本部
- 形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
-
- 能力者
- 24人 / 1~25人
- 英雄
- 21人 / 0~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/10/12 15:00
- 完成予定
- 2016/10/21 15:00
掲示板
-
パスワード再構築 破壊相談所
最終発言2016/10/12 12:41:45 -
質問卓
最終発言2016/10/11 14:11:28 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/12 11:33:12
オープニング
●赤き鉄の巨人メタリオ
クラックバーグ。
街の中心部から放射状に延びる五本の大通りが、まるで衝撃で出来たヒビのように見えた事からそう名付けられた街は、かつて軍事兵器の生産で一時代を築いた街だった。
街の八割を占める軍事兵器生産工場。そこから伸びたパイプはまるで蔦のように建物を、そして街そのものを覆いつくし、不気味ともいえる街の様相を作り出す。
しかし、長きに渡った戦争が終わり、需要から突き放されたこの街は、『ひび割れた街』と化していた。急な閉鎖で撤去すらされず放置された軍事兵器を求め、ならず者が集まり、治安は急激に悪化。そして、いつしかならず者たちは力をつけ金を集め、工場を一部再稼働させるまでに至った。
最悪にして最高級のスラム街。それがここ、クラックバーグ。
「YEEEEEEAAAAAAHHH!」
その街を赤い機械が疾走していく。
前後に一対のタイヤを配し、真夜中の道路を疾走する赤い風。形状から言えばバイクであろう。
しかし素直にバイク、と呼ぶには少々抵抗がある。
まず第一にその大きさ。高さにしておおよそ2mほどもあり、全長に至っては3m以上ある。これほど巨大なバイクはまず見かけることなどあるまい。
そして、第二に無人である事。乗るべきシートとハンドルは一応付いているものの、そこにこの車体を操縦する人物の姿はない。乗せる者のいないままそのバイクは疾走していた。
「HYUUUUUUU!!」
高速で疾走するバイクからは機械を通した人の声の様なものが常に発せられていた。
「WOOOOOOOooooooo……」
音を置き去りにして走るそのバイクが町の中心部へとたどり着く。
そこにあるのは一棟の高層ビル。
「Get to!」
バイクの前輪が上がりウィリーの態勢になり、そのままビルの玄関に突っ込む赤色。
ガラスの砕け散る音が響き渡り、破片や粉塵が飛び散る。
しばしの間。
「……行き過ぎたな」
粉塵の中から現れる3m近くある赤い人影。
突っ込んだはずのバイクの姿はない。それもそのはず、今現れた巨人こそが今このビルに突撃したバイクそのものなのである。
この赤い鉄の巨人の名前はメタリオ。バイク形態と人型形態で変形するロボット型愚神。ガネスとレイリィがパスワード構築の為の時間稼ぎとして派遣されたガーディアンの一人である。
「ハンドルを握ると興奮して人が変わってしまう……。俺の悪い癖だ」
ハンドルは握ってないだろ、とツッコむ人間はここには誰もいない。
「先日も手駒の調達に行ったのに思わず現地を通り過ぎてしまったからな。気を付けなくては」
機械らしからぬ独り言を呟きながらビルの外へと歩いていく。
「さて……なるほど、これが例の魔法陣とやらか。これを守れと言うわけだな」
振り返り上を見上げる。
視線の先にはビルの外壁。そのおおよそ20mほどの高さのところに、直径10mほどの魔法陣が光り輝いている。
これがドロップゾーンへのエージェント達の侵入を阻むために編まれているパスワードを構築するための魔法陣だ。
「高くて助かった。低いところに作られていたら自分で破壊するところだったな」
なお、高い位置に配置されたのはガネスとレイリィが「まさかと思うけど突っ込むかもしれないから」と懸念したからである。備えあれば憂いなし。
「……来たか。H.O.P.E.のエージェント」
何かを感知したのか空を見上げて呟くメタリオ。
そして、それと同時に周りの建物のシャッターが開き中から様々な形の機械が姿を現す。
