平穏を
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 6人 / 4~6人
- 英雄
- 6人 / 0~6人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/04/28 15:00
- 完成予定
- 2018/05/07 15:00
掲示板
-
【相談】シベリア鉄道を救え
最終発言2018/04/28 13:21:42 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/04/26 16:53:50
オープニング
●平穏
薄闇の中、シベリア鉄道はいつもと変わらず次の停車駅であるウラン・ウデを目指して走っていた。シベリア鉄道は1車両に1人、担当の車掌がつく。二等寝台車の担当になった青年車掌は乗務員室の前で、車窓の外を流れる景色をぼんやりと見つめていた。針葉樹(タイガ)が永遠と続く風景は最初の内は新鮮だったけれど働き始めて3年も経った今は生活の一部になってしまった。
「あの、すいません」
聞こえた声に青年車掌は視線を下げた。カメラを手にした少年がこちらを見つめている。
「はい、お客様」
「バイカル湖を撮りたいんです。明日、何時に起きればいいですか?」
青年車掌は時刻表を確認した。
「午前3時に起きれば確実ですね」
「ありがとうございます!」
がんばって起きなきゃと言う少年を青年車掌は微笑ましく思った。
●事件は突然に
若手車掌は目覚まし時計が鳴る5分前に目を覚ました。一つあくびをして、彼は身支度を始める。カーテンを開ければ、ユーラシア大陸の山々が目に飛び込んできた。昇り始めた朝日が山の稜線を金色に色どっている。制服のコートを着て、彼は乗務員室の外へ出た。客室のドアはどれも閉まっている。まだ皆眠っているのだろう。あの少年はバイカル湖を無事に撮影できただろうか。もし撮っていたら、後で写真を見せてもらおう。彼は慣れた手つきで朝の業務を開始する。しかし彼はすぐに違和感を覚えた。念のため、時計を確認する。そろそろ午前10時。おかしい。いくらなんでも、客が全く起きてこないなんて……。
「お客様、失礼いたします!」
1番近くにあった客室のドアを彼は開けた。
そこにはカメラを抱えたまま、ぐったりしている少年が居た。
●愚神を排除せよ
H.O.P.E.サンクトペテルブルク支部。
集まってきたリンカーたちを前に事務員は静かに口を開いた。
「今朝、ウラジオストック発モスクワ行のシベリア鉄道にて乗客12名が原因不明の重体となった事件が発生しました。警察の調査の結果、食中毒やテロの可能性はゼロとのこと。よって、H.O.P.E.に対応依頼がきました」
事務員は言葉を切って、リンカー達にモスクワ発ウラジオストック行のシベリア鉄道の切符を配り始める。
「ここからサプサン(ロシアの新幹線)に乗って、モスクワで乗り換えて下さい」
切符を配り終わると、事務員はもう一度リンカーたちの顔を見た。そして力強く告げる。
「愚神は何処から現れるのか分かりません。健闘を祈ります」
解説
シベリア鉄道に現れた愚神の排除が今回の目的です。
以下の事項に注意しながら、目的を達成してください。
・車掌から事情を聴いたところ、以下のことが分かっています。
ウラン・ウデ駅に到着するまでには何も異常はありませんでした。
事件に気づいたのはターフロカ駅。駅の関係は下図を参考にして下さい。
ターフロカ駅(事件発覚)---約7キロ---レソヴォーズヌィ駅---約13キロ---タタウロヴォ駅---約38キロ(途中セレンガ川を渡る)---ウラン・ウデ駅
・シベリア鉄道を止めることはできません。乗客も居ますし、貨物もあります。駅への停車も行います。
・シベリア鉄道運営会社は列車の破壊と人命と貨物への被害は避けて欲しいと言っています。万が一のことがあれば、場合はH.O.P.E.が責任を取りますが、そうなってしまった場合H.O.P.E.、ならびにリンカーへの不信感が生まれるでしょう。
マスターより
はじめまして、絢月滴です。
大好きなシベリア鉄道を舞台にシナリオを作成してみました。
よろしくお願いいたします。
リプレイ公開中 納品日時 2018/05/02 20:51
参加者
掲示板
-
【相談】シベリア鉄道を救え
最終発言2018/04/28 13:21:42 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/04/26 16:53:50