本部
我が身、ただ仇が為に
- 形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
-
- 能力者
- 10人 / 4~10人
- 英雄
- 9人 / 0~10人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- 締切
- 2016/07/25 07:30
- 完成予定
- 2016/08/03 07:30
掲示板
-
依頼前の挨拶スレッド
最終発言2016/07/23 14:43:08 -
相談卓
最終発言2016/07/25 05:38:15
オープニング
●敵影
「ヴィラン達の集まりが潰されてる?」
「そーみたい。ここ一週間で三つだってさ」
H.O.P.E.社内で流通する情報共有の為のメールに目を通しながらリリイ レイドール(az0048hero001)が奥山 俊夫 (az0048)に話しかける。
「正義の味方のつもりなのかねぇ?」
「潰されてるというのはどういう状態なんだ。死人が出てるのか?」
「うん、被害はまちまちだけど、死人もいるって」
「生存者の証言は?」
「……俊夫さぁ。気になるなら自分で調べなよ……」
文句を言いつつもパソコンを操作し、H.O.P.E.のデータにアクセスして情報を取得する。
「うーん、いつもの溜まり場にいるところを、電気を消し視界を奪ってから襲撃。気付いた時には全滅状態……」
「姿すら掴めない、か。手際が良すぎるな」
ヴィランはリンカーだ。戦闘能力もそれなりにある。常に共鳴しているわけでもないだろうが、それにしても瞬殺過ぎる話だ。
「あ、待って。一つだけ情報がある。あ、これって……」
「ん? どうした?」
「黒ずくめの忍者のような影……まさか……」
心当たりのある目撃談に思わずリリイは言葉を失った。
●二つの影
「頭領、傷の具合は如何でありましょう」
「二乃影……」
人の寝静まった深夜。町を見下ろす高層マンションの屋上に二つの影が立つ。少し余裕のある黒い装束で全身を覆い、顔も覆面で目元以外はほとんどを隠している。一目見れば誰でもこう呼ぶだろう。忍者、と。
「傷はほぼ癒えた。力の蓄えも上々だ。おかげでな」
「勿体なきお言葉」
二乃影と呼ばれた忍者が頭を下げ、自身の刀を抜き頭領に向け掲げる。
「先日集めた霊力で御座います」
「うむ」
二乃影から頭領へ相当量のライヴスが移り込んでいく。
「そちらの様子はどうだ」
「やはり悪党相手では動きが鈍くなるという頭領の読みに間違いは御座いませんでした。今暫く動けるものと踏んでおります」
「そうか。では、引き続き頼む」
「御意」
その言葉だけを残して影が消える。屋上にはただ一人直立する忍者の姿が残された。
「――我が身、ただ仇が為に」
●作戦概要
「えー、というわけで、ローラー作戦です」
リリイが大型ディスプレイに地図を表示してエージェント達に説明を始める。
「とにかく、虱潰しにヴィランの集まりを張ります。皆さんに担当してもらうのはこちら、『Hedgehog』です」
ディスプレイから地図が消え、数人の顔写真と名前が表示される。
「まあ、大層な名前がついてますけど、対して大きいグループじゃないです。確認されてるリンカーの数は4、5名程度。皆さんであれば制圧は簡単でしょう。ですが……」
コンコンとディスプレイを叩く。すると『Hedgehog』の写真の上に一枚のビルの写真が表示される。
「今回の目的はヴィランを襲撃していると思われる愚神の撃破です。特徴から先日ビジネスビルに出現した愚神の生き残りと思われますが確証はまだありません。ですから、この愚神が現れるまではこのヴィラン達を捕らえてはなりません。このグループのたまり場はちょっと広めのゲームセンター。皆さんには連日ここを見張り、愚神が出てきた場合これに対処してください。質問があればどうぞ」
説明を終え、ディスプレイを切るリリイ。
『Hedgehog』が愚神に襲われる十時間前の事である。
解説
●敵
・デクリオ級愚神『二乃影』
忍者の姿をした愚神。素早い動きと正確無比な苦無投げを得意としている。ドロップゾーン内部でない為、以前のような瞬間移動能力は無いと思われるが、二乃影自身は集めたライヴスによって強化されている可能性が高い。
テレポートショット相当の攻撃、足を止めての連続苦無投げなどが、前回戦闘時の主な脅威として記録されている。ただ、以前は使わなかった、あるいはそれから習得した攻撃手段を持っている可能性もある。
忍者だけあって気配察知と隠密能力にはかなり優れている。
※PL情報
ヴィランを襲撃し、ライヴスを奪い持ち帰るのが目的。H.O.P.E.には敵意を抱いているが性格は至って冷静なので、エージェント達を見てどういう行動をとるかは未知数。
形勢が悪いと判断すると撤退を検討するが、追跡をされる可能性があるならその場での討ち死にを選択する。頭領の元へ敵を連れて帰らないのが最優先事項。
・ヴィランチーム『Hedgehog』
小規模ヴィランチーム。所属するリンカーは5名。総員は10名前後。
ドレッドノートが多いようだが、細かい内訳は判明していない。
当然だがH.O.P.E.とは敵対しており、またリーダーであるリンカーはそこそこ疑い深い性格である。
連日のヴィラン襲撃は聞いているので多少警戒はしているようだ。
●状況・作戦
ヴィラン達の溜まり場のゲームセンターを見張れる場所で待機し、任意のタイミングで突入する。
ゲームセンター内はそこそこ広い1フロアだが、大小様々な筐体がひしめいており、視界と足場はあまり良くない。
周辺はビジネス街で夜に人はまずいない。
※PL情報
二乃影の襲撃は午前1時。まず、忍術で一帯の電気関係の一切をショートさせる。そして、窓から突入。状況を確認し、一体ずつ処理。全滅させたら撤退を開始する。細かい生死の確認はしないようだ。
突入のタイミングは一任します。
マスターより
五影関連シナリオ。ヴィランと愚神の三つ巴戦となります。以前の戦闘について知りたい方は『我ら五影、一切の不法を赦さず』をご参照ください。もちろん知らなくてもなんの問題もありません。
ヴィランに関してどういうスタンスを取るかはお任せいたしますが、積極的殺害だけは禁止とさせていただきます。
では、よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中 納品日時 2016/08/04 19:40
参加者
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最終発言2016/07/23 14:43:08 -
相談卓
最終発言2016/07/25 05:38:15