本部
鉄挫きの雄鹿
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 8人 / 4~8人
- 英雄
- 8人 / 0~8人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2017/07/26 15:00
- 完成予定
- 2017/08/04 15:00
掲示板
-
相談卓
最終発言2017/07/26 00:32:29 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/07/23 10:47:25
オープニング
●猛烈な追走者
もっとスピードを。
致命的な速度で走ってもなお男はもどかしさを感じていた。危険な数値を示す速度計、そしてバックミラーを見た。奴だ。ついてきている。信じられない。
男の車は奇跡的な軌道を描いてカーブをドリフトし、ほとんど減速せずに曲がりきった。直線で加速をかけ後方を確認する。それは立ち止まって遠くから車を見つめ、あっという間に見えなくなった。男は歓喜の叫びを上げた。生き残ったのだ!
この道を進めば街へ出られる。安全な自宅はもうすぐだ。次にハンドルをきると道の中央に何かがいた。男は避けようとしたが、それは逆に猛然と車へ向かって来た。
男は悲鳴を上げ、世界は衝撃に反転した。
●無情の山狩り
「このような交通事故が相次いでいます。ドライブレコーダーの記録から、単なる野生の生物でないと断定され、我々が対処する運びとなりました」
映像資料に映し出されていたのは、高速で走行する自動車を追走する、恐ろしく巨大なヘラジカであった。ありえない速度で車体に迫る姿はとても自然な生き物には見えなかった。
「山林を囲むように整備された道路の周囲で同様の事故が昼夜問わず起きています。いずれのケースも遺体が発見されていないということから、この山中に従魔が潜伏し人間を餌食にしているものと思われます。幸い、他の山でこのような事件は起きていません。従魔が縄張りを移動する前に、現場へ向かい、発見し、撃破してください」
交通規制によって道路を通行止めにすることは出来るという。ただ人間が通らない時間が長く続くと従魔に移動される可能性があるため、なるべく早いうちに殲滅することが望ましい。
「山の麓までは我々がお送り致しますが、山狩りは完全に皆さんへ任されることになります。また相手が一体とは限りません。充分に注意してください」
夏休みの時期にさしかかり、この道路は帰省のために多くの家族や若者が利用するのだそうだ。彼らの平穏な旅路は、エージェントの手に託された。
解説
●目的
すべての従魔の撃破。
●現場
道路に囲まれた山。広く低い山は深い森林に覆われている。
森は従魔の縄張りと化していて、人間や英雄が入り込めばそれがどこにいても従魔は察知できる。大きな樹は破壊可能な障害物として扱い、攻撃の対象や発生源の周囲に障害物が多いほど範囲攻撃と一定以上の射程による攻撃の命中が減少する。
●従魔
鹿型従魔。デクリオ級。
物理攻撃、物理防御が高い。
原生のヘラジカに従魔が憑依したもの。平たく大きな角は攻撃や防御の他に障害物の破壊にも使われる。
山中には目撃例のないものも含めて四体の従魔が存在し、そのうち一体は他の従魔より能力が高い。仲間が傷ついたり倒れたりすると、そこへ駆けつけて驚異を排除しようとする習性がある。
・角振り上げ
近接単体物理攻撃。自身の物理攻撃と命中した対象の物理防御で判定を行い、勝利した場合はBS:衝撃を付与する。
・踏み荒らし
近接範囲物理攻撃。攻撃の前に追加で移動を行い、移動前と移動後にそれぞれ隣接していた相手を攻撃できる(同じ相手を一度に複数攻撃することはできない)。
・投げ飛ばし
長射程単体物理攻撃。隣接する障害物が破壊できるなら、それを破壊して使用できる。
マスターより
どうも、長男です。
大型のヘラジカが生息する地域では、自動車の安全評価基準にシカとの交通事故を想定したヘラジカテストという項目があるそうです。
あの巨体が衝突したら、人間はもちろん車や家屋も無事では済まされないでしょう。
シカの飛び出しに注意を促す道路標識をごぞんじの方もおられるかと思います。
愛くるしい彼らは人間と文字通りぶつかり合う猛獣なのです。
今回はシカの従魔と格闘の距離感で戦って頂きましょう。
エージェントでない人は決してまねをしないでくださいね。
皆様の熱いプレイングをお待ちしております。
リプレイ公開中 納品日時 2017/08/02 20:51
参加者
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相談卓
最終発言2017/07/26 00:32:29 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2017/07/23 10:47:25