本部
ここに“わたし”が在る意味は
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/02/21 12:00
- 完成予定
- 2018/03/07 12:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
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質問卓
最終発言2018/02/20 04:08:00 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/02/19 03:17:44 -
相談卓
最終発言2018/02/21 11:20:02
オープニング
●研究室にて
「これでこの義手は万全に動くと思います」
白衣の女性が、ルナールの義手になった右腕を叩く。拳を握っては閉じてを繰り返し、狐は満足気に頷いた。
「すまない。……助かったよ。あと……これも借り受けていいかな?」
「返せる事なんて無いでしょう。そのままあの世まで持って行ってくださいよ」
ざっくりとした皮肉。狐は肩を竦めると、作業台の上に置かれていた小さなジェネレータを手に取る。懐に突っ込んだ彼は踵を返して部屋の外へと向かう。
ふと足を止め、振り返る。女は回転椅子にもたれ掛かり、ぼんやりと灯りの消えた天井を見上げていた。
「君は何のためにこの世界にいる?」
狐はドアノブに手をかけ女に尋ねる。彼女は深々溜め息つくと、ぽつりと答えた。
「姉を助けるためです」
「……そうか。ありがとう」
●狡猾な臆病者
ルナールは海上支部を抜け出し、グロリア社に姿を見せた。太刀を振るって研究員や職員に次々襲い掛かると、警備のリンカーごと薙ぎ倒しながら社内を突き進む。
君達はその後を追い、グロリア社に脚を踏み入れた。白昼の社内には折り重なるように人々が倒れている。彼の裏切りを怒ったかもしれない。彼の裏切りを悲しんだかもしれない。あるいは、人々をじっと見つめて彼の真意に気が付いたかもしれない。しかし、話し合っている暇はない。ルナールは既にグロリア社の奥、製品試験場へと向かっていた。君達は床に刻まれた矢印に導かれながら、彼の後を追いかけた。
「……やあ。来たか」
集団の模擬戦にも耐えうる広さと堅牢さを兼ね合わせた空間。その真ん中に立ち、ルナールは微かな笑みを浮かべて君達と対峙する。透き通った輝きを放つ太刀を右手に提げ、彼はつかつかと君達へ歩み寄っていく。
「失望させてしまったかな。でもね、私は愚神として生きる事に決めたんだ。だから私はルナールだ。人間の坂上でも無ければ、中途半端な騒速でも無い」
彼の変心を信じられない者が君達の中にいるかもしれない。そんな者に向かって、彼は首を振ってみせる。
「勘違いしないで欲しい。私だって君達に救われた事は感謝している。だから、その恩はあの死神と対峙する時の援護を以て返した。でも、そこまでだ。君達の道と、私の道は交わらない」
ルナールは切っ先を持ち上げると、君達の鼻先へと向ける。金色の瞳が歪に輝いた。
「何故なら、君達は力を持つイザングランであり、私はそれを嘲笑うルナールだからだ」
彼の全身にライヴスが満ちる。君達に戦う以外に道は無いと知らしめる。武器を取るしかなかった。そんな君達を見渡して再び微笑むと、ルナールは静かに尋ねてきた。
「一つ聞きたい。……君達は何のためにこの世界で生きている? 何を果たすためにこの世界に存在している? 教えてくれないか」
ルナールは刀を抜き放つと、脇に刃を構えて君達を見据える。
「もう少しだ。もう少しで、私にもそれがわかりそうなんだ」
解説
目標 ルナールの撃破
BOSS
▽ルナール
グロリア社の模擬戦場に姿を現した愚神。君達に存在意義を問いながら斬りかかってきた。
●ステータス
物防・抵抗A、魔防・生命B、その他C以下
●スキル
・シンクロ×8
戦いを通して迷いが消え、千両役者の境地に至った。
[PC一人を選び、装備補正込みの能力とスキルをコピーする。3R経過、もしくはそのPCの生命力分のダメージを受けた時点で解除される]
→相殺
[シンクロ対象のPCがスキルを使用した時、同スキルの使用回数を1消費して無効化出来る。ただし、自らがスキルを使用する場合、シンクロ対象のPCは同スキルの使用回数を1消費してそれを無効化できる。]
→発破
[シンクロ解除時、全BSを回復し、(受けていたBSの個数+2)×5だけ生命力を回復する。]
●武器
・騒速
説明省略。[生命50%以下:与えたダメージの半分回復する]
・【SW】シュヴァイツァーガルデ
スイス衛兵の名を冠する小型ジェネレータパーツ。開発者は……
[武器による攻撃を命中させた時:翌RのEPまで自防御+50、敵防御-50]
●性向
・慎重
[挟撃、不意打ちを避けようとする]
FIELD
・40×50のだだっ広い空間。採光もしっかりなされており、明るい。
TIPS
・今回のルナールは逃げないし戦いもやめない。
・説得不能。戦いを止める選択肢は彼に無い。
・わざと負けを認めてもダメ。君達の強さは彼自身がよくわかっている。
・斬られた人々は全て峰打ち。骨は折れたかもしれないが死んではいない。
マスターより
影絵企我です。
一部の方にとってはこれが本当のタナトス編最終回、という感じかもしれません。
要するにルナールは時此処に至っても不殺を貫いているわけですが、それでも敵対してきたその辺りの意図が分かれば、為すべき事は定まるはずです。
もちろん、彼の質問に無理に応える必要はありません。彼は答えがないことを以て答えと見做しますし、彼自身は自分が何者であるかさえ分からず彷徨ってきているのでそのために皆さんを貶してくることはないです。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/03/04 11:51
参加者
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質問卓
最終発言2018/02/20 04:08:00 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/02/19 03:17:44 -
相談卓
最終発言2018/02/21 11:20:02