「与えられたコマンドは必ずランする。それは機械としての俺のプライドだ」
言うと同時にメタリオの腕が脚が体が素早く変形し、瞬く間に再びバイクへと姿を変えた。
「Get on!」
その上に何体かの機械が乗り込む。
「Go! YAAAAAHAAAAAAaaaaaa!!!」
先ほどの反省はどこかへ吹き飛んだらしく、ハイテンションな叫び声を響かせながらメタリオが再び道路を高速で疾走する。
深夜の街に赤い風が吹き荒ぶ。
ここはクラックバーク。
最悪にして最高級のスラム街。
●作戦概要
「作戦を再確認するぞ。パスワード構築陣があるのは街の中心部だ」
クラックバーグの設定資料を広げながら奥山 俊夫(az0048)が集まったエージェント達へ告げる。
「街の外側からこの中心部へ向かってこれを破壊してもらう事になる。主要道路は全部で五本。どれも外周から中心部まで真っすぐ伸びている。その距離は2km。主要道路と主要道路を結ぶ小道は存在するが、中心部へ繋がっているのはその主要道路だけだ。そうだな……蜘蛛の巣を想像してもらうと分かりやすい。制限時間はおおよそ10分ほど」
エージェント達の間に緊張が広がる。
「そこら中に従魔がいる。それに……どうやらバイク型の愚神が大きめの従魔を運搬しているようだな」
地図と自身のPCのモニターを見比べながら俊夫が告げる。
「簡単なミッションではないが、パスワードを張られてしまっては今後の戦いが非常に不利になる。すまんが、頼むぞ」
奥山の言葉にエージェント達は力強く頷いた。
解説
●目的
20ラウンド以内にパスワード構築陣を破壊する。
●敵
・ケントゥリオ級愚神×1
「メタリオ」
バイク形態と人型形態の存在するロボット型愚神。バイク形態の速度は凄まじく速く、また鋼鉄の体はかなりの強度を誇る。
バイク形態時と人型形態で大分性格が違う。パスワード構築陣が破壊された時点で撤退する。
バイク形態でデクリオ級従魔を運搬しており、中心部から外周までを1ラウンドで走破する。
人型形態時は鉄の体による接近戦と、腹部のビーム砲による遠距離戦の両方をこなす。ロックオンする能力《デス・ビーコン》で狙いを定め、体当たりの《ルート13》や掴みからのタイヤを使った攻撃《ホイール・オブ・フォーチュン》などで攻撃してくる。
・デクリオ級従魔×? ※中心部の工場で生産されている。
「ピルバグ」
球体の装甲を纏い転がりながら移動し、戦闘時には球が開き中から多数のアームと歩行用の四脚が出てきて攻撃する機械。
「キリングマシーン」
手に盾と鉄球を装備した人型ロボット。頭部はセンサーになっている。
・ミーレス級従魔×? ※街中の至る所で徘徊している。
「ガンドローン」
宙に浮かび索敵し、マシンガンで攻撃してくる。最後は爆発する。
「ワーム」
地中を進み、敵を感知すると頭を出して噛み付いてくる。
「スラッシャー」
空飛ぶ円盤。チェンソーのように外側を高速回転させながら生物をサーチして突っ込んでくる使い捨て兵器。
●特殊ルール
このシナリオのみ「1ラウンド=30秒」と設定し、移動力も同時に3倍になります。
●特別支給品
・ジェットスケート
ライブスを照射し推進力へと変えるローラースケート。起動時、移動力+15、命中半減。起動のオンオフはサブアクション。
※移動力の追加は移動の基礎値になります。よって例えば移動力が元々5のPCは
{(5+15)×3=60}で最終的な1ラウンドの移動距離は「60」となります。
マスターより
ケントゥリオ級愚神メタリオや様々な従魔達の攻撃を掻い潜って魔法陣を破壊するミッションになります。
なお、移動やラウンドに特殊ルールがありますので、お気を付けください。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/10/23 19:55
参加者
掲示板
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パスワード再構築 破壊相談所
最終発言2016/10/12 12:41:45 -
質問卓
最終発言2016/10/11 14:11:28 -
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/10/12 11:33:12