本部
WD~対面するE~
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- 締切
- 2017/10/11 19:00
- 完成予定
- 2017/10/20 19:00
掲示板
-
なぜなにはるかさん(質問卓)
最終発言2017/10/07 23:10:07 -
ネタなどない(仮プレ卓)
最終発言2017/10/10 22:19:28 -
正義の組織です(相談卓)
最終発言2017/10/11 18:41:00 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/08 09:23:59
オープニング
● 命の代償
H.O.P.E.の日本内に存在する小さな支部。その施設内拘留室。
そこにはぼろぼろの男が収容されていた。包帯と絆創膏、ガーゼだらけの男はDという。
かれは卑劣なヴィランで人身売買を生業としていた、そんなDを先日叩きのめし捕縛したのは、リンカーたちの活躍があってこそ。
そんなDと『OHANASI』をした結果。面白い情報がいくつか手に入った。
Dとは自分だけではないという事である。
「公になってるのは、ドクター・Dだろうね。一度H.O.P.E.と接触しているはずだ」
ドクター・DはこれまでもH.O.P.E.を相手に自分の試作品を試すような行動を繰り返していたが、少し前についに自分の存在を明かしたという。
「彼は我々の中で発言権が高い方だ。当然彼が君たちと遊びたいというなら優先される、我々は、どうやったら君たちと遊んでも有利でいられるか考える。そう言うお仕事さ」
尋問官はじゃらりと金属音を鳴らし威嚇しながら彼にさらに問いを投げる。
彼は近日中にH.O.P.E.本部に輸送される予定だったが。その前に大体の情報を聞き出しておきたかった。
ききだせなくとも、彼がどの様な態度で我々と接してくるのか、それを見る必要があったのだ。
だから少し脅すつもりで、強気に出たが彼は思いのほかすらすらと話しだしてくれた。
「組織にはね、売る人間がいれば、買う人間がいて、創る人間がいれば統率する人間がいるのは当然のこと」
売ったり買ったりするのがバイヤー・D。そして研究開発するのがドクター・Dという事だった。
「ああ、病み上がりなのに話しすぎて疲れたね。私は明日長旅なのだろう? 休ませてくれないか?」
面接官はその言葉に首を振る。
最後に、彼はこんなことを話してくれた。
「私がこんなにも口軽く話す理由? ああ、それはね、生きたいからだよ」
にやりと笑い、Dは足を組み。そして大仰に告げる。
「私には野望がある、それは生きていないとかなえられない、生きるというのは最低条件だ。そしてH.O.P.E.とは犯罪者であっても殺さないのだろう? 不慮の事故以外では」
正義の組織であるH.O.P.E.は無用な拷問、命を奪いかねない仕打ちはどんな悪人に対しても行わない。
「なので、取引だ。私が生きられるだけの情報をあげるから。彼から守っておくれよ」
「時期に、奴が来る。予定より早くお披露目になってしまって、おかんむりのリーダーが差し向ける。exhaust・D。彼は私を殺すために命の危険を顧みずに、H.O.P.E.相手に戦いを挑んでくるはずだよ」
● まず手始めの手土産『exhaust・D』について。
彼は、組織Dにおける荒事専門の人間らしい。
「ここで注意なのは、荒事専門だけどちゃんと社員という点だよ。われわれの商品ではなく、れっきとして考え、動き、会社に貢献する一人の人間という点だ」
バイヤー・Dは続けざまに告げる。
「だが、私は彼が苦手でね」
曰く、残酷。曰く……下劣。
「なんていうんだろうね。人を殺すことに特化した生き物なのさ。彼は」
彼は愚神と、さらに英雄と契約したリンカーであると教えてくれた。
「英雄のクラスはかなり高レベルのドレッドノート。ドクターの研究成果によって英雄の質が変容しているから、レベル50程度のドレッドノートスキル。およびレベル30程度のカオティックブレイドスキルをつかえるはずだよ。この前逢った時まではね」
ただし、英雄はほとんど自我を失ってしまっているという。
「次に愚神だが。これは彼の英雄が邪英化した果ての果てでね。もともとのクラスは……なんだったかなぁ、覚えてないよ。すでに意味がない情報だからね」
その後の情報もまとめると、こんな風になる。
・exhaust・D
英雄:ドレティックブレイド(ドレッドノートLV50&カオティックブレイドLV30)
愚神:不明
近接攻撃主体の羅刹のような男。幅の狭い長剣と、レイピアを同時に使用する、戦闘技術においてはかなり器用なことができる。
一ターンに二回攻撃することができるスキルは常に装備。
軽装のため、防御力はほとんどないが、ペインキャンセラーによる痛覚削除で、ひるみ防止。HPが0になってもある程度活動できる。
さらにリンクバーストをほとんどの確率で使用。重体になることもお構いなしのバーサーカー。
さらに指揮官としても優れており。彼の恫喝。脅迫によって指揮される兵士は死を超越した神風を行う。
つまり、自爆覚悟で働くためにステータスが高くなりがち。
exhaust・Dの私兵について。
彼が好むのはリンカー少年によって構成された神風特攻部隊である。
