本部
- 形態
- ショートEX
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
- 1,500
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/09/21 12:00
- 完成予定
- 2017/10/05 12:00
このシナリオは5日間納期が延長されています。
掲示板
-
相談用スレッド
最終発言2017/09/20 01:18:50 -
相談用スレッド2
最終発言2017/09/20 17:15:18 -
質問卓
最終発言2017/09/20 11:12:27 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/09/16 21:02:43
オープニング
●メイサ襲来
「メイサです! 高松駅南方の市街地にメイサが出現しました!」
オペレーターの青年が担当官の男――大門に報告する。紫煙を燻らせていた大門は、神妙な顔をしておもむろに立ち上がる。
「……やはりアイツは消えなかったか。こうなると思っていたんだ。状況は」
青年と共に並んで歩きながら大門が尋ねる。青年は胸ポケットからメモを取り出し、素早く読み上げていく。
「原因は不明ですが、メイサはどうやらゾンビ態から別種の愚神へと転身した模様。また、デクリオ級の従魔を二体、ミーレス級の従魔を無数に引き連れ稲荷山から高松市街地に向かい進軍しております。予定通り、警戒に当たっていたエージェントが20名急行しています」
「上等だ。準備した甲斐があったな。メイサもまた死んだだろうとして反対の声もあったが……奴はそんな簡単にくたばらんのは最初っから見えていた」
「……ですね」
オペレーションルームに入ると、高松市街地をビルの上から見下ろしたような映像が大画面に映し出されていた。既に数名のエージェントと対峙しているメイサの姿。メイサは青白く輝く糸を振り回し、エージェントと激しい戦いを繰り広げている。薙刀を振るう女の屍、数珠より光を放って攻撃する女の屍と共に。
その二人の姿は、今までとにかくこだわって露悪的なものを作ってきたメイサの物とは思えないほど、繊細で美しい外見をしていた。その立ち回りを見ていた大門の中に、とある考えが浮かぶ。
「(メイサが引き連れているのは……もしかすると)」
しかし口には出さない。考えたところで意味がない。何かが変わるにはもう決定的に遅すぎるのだ。
「……さあ、サポートの準備だ。今度こそ決着を付けるぞ」
●暴走する憎悪
「ああああもうキリがねえ!」
「仕方ないだろ! 戦え!」
エージェント達が、道路を這いまわる異形と対峙している。
「こちらに避難してください!」
「耳を手で塞いでください! メイサの声を聞かないで!」
また別のエージェント達が、混乱する人々をどうにか収拾しようとしている。
「あはは♪ やっぱり来たんだ。来ると思ってたんだ。お前達なら、絶対に来るって!」
そして君達は、メイサと対峙していた。彼女の作った最強のお人形が、遠くから近くから、流れる河のように澱み無く攻めかかってくる。髪を一束に纏めた人形が薙刀で鋭い横薙ぎを見舞ってくるかと思えば、間髪入れずに長い髪を風に流した人形が、数珠から放つ光で追い打ちをかけてくる。
君達は必死にその攻撃を躱し、また防ぎながら反撃のチャンスを窺っていた。
「メイちゃんね、今とっても嬉しい! メイちゃんの作った最強のお人形で、お前達をずったずたに出来るんだから!」
メイサは満面の笑みを浮かべて鬼気迫る声を発する。発する金切り声の高笑いには、もう一部の正気も残っていないように見えた。
「どう? ミカちゃんが死んだら世界が変わった? 世界は綺麗になった?」
彼女の叫びに合わせ、薙刀を持った女は刃を地面へ突き立てる。コンクリートを剥がす激しい雷がエージェント達に襲い掛かる。君達のうちの二人がそれを紙一重で躱した。
「そんなわけないよね。この世界は腐ってるもん。最初っからどうしようもなく腐ってるんだもん。ミカちゃん一人死んだくらいで変わるわけないよ。そうでしょ? メイちゃんの言う通りでしょ!」
メイサの叫びに合わせ、列を為して逃げていた人々の中から、夢遊病のようにふらふらと人々が戦場へと飛び出してきた。メイサへ、人形へ斬りかかろうとしていた君達のうちの一人は、必死にその刃を止める。
「だから嫌い! 嫌い嫌い嫌い、嫌い! 気持ち悪い!」
不意にメイサは叫ぶ。その瞬間に、その口からたっぷりの血が溢れた。濁流のように溢れる言葉が止み、メイサは半ば呆然と立ち尽くした。その瞬間に君達の全員が悟る。もうメイサの命は長くない。おそらくこの場で終わってしまうのだろうと。
メイサも薄々気付いているのか、血を拭って目を見開くと、ただでさえ蒼白な顔を一層真っ白にして叫んだ。
「……コロス。殺す、殺す! もう全部壊してやる! こんな世界! 永遠に腐ってろ! お前達から、お前達からまず殺してやる! メイちゃんの話を何にも聞かないお前達から!」
そんな事をさせるわけにはいかない。されるわけにもいかない。君達は武器を構え、ついに最後の戦いが始まった。
(以下、解説)
メイン メイサ討伐
サブ メイサを敗北させる
BOSS
ケントゥリオ級愚神メイサ
何の因果かこの世に踏み止まった屍姫。あらんかぎりの嫌悪と憎悪を叩きつけに街へと襲い掛かった。
●ステータス
攻撃B 命中・回避A その他C以下
●スキル
・不完全体
その復活は不完全だ。憎悪に身体が堪えられない。[毎CP毎に1D6最大生命力が減少する]
・蒼白の糸
触手の代わりに操る青白い糸。[遠距離物理。命中した相手は次ラウンド移動不能]
・メイちゃんの言う通りでしょ?
