本部
御伽噺の女王様
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/10/08 19:00
- 完成予定
- 2017/10/22 19:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
救出作戦相談室
最終発言2017/10/08 17:18:23 -
質問卓
最終発言2017/10/07 20:07:04 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/04 22:09:10
オープニング
このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「あのネズミぃぃい! 私の庭をよくもぉぉお!」
顔も装いも真っ赤な女王が側の兵士を次々に斬りつける。血塗られた刃はいとも簡単に兵士の首を飛ばし、クリケットの球のように玉座の間でぽんぽんと跳ねさせる。心無き従魔である兵士達は、そんな暴虐の振る舞いを前にしても黙って跪いていた。しかし横で演奏をしているウサギの楽隊はそうもいかない。洗脳されていても怖いものは怖いのだ。肩を強張らせて演奏を続けている。ぎこちないワルキューレの騎行が流れている。
「ちょっと! いつまでそれを弾いているの! 私は今ヴェルディが聞きたいのよ!」
ヒステリーじみた叫びが3人の楽隊に襲いかかる。彼らは必死に「怒りの日」を弾き始めた。しかし3人ぼっちで奏でるそれが、女王の激情を癒すはずもない。さらに剣を振るい、目の前の兵士をもう一体切り刻む。
「許さない。許さない許さない許さないィイイ!」
女王が狂気じみた叫びをあげた瞬間、不意に世界が暗くなった。空は夜のように暗くなり、彩りに溢れた空間は黒一色に塗りつぶされる。突然音楽は止み、三匹のウサギはその場に転がる。息はある。しかしその目は死んだように虚ろになっていた。
「随分と荒れているようだな、女王よ」
そう言って玉座の間に足を踏み入れてきたのは一人の老人だった。フードを目深に被ってその顔を隠したそれは、イトスギの杖を突きながら黒く染まった絨毯の上を悠然と歩く。真っ赤な顔を今度は真っ青にした女王は、震える顔にどうにか笑みを張り付け老人へと歩み寄っていく。
「ああ……マイロード、お聞きください。ネズミが。愚かなネズミが私の世界を荒らすのです」
「知っているとも。狼狽えるのはよしたまえ。そろそろまたネズミが来るぞ。君が愛してやまないウサギを取り返しに」
老人の言葉に、女王は目を見開く。歯を食いしばって敵意を剥き出しにすると、老人へとつかつかと詰め寄り大きなルビーを差し出した。
「マイロード、騎士を。私に白の騎士を。ライヴスは十分に用意していますから。どうか……」
「いや。此度は己の力だけで耐え忍ぶがよい」
「そんな……!」
女王は首を振った老人を見て声を詰まらせる。無意識のうちに一歩、二歩と後退る。玉座前の段に足を引っかけ、尻もちまでついてしまった。老人は揶揄うような笑みを口端に浮かべると、女王に近づき骨と皮だけの手を差し出した。
「女王よ。君を助けてやらんとも言っていないぞ。まあ耐えていたまえ」
「それくらいは出来るだろう?」
一方、ブリーフィングルームではエージェント達が集められてワイルドブラッド救出作戦の説明が行われていた。
「先日救出したワイルドブラッドの方達の証言から、城内の間取りなどはある程度把握できています。今回はその情報に基づき、ワイルドブラッドを救出、DZ内部の戦力も可能な限り削り取りたいところです。今回救出方面の任務については3人のリンカーの皆さんも手伝ってくださるとの事なので、協力して迅速な作戦遂行を目指して下さい」
「よろしくお願いします」
ウサギの隠れ里の自警団である3人のリンカーがぺこりと頭を下げる。
「現在城内では数十体のデクリオ級従魔が護衛に当たっているようです。戦闘データは豊富にある為既に能力の見当はついていますが、なにぶん数が多いので、戦闘の際には多勢に無勢という形にはならないよう注意してください」
君達は頷く。君達の中にも兵士達と何度も戦い、もう慣れっこだという者がいるかもしれない。オペレーターは君達の頼もしい表情を見渡していたが、手元の書類に目を通してふと顔を曇らせる。
「また……原因は不明ですが、今回の予知に当たったプリセンサーが突如意識を失いました。一時的なものですぐに回復しましたが……彼曰く、『いきなり何もかもが真っ暗になった』と訴えています。……こちらでも成しうる限りの調査を行います。くれぐれも気を付けてください。無理だけはなさらないように」
かくして、君達は女王の城を訪れた。自警団は噴水の影に隠れた地下通路への入り口を開くと、君達の方を振り返った。
「……では、どうかお願いします」
「来るなら来なさい……! 纏めてその首刎ねてあげるわ……!」
以下解説
メイン ワイルドブラッド全員を救出する
サブ1 女王と交戦し、その能力を確認(PC情報に)する
サブ2 可能な限り早くDZから離脱する
BOSS(PL情報)
ケントゥリオ級愚神テイルクイーン
白騎士を伴いウサギ達の隠れ里を占拠した張本人。度重なるリンカー達の侵入に業を煮やしている。
ステ 魔攻A、魔防B、その他C-D
スキル
通常攻撃
[近接単体物理or遠隔単体魔法]
血染めの刃
味方を一体消滅させる。そのキャラが持つ能力分、翌RのEPまで能力が向上する。
女王の宣告
BS洗脳状態のPCに対して発動。特殊抵抗判定にPCが敗北した場合、BS支配を付与される。
ゾーンルール
毎CPに一度支配者の言葉を使用できる。命令は全て「私に跪け」。
ENENY(PL情報)
デクリオ級従魔レギオン(ニアガード)×?
