本部
絶望を齎す者
- 形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,300
- 参加人数
-
- 能力者
- 15人 / 4~15人
- 英雄
- 15人 / 0~15人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2018/01/09 07:30
- 完成予定
- 2018/01/23 07:30
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
質問卓
最終発言2018/01/08 11:55:51 -
決戦!タナトス 前半戦
最終発言2018/01/09 01:12:10 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/01/05 08:28:45
オープニング
●微睡の中へ
人々が眠っている。タナトスのライヴスに汚染され、昏睡状態に陥った人々は、まるで永劫の眠りにでも就いたかのように眠り続けていた。数日して、一週間して、ふと目覚めた者もいる。しかし、多くはただひたすら眠り続けていた。
看護師も寝ていた。医者も寝ている。病院の廊下を掃除する清掃員も、風邪のために病院へ来ただけの人々も、皆揃って寝ていた。
眠りについた人々は気付かない。既に彼らを取り巻く世界が様変わりしてしまった事を。
●急襲
「タナトスによって形成されたドロップゾーンは、現在急速に拡大を続けています。タナトスの影響を受けて昏睡状態にあった市民が一種の媒介装置となっているようです……」
輸送車に乗った君達は、モニター越しにオペレーターの説明を聞いていた。本部で体勢を整えている余裕は最早無かったのである。
「ドロップゾーンに接近した市民もまたタナトスのライヴスに汚染されて媒介装置の一部となってしまうため、拡大速度は今も早まっています。一刻も早くタナトスを撃破し、この拡大を止めなければなりません」
君達の中に混ざって、澪河 青藍(az0063)もモニターを見つめていた。信頼するエージェントと共に戦いを続けてきた彼女の横顔には、どこか剽悍さも漂っている。
「これより皆さんには先遣隊としてドロップゾーンに侵入してもらいます。今回のドロップゾーンはライヴス活性度が非常に低く、内部の詳細な探査や、内外での連絡が行えない状態にあります。追加の人員の招集も行っているところなので、くれぐれも無理はしないようにしてください」
●絶望の涯
都市に展開されるドロップゾーンに足を踏み入れると、其処は天をも衝くようなビルが並ぶ大都市になっていた。多層に張り巡らされた道路が、そんなビルとビルを結んでいる。都市の中心には、見上げても見上げきれない程に高い塔が聳えていた。ウォルター・ドルイット(az0063hero001)は青藍の眼を借りて都市を見渡し、ぽつりと呟く。
『こんな世界は、前にも見たかな』
「あん時とは比べ物にならないけどね」
『流石はトリブヌス級といったところか……広い分、寂寥感もまた比べ物にならないけれど』
君達も武器を構えながら大都市を見渡す。人っ子一人いない。立ち込めた暗雲からは絶えず雨が降り、ビルの狭間を風が駆け抜けていく。
「“らしい”世界だよ」
「私は愚神だ。世界に滅びを齎す者だ」
暗闇の中、タナトスは何かを前にして呟く。
「皆が希望を抱けるのなら、世の終わりなど望まれないというのなら、私という存在は必要なく、またこの世界もこうはならなかったろう。だが私は現にここにある。そしてこの世界は滅びている。残るは、私がこうして有する記憶だけだ」
タナトスの身体が揺らぐ。しかし、その眼だけは揺るがず爛々とした輝きを放っていた。
「……私は声を聞いた。滅びを望んでいる声を。それがアルファでありオメガだ。皆が“私”を望んだのだ。私はその望みを聞き遂げ、それを達成する」
腕を振るうと、モニターが一枚輝く。武器を抜き、何かと対峙する君達を映していた。
「幾らでも否定するがいい。……出来るものなら」
「こいつらが……今までタナトスが使役してきた従魔の正体ってとこ?」
青藍は武器を構え、塔の入り口から続々と現れる漆黒の異形を睨む。タナトスのような、澱んだライヴスで構成された肉体を引きずりながら、君達を見据えて異形は吼えた。異形は次々に形を変え、君達に向かってくる。
『今は凌ごう。増援の人が来てくれるまで耐えるんだ』
タナトスとの最後の戦いが、幕を開けようとしていた。
以下解説
目標 10分間戦闘不能者を出さずに耐えきる
ENENY(PL情報)
デクリオ級従魔???