一般人を洗脳する数々の悍ましい言葉。[特殊。一般人を2人、敵サイドとして戦闘に参加させることが出来る]
●性向
・集中攻撃
狙い定めた相手を執拗に狙う。
・激昂
挑発に弱い。
解説
ENEMY
デクリオ級従魔レヴナントA
骨で出来た薙刀を携えた、美しい女の屍。まるで生きているかのように錯覚させられる。
●ステータス
攻撃S 命中・回避A その他B
●スキル
・通常攻撃[単体物理、近接]
・泰然
どんな攻撃にも動じず立ち向かう。[メイサのカバーリング時:被ダメージ1/4]
・クロイカズチ
薙刀を振るい電撃を放つ。[魔法、自己中心型範囲攻撃。最低でも5ダメージ与える]
デクリオ級従魔レヴナントB
右手に数珠を携えた、美しい女の屍。彼女もまた、メイサが作ったとは思えないほど美しい。
●ステータス
魔防S 物攻C その他B
●スキル
・通常攻撃[単体魔法、遠隔1~10]
・理知
相手の弱点を的確に見抜く。[攻撃時:与えるダメージ1/4増]
・アンヤロウゲツ
相手に不可思議な幻覚を見せる(記憶は利用しない)。[魔法、前方範囲。魔防対抗で勝利時、BS【翻弄20】]
一般人×10+α
メイサにより洗脳させられた人々。肉壁扱いされる。
●ステータス
ALL G
●スキル
・壊れる人形
メイサにより弄ばれる一般人。[メイサをカバーリングした場合、”手加減していない”攻撃を受けると即死する]
・洗脳免疫
[一撃を与えれば(生命点にダメージは必要ない)洗脳は解除され、以降洗脳は受けない]
フィールド
●市中
・一般人の避難誘導が30R後まで行われる。射程100以上の長射程武器を使用するのは危険。
・二車線道路。車十数台が止められている。遮蔽物として使えるし使われる。
●曇天
・太陽が無く薄暗いが、戦闘に支障を来すほどではない。
Tips(PL情報)
・メイサは愚神化の影響で幾つかのスキルが変質した。特に洗脳スキルは一般人を強引に操るものになっている。
・メイサは最大生命力が0になった時点で死亡する。
・レヴナントAのスキル、レヴナントBのスキルは同名のスキルとは性質が異なる。メイサのイメージ再現であることが理由。
マスターより
影絵企我です。紆余曲折ありまして、急遽代打の指名を受けました。皆さんに満足していただける決戦を演出できるよう、出来る限りに頑張りたいと思っております。どうかご了承ください。
イメージノベルと合わせて読んでいただけるとすぐに気が付くと思いますが、レヴナントのモデルはあの人とあの人です。放っておいてもメイサはそのうち死にますが、メイサに勝ち誇った顔で死なせたくない場合はこの辺りがおそらくカギになる事と思います。また、ヒロはノベルの冒頭で食べられました。織り込む場合は参考にしてください。
質問などあればお願いします。イメージのすり合わせにもなるので……
屍国実質最後の戦いです。どうかよろしくお願いします。
リプレイ公開中 納品日時 2017/09/28 13:09
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最終発言2017/09/20 01:18:50 -
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最終発言2017/09/20 17:15:18 -
質問卓
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最終発言2017/09/16 21:02:43