女王の手により直接ライヴスを与えられて強化された兵士。重装備により防御に関しては鉄壁。
ステ
両防御A、物攻B、生命C、その他D-E
スキル
シュヴァイツ
ランスを構えての一斉突進攻撃。その圧力を跳ね除けるのは困難。[発動キャラ数×10sq区間の範囲攻撃。物理。発動RのCPに発動及び範囲が決定(素振りが見える)、MPの最後に全員で発動。命中時2d6のノックバック。回避不可]
Unknown(PL情報)
四騎士事件の裏で暗躍を続ける老人。数名の愚神に何故か手を貸しているが……
脅威度 トリブヌス級相当
ステータスなど ステは低めだが、様々な能力を低下させるスキルを持つ
出現条件 戦闘開始から10分が経過する
解説
救出について
基本的にNPC3人が救出に回る。彼らだけに任せる場合は救出に10分かかる。PCが加わる場合、プレイングとクラスと人数によって時間に補正がかかる。また、NPC3人は戦力的には十分なため放置しても(増援とかち合わない限り)やられたりはしない。
城内(細かい点は質問を)
1F
西……中庭:レギオン5体が訓練を行っている。庭のモミの木から直に飛び込める。
東……厨房:ウサギ2人が必死になって調理中。近くには薔薇で塞がれた意味のない裏口が存在する。
南……大広間南:レギオンが4体守護に立っている。この部屋の隅っこに地下からの入り口が存在する。
北……階段:お城でよくある広ーい階段。そのまま二階へと上がれる。
……小部屋×2:ライヴスをDZに吸収され疲労困憊したウサギがそれぞれ10人纏めて詰め込まれている。洗脳もありこのままでは危険。
2F
西……中庭:同上
東……書斎:ウサギが2人掃除中。棚が高く探すのに少々苦労してしまいそうだ。
北……控えの間及び玉座の間:控えの間では疲労困憊したウサギの楽隊が3人倒れている。玉座には女王がいる。
(玉座の間……25sq×35sqほどの空間)
南……一階へ
3F
※行く必要無し
TIPS(PL情報)
BS支配……命令内容に制約がなくなったBS洗脳。解除するにはクリアレイor打撃を合計2発叩き込む必要がある。他の方法でも可能。
ニアガードは30体で打ち止め。今回の戦いである程度減らしておくのも手。
城内をうろついているニアガードは、女王とPCの対決が始まった時点で玉座の間へ全員が移動する。
増援のUnknownは非常に危険。可能ならばエンカウントしない事が望ましい。
マスターより
影絵企我です。
今回のアドバイスとしては、役目は完全に区切った方が良いです。文字数的な意味でも、効率的な意味でも作戦が立てやすいかと思われます。そして、女王の討伐を無理に目指すのもおすすめはしません。不可能ではありませんが、その結果やってくるのは何の情報も割れていないトリブヌス級です。
なにぶん間取りが広い救出ミッションなので情報がゴチャゴチャしてしまっています。わからない点があれば質問をお願いします。
以上です。よろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/10/13 18:50
参加者
掲示板
-
救出作戦相談室
最終発言2017/10/08 17:18:23 -
質問卓
最終発言2017/10/07 20:07:04 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/10/04 22:09:10