行きのガソリンしか積んでいない、飛行機に乗せられるがごとく、リンカーに汲みついて自爆することなどわけもない連中だ。
さらにクラスも万弁なく調達されており。
直近で補充した。ソフィスビショップを含め。
今回は能力者レベル50前後。英雄レベル25前後の。
ソフィスビショップ、ジャックポット。カオティックブレイド三種の中から、合計五人ほど選び、連れてくるだろうという事だ。
ちなみに、ジャックポットに関しては自分が改造を施した銃身の少女たちよりは、スペックでは下回るはずだという事。
あとは、前回の戦いのようにALブーツを持ち出す可能性はあるが、飛行装備は作れていないという事。ただ空路だとしても、陸から離れた水路だとしても射程に含めることができるくらいの超長距離射撃武器は存在するとのこと。
●春香の泣き言。
「うわーん、わたしお話しする人向いてないよ~。あの人私が部屋に入った時絶対安心してたもん。だれかかわってよ~」
お話しが終わり次第、拘留室からすがたをみせたのは春香、三船 春香だった。
彼女はバイヤー・Dが話したことを必死に紙にまとめながら、内容の精査を行っていた。
春香は、支部に君たちが姿を見せると泣きつく。
なんでもバイヤー・Dと交渉するためにリンカーを派遣しろというオーダーで送られたのが春香らしかったのだが。
「不敵材にもほどがあるよ! 遙華に言ったら『あなたがあまりに何も聞きだせなくて、気の毒になって相手から話し始めるのを待つ戦法なのね』とか言われちゃうしさ! 失礼じゃない? 失礼だよ!」
遙華との会話を思い出して地団太を踏む春香である。
「だから、輸送中のOHANASIを誰かにまかせたいと思うんだけどどうかな」
告げると春香は自分のカバンを漁り始める。
「H.O.P.E.的に聞き出してほしい情報の一覧はここにあるから……」
その瞬間青ざめる春香。
「あ…………」
「ごめん、家に忘れてきた」
君たちにどうか春香のしりぬぐいをしていただきたい。
本当に申し訳ないのだが、春香が家にききださなければならない内容の紙を忘れてしまったので、皆さんに確認内容は任せることになる。
解説
目標 バイヤーDをH.O.P.E.まで輸送する
それをなすためには参つ注意すべき点があります。
1 輸送方法をどうするか。
2 襲撃をどうするか。
3 輸送中のOHANASIをどうするか
護送は大体300キロの道のりを行くことになります。
順を追って説明しましょう。
1 輸送方法。
今回は輸送方法が護送車。船。ヘリを一台ずつ皆さんに貸し出せます。
そのほか、車とバイクはそれぞれ、人数分配布できるので、うまく使ってください。
先ずこの空路、陸路、水路。どれでH.O.P.E.東京海上本部に輸送するかが問題です。
当然H.O.P.E.へ到着する速さは空路≧水路≧陸路です。
妨害を受けない方法、妨害を受けた場合どうするか。それをまず考える必要があります。
2 襲撃に対する対抗策。
exhaust・DがBuyer・Dを護送中に襲撃してくることは確定です。彼の戦略や戦闘能力についてはカタログ的なものしかわかっていないので、彼の戦い方を推察し、効果的に今回の作戦メンバーを配置する必要があります。
中継地点を設けて、そこにリンカーを待機させたり。常に警戒したりといろいろです。
あとは襲撃方法の想定も大切です。
空路の場合、水路の場合、陸路の場合。敵はどうやって攻撃してくるのか。
どれが一番襲撃に対抗しやすいのか。等考えてどれをどうするか選んでください。
ちなみに、護送に使用しなかったからと言って、船とヘリが使えなくなることはありません。
3 輸送中のOHANASI
これは優先順位が低いと思われます。
というのも、H.O.P.E.東京海上本部に到着してからゆっくりお話しすればいいと思うからです
ただ、移動中にお話しするメリットもあります。
また、護送が途中で失敗する可能性を考えての情報の絞りだしなのです。
この行動が必要ありかどうかから議論ははじめないといけないと思います。
マスターより
今回のテーマは対抗策です。前回はDに対して優位な状態で襲撃をかけることができましたが、今回は逆の立場で敵の襲撃を退けなければなりません。
内容的に考えることが沢山ですが、逆に言うとクリアの仕方も無限大なので、自分たちにあった戦術を考えてみてください。
あ、最後にアナウンスですが。
H.O.P.E.は正義の組織です。警察が犯人に拷問を行えば社会的問題になるように、エージェントの拷問や虐待を始めとした非人道的行為は禁止されています。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2017/10/20 14:00
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なぜなにはるかさん(質問卓)
最終発言2017/10/07 23:10:07 -
ネタなどない(仮プレ卓)
最終発言2017/10/10 22:19:28 -
正義の組織です(相談卓)
最終発言2017/10/11 18:41:00 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/08 09:23:59