本部
広告塔の少女~騙り落ちた愛の月~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/11/10 22:00
- 完成予定
- 2017/11/19 22:00
掲示板
-
相談打ち合わせ
最終発言2017/11/10 02:53:13 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/11/09 21:24:40
オープニング
● 聖夜に向けて。
りんりんりん、しゃんしゃんしゃん。
町中が様変わりを始める。無機質な灰色コンクリートジャングルであった中心街に、色とりどりの電飾や、赤や緑の装飾が加えられる日が近い。
十一月。あの日を一か月後に控えた街並みは、まるで季節に追いつこうとしているかのごとく変容を続ける。
そんな中、焦って変わっていこうとするのは街だけではなく人もである。
日本人にとって、クリスマスが一人というのは恐怖感があるのだろうか。この時期から出会いをテーマとした催しが町中で目立つようになる。
愛する人と共に過ごす日。その目的と手段が逆転し。本当に大切なものが見えなくなる。
そんな愚かな人間たちをじっと見つめる二つの双眸があった。
肩をむき出しにした刺激的な衣服、背中に翼。その手には弓、右手に矢。
天使と見まごうほどに可憐な女性だったが彼女は愚神だ。
愚神アルテミス。彼女は人間たちの偽りの愛に、自分が定めた真実の愛を上書きせんと矢を放つ。
「さぁ! 人を愛することを知りなさい」
つがい、放たれた矢は無数に夜を覆う。
星のように煌く矢じりは弧を描いて百発百中の実力を持って、街の人々に突き刺さる。
「あ」
「ああ!」
世界に歓喜が満ち溢れる。
それは、きっと本当の愛を知った喜び。
「さぁ。踊り狂いなさい。あなた達の愛を、私に見せて」
次の瞬間町は阿鼻叫喚の渦に包まれた。
愛を街中で叫び出す男性。
突如道端ですれ違った女性に告白する女子。
学生服を着た男性同士でキスをする場面も見受けられた。
車道を走る猫を庇い、車にひかれた人物もいる。
赤いサイレンが、町中で瞬いた。
救急隊員は愛を口走りながら心配停止した男性の心臓を叩き続け。
少女は野良犬を抱きしめて離さない。
「愛とは献身。アイとは感情。Iとは求めるもの、ああ素晴らしい、世界は愛に満ちているわ」
アルテミスにとって愛とは常に与得たいと思う、願い、祈り。
だからアルテミスは人間たちに与えることを強要した。愛を。感情を、叩きつけるように擦り付けるように。
「愚神、アルテミス。厄介ね」
そんな愚神対応に駆りだされたリンカーたち、プリセンサーの予測がありながら一歩で遅れてしまった。
その一段の中に遙華がいた。
「手が足りないからって私を駆りだすのはちょっとどうかと思うのだけど。まあいいわ」
そう遙華はその手の苦無を構える。
刃をぎらつかせて敵を見すえた。
「私に攻撃を当てられると思わないことね」
その時である。
矢が、遙華の足に突き刺さった。
視界外からの突如の攻撃。
なぜ。そう思った矢先、削れたコンクリートを見て察した、この矢は跳弾するのだ。
倒れ伏す遙華。矢は溶けるように消え遙華の体内に吸収される。
次いで起き上がった時、遙華の瞳はいつもと違っていた。
トロンと潤んで柔らかい笑みをあなたに向けている。
「すき」
その時、普段の彼女が一切口にしないような単語が聞えた。
「あなたのことが好きなの。たいせつ」
遙華は立ち上がるとあなたに密着するほど近づいた。
「けど、アルテミスも大切、こうげきするなんてかわいそうよ。みんなで仲良くしましょう、愛し合いましょう」
次いで視界の端から閃く苦無。
「アルテミスは言っているわ、全員が全員のために愛を叫ぶせかいなら、己を犠牲にする世界なら、きっとそれは素晴らしい世界」
遙華は狂ったように叫ぶ、その背後にぼんやりと見える時計台の天辺には膨大な霊力が揺れて見えた。
「さぁ、愛を語り合いましょう、あなたはどんな形で私を愛してくれるの?」
戦いが始まる。
● 愚神『アルテミス』のレポート
愚神アルテミスは恋のエネルギー(謎)を奪って自身を強化する愚神です。
個体としては全く強くない。長射程が特徴の愚神です。アルテミスの通常攻撃の射程は30SQ程度です。
ちなみに、もともとジャックポットだったのか、トリオを使用してきます。
弓に刃がついているので近接戦闘も行えますが、近接戦闘能力は著しく低いです。依頼を何度もこなしているリンカー相手であれば、一対一でも防戦に徹するのが精いっぱいでしょう。
解説
目標 アルテミスの撃破
今回は弓を操る愚神、アルテミスとの戦闘です。
● 遙華について。
遙華は現在洗脳能力でPCたちに対して行動妨害を行います。
厄介ですが、ひっぱたいて元に戻すか、説得するか、面白いのでほっとくかは皆さんにまかせます。
特に言及がない場合は愚神の盾として機能することになると思うのでよろしくお願いします。
● 戦場
そこはとある県庁所在地。町のシンボルである電波塔の天辺に陣取って、アルテミスは町中の人に矢を放っています。アルテミスは基本この電波塔の天辺にいて。電波塔の高さは300M程度です。
がんばって上ろうとしても打ち落とされることでしょう。
電波塔付近は商店街で、電波塔のまん前を四車線道路がとおっています。
ショッピング施設であるビルが多く立ち並び、道路以外見晴らしは悪いです。
ただ、塔の周辺は公園になっているので狙撃され放題です。
対策を考えましょう。
マスターより
皆さんこんにちは、鳴海でございます。
キューピッドをモチーフにしたシナリオを作ってみました。
クリスマスが近いですね、今年はどんなイベントやるんだろうなぁ、楽しみだなぁ。
そんなわけで今年のクリスマスはみんなでチャットに集合だ!
それではよろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/11/19 18:29
参加者
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相談打ち合わせ
最終発言2017/11/10 02:53:13 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/11/09 21:24:40