本部
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 10人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/09/16 07:30
- 完成予定
- 2016/09/25 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/13 12:13:11 -
相談卓
最終発言2016/09/16 02:02:24
オープニング
●発端
それは事の起こる数日前の事。
「テーブルトークRPGですか?」
「そーなの。誘われたのよ」
テーブルに座り、ジェイソン・ブリッツ(az0023)の作る食事を待ちながらリラ(az0023hero001)がそう告げた。
「随分珍しいゲームに誘われましたね」
「グロリア社の新作何ですって。リラみたいに魔法のある世界から来た英雄にも感想が聞きたいって」
「……まあ、確かにリアリティの参考にはなりそうですね」
「リラは元の世界の事、ほとんど覚えてないんだけどねぇ。テーブルトークRPGっていうのもやった事ないし、大丈夫かしら」
足をぶらぶらとしながらうーんと眉を顰める。
「私はやったことは無いですが、面白いと聞いた事はあります。素直な気持ちで楽しんでくればそれでいいのですよ、モニターというのは」
「そーねぇ。うふふ、楽しみにしてるわ」
そう言って朗らかに笑うリラ。
世界中でテーブルトークTRPGを媒体にドロップゾーンが展開されたのはその二日後の事である。
●悔恨
「馬鹿な……!」
眠り続けるリラのベッドの横でジェイソンがきつく拳を握り、悔恨の表情を浮かべる。
あの時に止められたのではないか?
考えても意味のない後悔が脳裏に浮かぶ。そんなことは未来の分からぬこの身には不可能と知っていても考えてしまうのだ。
「落ち着いて、ジェイソン。まだいくらでも助ける方法はあるから」
付き添いで来ていたH.O.P.E.技術研究課の同僚のリリイ レイドール(az0048hero001)が慰めるように背中を叩く。
「まずは西大寺のお嬢さんと話し合いだね。お互い協力できるところは協力して行かないと」
リリイがスマホを取り出し、相棒の連絡先を検索する。スケジュールの調停役としては自分の相棒ほど頼りになる人物をリリイは知らない。
「こういう時の為に私達は常に研究してるんでしょ? 取り返そう、リラを」
スマホを耳元に当てながらジェイソンにそう呼び掛ける。ジェイソンは固く瞑っていた目をゆっくりと開き、そして強い意志と共に呟いた。
「ええ、必ず」
必ずこのドロップゾーンを破壊する。その決意を胸にジェイソンはリラの眠るその部屋を後にした。
●紫の魔女
「……」
濃霧の立ち込める薄暗い森の中に一人の女性が立ちすくんでいる。
ここはどこだろう。
森だ、という事以外何も分からない。
私は誰だろう。
誰だったか……。確か「紫の魔女」と呼ばれていた気がする。
何で私はここに立っているのだろう。
それは分かる。私は「このシナリオのボス」だ。
挑んでくる冒険者どもをなぎ倒し、蹂躙し、打ち倒す。それが私の役目。
誰が来ようともこの「紫の魔女」の名の元にひれ伏すがいい。
「私は……『紫の魔女』。『このシナリオのボス』……」
冒険者がいなければボスはボス足りえない。うわ言の様に呟きながら、魔女はトボトボと冒険者を探し歩き出した。
解説
●目的《一般人救助》
『紫の魔女』を打ち倒しシナリオをクリアし、リラの精神を解き放つ。
●敵
『紫の魔女』
ドロップゾーン内部でNPC化してしまったリラの精神。彼女の精神とNPCの設定が混ざった為か、以前の姿に近い大人の女性の姿になっている。
このシナリオにおけるボスの役割を担っており、彼女を倒さない限りクリアは出来ない。
魔力に優れており、範囲攻撃と状態異常が得意である。物理攻撃力は皆無に等しいが、防御力に関しては魔力でブーストしているようだ。
NPCだが意識自体は混濁しつつも持っており、ある程度会話は可能なようである。
・主要スキル
《フレア》:範囲5で巨大なクレーターを作るほどの強烈な爆発を発生させる。連発は出来ず、一度使うと1ターンのクールタイムが必要になる。
《サンダーソード》:直線10の電撃攻撃。対抗判定[命中対回避]で勝利すると、【BS衝撃】を付与する。
《アイスミスト》:自分を中心に範囲4で冷気の霧を発生させ、体を凍てつかせる。二回特殊抵抗判定を行い、それぞれ【BS減退(2)】と【BS劣化(命中・回避)】を付与する。このスキルそのものにダメージはない。
《ミサイルショット》:多数の魔力弾を生みだし、敵をロックオンし放つ。最大5体までロックオンでき、命中精度は高い。射程1~20。ロックオン数が多ければ多いほど威力は下がる。
《ミラージュボム》:実体のないリラの幻影を三つ作り出す。幻影はダメージを受けると範囲2で爆発を起こす。
ガーゴイル ×2
『紫の魔女』が召喚した使い魔。
元は石像であり物理攻防は共に高く、動きもそれなりに素早い。羽根が付いているが、飛行能力は1m程度浮かび上がれる程度である。
●状況
テーブルトークRPGのドロップゾーン内部である。
元々木の生い茂る森であり、さらに濃霧が立ち込めていて視界は非常に悪い。
明るさに関しては視界に影響があるほどではない。
マスターより
という訳でリラの救出兼討伐シナリオとなります。
NPCがNPC化するという文字にするとややこしい事態ですが、どうか彼女を救っていただければと思います。
ドロップゾーン内部で『紫の魔女』を倒しても、リラ本体には影響はないのでご安心ください。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/09/28 21:45
参加者
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/09/13 12:13:11 -
相談卓
最終発言2016/09/16 02:02:24