タナトスと同じような物質で構成された肉体を持つ従魔。ドロップゾーンの中心となる塔から次々と溢れだしてくる。[1分ごとに5体、ランダムな形態で追加出現する]
①ライダー×5…武装付きバイクに乗った兵士。
・ステータス
攻防全てB 命中A 回避C 移動S
・スキル
ライヴスレーザー…どす黒いライヴスを照射する。[射程1~100。物理攻撃。心眼不可]
スプレッドキャノン…ライヴスを拡散照射する。[範囲10。魔防の対抗判定に失敗時、3ダメージ]
再行動…[攻撃後移動力が残存している時:即座に残存移動力を消費し移動できる]
②レギオン×5…銃を構えた兵士。
・ステータス
物攻A 魔防D その他B~C
・スキル
重ライヴス弾…澱んだライヴスの塊を発射する。[射程1~10。物理攻撃。命中時、追加で3ダメージ]
ヒートブレード…高熱のライヴスで攻撃する。[近接。物理。防御、回避失敗時減退(1)]
横列陣形…[左右にレギオンが隣接している時:防御+100、命中+100]
③ファントム×5…不定形の浮遊体。
・ステータス
魔攻A 防御D その他B~C 飛行
・スキル
ライヴスキャプチャー…敵のライヴスを吸収する。[射程1~10。魔法攻撃。命中時、与えたダメージの半分生命力を回復する]
フォノンバスター…音にライヴスを乗せて攻撃する。[範囲3。魔法。魔攻半分で攻撃。回避不可。]
解説
NPC
澪河青藍&ウォルター
憧れの仲間達の背中を追ってここまで来た。自分なりに仲間を守るために働く。
・ステータス
回避ブレ63/36
・スキル
守るべき誓い、リンクバリア、アタックブレイブ
攻撃予測、零距離回避
FIELD
未来都市
宗教観の欠片も無い世界。戦闘区域は幅30sqの高速道路上。前方からひたすら敵が押し寄せてくる。
・ゾーンルール
死の舞踏
最大生命力1割減
回復アイテム効果半減
毎EPにライダー、レギオン、ファントムのいずれかの攻撃力が50上昇
TIPS(PL情報)
・これまでにタナトスと関わってきたなら、ゾーンルールは直感的に把握可能。
・タナトスが傍にいないため、ゾーンルールはやや微弱。
・敵軍を全滅させた場合はその時点で目標達成。一旦増援は途絶える。
・青藍は回避盾志望。アタックブレイブも活用してやってください。
・登場する敵はこれまでタナトス絡みで登場してきた雑魚を彷彿させる行動を取る。(ライヴスキャプチャー=魂魄吸収)など。
マスターより
影絵企我です。
タナトスとの決戦は実質前後半です。このシナリオが成功となれば、次回はタナトス討伐組と雑魚抑え組に分かれて戦う事になる……と考えています。
人数配分はまだ考えてます。10:15? 来て頂けるのだろうか……いやでも腐ってもこいつトリブヌス級だし……という具合に。
急にSFになり始めたぞ、というツッコミは受け付けますが、まあアイアンパンク嫌いだし宗教は好き放題弄ってるしって時点で伏線はあったという事にしてください。バックボーンは考えてますが皆さんの考察によってどうとでも変わります。多分。
趣味丸出しで時々これでいいのかと思いつつ進めてきましたが、最後までお付き合いいただければと思います……
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2018/01/13 11:17
参加者
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質問卓
最終発言2018/01/08 11:55:51 -
決戦!タナトス 前半戦
最終発言2018/01/09 01:12:10 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2018/01/05 08:28:45